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あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

今後の予定※メモ

2011-10-17 | トレイルラン
東京マラソンの抽選落ちの記録更新やUTMFの再エントリーなどあったので、
今後の予定と結果を更新。

<結果と今後の予定※メモ>
7/3   北丹沢12時間耐久レース     完走  8時間48分
7/17  おんたけウルトラトレイル100K 完走 16時間49分
9/24  信越五岳トレイルランニングレース 完走 19時間48分

10/22 日本山岳耐久レース
12/18 神宮外苑EKIDEN ※心折れ部ではないです
1/15  新宿シティハーフマラソン
2/18  三浦半島縦断トレイルラン
5/18  UTMF
8月    UTMB ※抽選に当れば。はずれたら2013年

UTMF開催となり、2月の三浦半島縦断以外にロングトレイルをいれておきたいが、
春先はロングが少ないし、春のハセツネといわれる難易度のOSJ奥久慈トレイル50K
くらいしかないのが実情か。
サイフとの相談だな、UTMFに加え、抽選に当ればUTMB参加だし。

来年の目標は「100マイル完走」。
この目標を達成するために、UTMF・UTMBを想定している。
おんたけウルトラトレイル100マイルは、参加資格がない(キッパリ)

2011信越五岳トレイル110K 参戦日記4

2011-10-02 | トレイルラン
【5A~6A】
階段を登り、林道に入る。
ペーサーを同行したチームIBUKIの方と併走する。

併走にながら話したことで記憶にあるのが、「トラ経験者はトレイルでも強い」
心折れ部でいうと、寺さんと保谷さん。
ランニング専門で練習していても週3回が限度(あたしの場合は、週末だけですが)
それに加えて、バイクとスイムの練習できてるのはスゴイ、自分にはできねぇ~とのこと。

このステージのポイントは、黒姫のピークをいかに明るいうちに越えるかだ。
登りがきつくなる区間になると、トレイルがぬかるみ、一部沢と同化していた。

本格的な地図読みと異なるが、トレイルのコースを読むとき、森林限界以下で
北側に面する部分は日陰となるため、トレイルが悪い場合が多い。
また、水が豊富な山であれば、ぬかるみも多い。

とにかく足のよい部分を見つけて進む。
ペーサー利用の場合、ペーサーが後ろや前からトレイルを照らし、選手をうまく先導していた。
荷物を持ってもらう以外にもうまい方法だと思う。

戦略どおり日暮れ前にピークを越えた。
あとは下りだが、ぬかるみに岩場がまざり手ごわい。足の子指にもダメージが重なり、痛い。
足の残りもなく、思ったよりもペースアップできない。
鏡池まではライトなしでいけると思ったが、無理。
途中でハンドライトを出して下るが、ヘッドライトも装着し歩いて下る。

鏡池で金光さんが、女性のランナーの方と追いついてきた。
ペーサーもなく団子状態で走ろうと提案をもらうが、登りで差がでてしまう。

女性のランナーの方いわく「登り速いね」とのことだが、蚊取り線香さん直伝の登りテクニックが
あるのと、スピード力のない自分にとっての強みはレース後半でも行動し続けつることができる、
登りでもペースがあまり落ちない持久力だと思う。

戸隠神社のフラットなトレイルが見えるまでが長かった。
フラットになると金光さんが速い。
抜かされるとき、鏑木節で「グッドラック!」きたか~www

来年に向けての課題は、6Aまでをどれだけ明るいうちに速く進めるかだ。
夜間走行に加え、足場が悪い黒姫が隠れたボスキャラだ。

【6A~8A】
戸隠神社の参道でペースと距離を確認しながら歩いていると、脇の側溝に落ちた(笑)
思った以上にダメージと疲労が蓄積されていたのかもしれないが、運よく靴が濡れただけですんだ。
イージーミスだが、運がついてきている。
参道を抜けたらアスファルトかと思ったが、脇に抜けて森林公園?のような場所がコースだった。
板を這わせた山道で走りやすいが、滑りやすくもある。
また、トレイルにはいると相変わらずぬかるみが酷い、足でへこんだトレイルに沢の水がたまり
足をおける部分も少ない。

