倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈善光寺花キャンパス 花爛漫〉

2009-05-02 | インポート

5/2 Sat.  [ 本日の起床時刻 5:20 AM ]

善光寺花回廊「花キャンパス」に参加しました。

 

今日は、GWの恒例イベントである「花キャンバス」の作成作業にボランティア参加させていただきました。                                                                    

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この花キャンバスは、さかのぼること2002年、善光寺門前の大門町中央通りで行われた、道に花びらを敷き詰める「インフィオラータ」から始まったイベントで、現在はやや縮小された規模の「花キャンバス」として行われています。

確か私は、2007年からボランティアで参加して以来、毎年楽しませていただいておりますが、参加チームも変遷を経て、今年から張り切りママの小平サン率いる女性ばかり8人ほどのチームに登録しています。

今年の会場は、御開帳の都合で、昭和通りの交差点にある「トイーゴ広場」で行われました。朝イチの業務でやや遅れて到着すると、広場は大勢のボランティの市民が車座になり、富山から送られてきたチューリップの花の「もぎり作業」に取り組んでいます。(ちなみにこのチューリップは、球根育成のための間引きで切り取られた‘リユース花,です)

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普段は全く交流がないのに、この「花キャンバス」の日に限ってはどこからともなくメンバーが集まり「ド~モ久しぶり!」のあいさつもそこそこに作業に取りかかります。

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それぞれのグループを見渡すと、いたいた、1年ぶりの皆さんが、相変わらず楽しそうな雰囲気で会話を交わしながら作業を進めていました。

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「おはようございます ^^」「あら久しぶり」…1年ぶりの会話はそこまで(^^)さっそく私も作業の輪に入り、黙々と作業に励んだところです。

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このもぎり作業にはちょっとしたコツがあります。茎と花をつまんで両方から押し込むとアラ不思議、花びらだけがハラリと外れます。

根気のいる作業ですが、みんなで世間話などをしているうちに、いつの間にか箱はキレイな花びらで一杯になりました。

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花キャンバスは、あらかじめ応募した図案を、主催者側が実物大に拡大してくれ、その上に指定された色の花びらを敷き詰めます。

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線だけで描かれた図案からは想像もできませんが、これがついこないだまで咲いていた花びらで飾られると、何とも温かみのある作品となるのです。

さ~てこれから…というところで、ワタクシ所用があり中座を余儀なくされ、1時間後に戻ってみるとアラびっくり、去年までは確実に3時間はかかっていた作業が、もう8割方できあがっているではありませんか(@@)

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やはり場数を踏んだ皆さん、作業もスピードアップしていたのでした。

せっかく現場復帰したので、私も作業の輪に加わりました。花びらの重なり具合に注意を払いながら着実作業を心がけます。

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もうすっかり花キャンバスにハマってしまい、今やチームの監督に就任した(^^)小平サンは、全体を見渡して細かい指示を飛ばします。

これがまたウルサイ…いやニギヤカなこと ^^;

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作業も佳境に入り、完成イメージイラストで確認しつつ、重なりの向きにも気を配りながら花びらや木チップを敷き詰めます。

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ある程度飾りが済むと、本部ボラの方に「水糊(ノリ)」を吹き付けていただき、風による飛散を防ぎます。

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そうこうしているうちに作品が完成、小平カントクはまだ細部にこだわりがおありのようでしたが、キリがないのでとりあえず記念写真を撮っていただきました。

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今年の作品は「DOSOJIN EGG」伺えば小平カントクの長女サンが図案を手がけたそうで、男女のタマゴ型の道祖神チャンが仲良くより添っているものです。

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今年の作品は、沿道の皆さんからもひときわ目を引くものに仕上がりました。

というのも、この花キャンバスのデザインで大切なのは「分かり易く、色のコントラストがハッキリしていること」で、まさに今年の作品は、赤や黄色をふんだんに使い、シンプルなデザインが一層色合いを際だたせています。

キャンキャンの小平カントクのご令嬢とは思えない(といえばシツレイですか ^^)緻密に計算されたイイ作品となりました。

さらに、作品の傍らにはいくつもの、石に描かれた道祖神のイラストがあり、モチーフの意図を観る者に伝える重要な役割を演じていました。

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あんまり上手なので「誰が作ったの?」と聞くと、何と小平カントクのゴ主人とのこと(@@)

ホント小平カントク、ご家族に恵まれていますね(^^)

市内では他のゾーンでも花回廊が展開されており、権堂の秋葉神社前では、ポットによる花のアートが展開されていました。

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また、中央通りでは、セントラルスクエア前で、市内の小中学校によるプランターのテーマ展示もされていたところです。

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ところで、セントラルスクエアの展示ブースに見覚えのあるカオが…フロアホッケーなどで親交の深い、授産施設「エコーンファミリー」の小池サンでした。

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この機会を活かし、施設で作ったおいしい豆腐を販売しているとのこと、そのおいしさを知る私は、早速4丁ほど購入させていただき、実家の土産にさせていただきました。

夕方、再びトイーゴ広場に寄ってみると、本部作品も併せて広場中がみごとな花キャンバスになっていました。

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わがチームの作品には、何人かの通行人が足を止め「へェ~、道祖神…よくできてるねェ」「かわいいねェ」などと感心しながら見入っています。

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この声を仲間のみんなに録音して聞かせてあげたいと思いました(^^)

ところで、私たち参加者は、ワーッと集まってワーッと作るだけですが、花の手配から会場の確保、当日の段取りから撤収の計画まで微細に亘り運営される「花キャン事務局」のスタッフのご尽力はいかばかりかと思います。チョイの間参加の者として、改めて敬意と感謝を表させていただきます。

花キャン事務局

   花キャン事務局

市民ひとりひとりが集い、一つの作品をつくりあげるこの「花キャンバス」単なる造形作業を超えた、心合わせの大切な要素を担っているような気がします。今後の市民によるさまざまな活動においても、共通認識を持って、助け合いながら目標に向かって進む、その意識づけが何より大切、と改めて気づかせてくれたひとときでした。