ぬかるみは足だけでなく、滑らないように神経を使う、夜間はなおさらだ。
ここの沢を渡る場所で、体重のバランスをくずし、危うく落ちかけた。

6・7・8はエイドが近接しているのは、コース自体がダレるわりにキツイ部分になるからだと思う。
逆にロードが強い人には、この区間は8Aまでに足をつかっていても、しっかり走ることができる。
走るのが苦手なあたしでもここのロードはしっかりと走ることができた。

アスファルト部分ではRUNDMJのリリックメッセージを発見!?毎度、レースで残してるのかな?

また、サプライズで寿司のシャリ部分(米玉?)がエイドに準備されはじめた。
UTMBのスープにパンを浸す食べ方と同様に、コンソメスープや味噌汁に米玉を入れ、
即席おじやにし食べる、美味い。
固形物をしっかりと食べること、一度に多くではなく、ちょうどいい量をこまめにに食べ続ける
こともロングトレイルを走るきるためには重要。

「腹が減っては戦はできぬ」

8Aが近づく、スキー場のナイター営業用のライトをつけているようで、地獄の黙示録のジャングルの
補給基地のような光が温かくまぶしい。

心折れ部に合流。ちょうど坊がミルクを飲ませようとしていたが、読み戻してくれた。
評判のそばをしっかりと3杯(笑)食べて、最後の登り瑪瑙山を目指す。

【8A~ゴール】
事前に石川選手のコース説明で聞いていたが、瑪瑙山への登りは2回山場があり、
前半は道が悪い、そのあとゲレンデ直登となる。
この区間でハンドライトの光量が減ってきたが、ゴールも近いことからそのママにした。

今回使ったライトは、

GENTOSデルタピーク233 GENTOS閃325

ヘッドライトは160ルーイン、CCCやハセツネで使用しているMIOXPベルトに比べて照射角が狭い。
今回、ストック使用禁止ということもあり、はじめてハンドライトを使ったが下りでかなり好調。
いままで使ってなかったのが(苦笑)
だが単4×4本で150ルーインを出力しているためか、電池の持ちが悪いような。
それと、ストラップをWiiのコントローラーのストラップように、調整用のパーツで締めることが
できるようにした。落ちないようにするだけでなく、ちょっとしたときに両手が使えるのも○

ジェントスといえば、ハセツネ定番のヘッドウォーズの新商品で200ルーイン(実用点灯時間10時間)
が出たが、UTMFのときなどこちらを試すのもアリか。

このコースで難儀したのが、ゲレンデ直登部分。
標識が見えない上に、霧が発生し位置がわからなくなった。
後続のランナーに正しいのか確認しながら進むが、ゲレンデ部分は広いため、蛇行したり、
通常ルートがわからず、足場の悪い場所を進んでいたようだ。

いままで参加したトレイルのレースは、たいがい後半になると標識が少なくなるような気がするが気のせいか。

瑪瑙山の山頂にでて、今度は直下となる。
足の指が痛く、下りは走ることができなし、歩きながら下るきるが、10名近くのランナーに抜かれる。
結果として8A~ゴールまで平均で3時間程度とのことだが、4時間程度かかった。
また、最後の登り返しは、シングルトラックに近い、石段状だった記憶が。
ゲレンデなどに比べて上りやすいが、暗闇の中で登り切る場所がみえないため、神経的にキリキリくる。

登りきり、そして下りきると、最後の給水ポイント。
事前にここではコーンスープが出ると聞いていたが、コンソメスープの間違い、楽しみにしていただけに残念。

そして、最後の9.5Kの林道区間に入る。
迷うことはないし、過去に迷った人はいないとのことだが、標識が少ないし、前後のランナーが有無のため、
不安になる区間。1K走って500m歩くなどの作戦をとったが、実際には100m走って200m歩くなどの
かなりメチャクチャな進み方だったと思う。

だって、あとは平坦と下りといわれても、ぜったい微妙に登っている場所が多いって!この林道。

頭の中は「早くゴールしたい」の一点だけだ。

ラスト3Kのところで係りの人がいて距離を教えてもらう。
時間をみれば、20時間は切ることができるし、ゴールまで全力を尽くす。
林道が終わり、そして、ゴールへ。


*写真は寺さんから拝借

心折れ部の計らいで、連れと坊、そしてベビーカー&フラッグ。
激走!モンブランのベビーカーゴールwwwwww再現、きたかwww
ゴール時間/19時間48分



*写真は心折れ部から拝借

仲間と一緒にこのレースを楽しみつくし、無事にゴールできたこと。

週末は山にでかけてトレーニングをしていることしか伝えていなかった連れと坊に実際のトレイルレースを
目で肌で一緒に楽しめたこと、一緒にゴールを切れたこと、すべてがうれしかった。


*写真は心折れ部から拝借

心折れ部の皆さん、suuさんやjunさん、noriさんkoichiさんをはじめトレイルを通じ知り合った仲間たち
お疲れ様でした。すげーーーー、楽しかったです!!!

2011信越五岳トレイル110K 参戦日記3

2011-09-30 | トレイルラン
【3A~4A】
下り終わって3Aに入る。
心折れ部応援隊から今の部内の位置を確認。寺さん最上さんが先行しているとのこと。
自分より上位に食い込む面々がおらず、やはり焦ってスピードを上げすぎた感もあるが、
坊と連れも元気そうだし、自分の体調もいい。

昨年は暑すぎたという、河川敷の前に、冷しトマトを喰らいつきカラダを冷す。
昨年の噂を聞き、前週の暑い中、ハセツネコース~高尾までを走り、
暑さに対応できるカラダに戻してきたので、あとは心が折れないか?だ。
気候に対する抵抗力は、事前に合わせていかないと本番でアクシデントを生む原因。
特に、春~夏に変るときでは、まだカラダが夏用になっていないため、夏本番に比べ、
発汗量も多く、汗も濃く、水の消費も多い。
夏~冬は寒さ対策なのでなんとかなるが、春~夏のトレイルでは注意したい。


*心折れ部アルバムから写真を拝借

3A河原を延々と走る。途中の傾斜がきつくなったら歩くが、河原が終われば、
さらに傾斜の強いロードに入るので、もくもくと走るか早足。
ここはガマン比べだが、下りでもなく、登りでもない。走りやすい砂利道。
確実に刻んでいく修行の旅モードだ。

昨年おんたけUで、ハッシーさんに言われた「俺達の本番はここじゃない。UTMBだぞ。」が頭とよぎる。

国内最長を完走できなくて、UTMBは完走できるわけがない。
完走できればいいのではない。エントリーポイントはすでに持っている。
自分で妄想し組み立てたレース戦略を、本番で実行できるカラダとアタマなのかだ。
そして、状況に応じて、最適な方法に考え、選択し、実行できるかだ。

砂利道が終り、急なロードを抜け山道に入る。ここで、偶然アフロさんと併走することとなった。
走れるトレイルだが、ちょうど足が重くなる距離や場面。
どこ住んでるの?どのあたり走りいくの?とか、ガーミンだと最高点を過ぎたはずだけど、まだ登ってるwww
なんて話してジョグに近いペースで走った。
※レース中かなり無愛想で、アフロさんスイマセン。集中しちゃうとダメなんですよ。

4Aにつき心折れ部アシスト隊に合流。
笹寿司をたべつつ、ちょうどsuuさんが着たので記念に写真を2枚ほど。
連れ曰く、このときのsuuさんとの写真が今回のベストショットらしい。

トレイルという競技の特性から、ゴールやスタートを連れや坊に見せ難いのが難だったが、
今回はどんな大会の空気の下、どんな走りで、どんなものを食べて、全てではないが
見せることができた。
連れの話だと、武道館の臭い、それも、夏に2日くらい放置した柔道着の臭いとのことww

【4A~5A】
ここは、スイッチバックの滑る苔むした岩場下り、つり橋(うる覚え)、水力発電の大型
パイプの横を延々とスイッチバックで登るの難関。

ここでアクシデント。
シューズについた泥で岩場ですべり、足首を曲げすぎたことで痛みだし、
足の小指が岩にあたって強い痛みを感じてきた。
立ち止まり、シューズ底の泥を落とし、痛み止めを飲む。
薬は効くまでに時間がかかる、この先は登りがきつくなるので負担もかかる。
事前に飲んでおき、さらにきつくなる場面の前には効いて来る様にしておきたい。

ちゃくちゃくと進むが、乙見湖に入ってからがキャンプ場あり~の、
キャンプ場の裏道ぽいところ(ここが石が多く足底には痛い)あり~ので長い。

足の小指をきししつつ、5Aに転がり込んだ。

5Aでは、シャンペのような大エイドとなる。温かいフードもあり食べる。
心折れ部と家族がまっている。うれしい。

心折れ部の共通言葉で、激走!モンブランの鏑木ワードがある。
「氷つかって!」で金光さんが氷で足を冷すし、金光さんに抜かされたときも
「グッドラック!」とくる。

5Aで何をしたかといえば、

・夜間走行用にハンドライト・ヘッドライトの装備
・長袖(アンダーアーマ)を着る
・後半用のジェル補充
・i-podを装備
・BUFF・ハンカチの交換
・ガーミン310の充電(計測しながらでもエネループから充電可能) 

くらいで、あとはしっかりとエイドとアシストのフードを食べ、足(特に足首と膝)に
エアサロンパスを吹いた。

トレイルや自分の状況が読めないので、着替え一式、替えのシューズもドロップに預けたが、
調子がいいのと、ファイントラックのフラッドラッシュ®スキンメッシュの撥水効果で、
汗冷えもしない。また、インナー(ブリーフタイプ)で汗による叉ズレもない。
ウェアを乾かし、buffだけは塩っぽいので後半用に変更。

レース後半の肝は、黒姫山のコース上ピークと瑪瑙山山頂のWピーク越えだ。

ハセツネもそうだが、いくら自信がある楽しいといっても、明るい昼間に比べ、
夜間走行になればペースが落ちるし、走る以外のルート探しや足場確保などで、
神経を使うことになる。

自分の脚力ではここで夕方。
なるべく速く、そして明るいうちに黒姫を越えれば、また戦略もタイムも変ってくる。
この考えはチームIBUKIの方とも同じだったような気がする。
アフロさんに明るいうちに越えれば、18時間台も目じゃないとかいったようなw

事前のタイム予測では、5Aアウトが17:00近かったが、実際は15:30程度と
貯金もあったが、
ガーミンの充電が70%になるのを待ち(5Aまでで45%残量、70%まで回復させればゴールまでもつ)
明るいうちになるべく前に進むため出発した。


続きます

2011信越五岳トレイル110K 参戦日記 2

2011-09-30 | トレイルラン
【大会前日~スタート】
新幹線で移動。15:00の移動バスを予約したがバスの台数も多く快適だった。
前日の会場では、ウェルカムパーティも兼ねて、和太鼓などの催し物もあるが、
次の日のレースを考えると、宿泊する宿の立地により早めにきりあげたほうがよい。

うれしかったのは、アシスト(連れと坊)のIDカードもしっかりと用意されていたこと。
こういう小道具を手抜きなしに用意しておくことは、「一緒に参加する」意識が高まる。
それと、昨年のUTMBの際まだお腹にいた坊を、sasashinさんや幸福さん・男塾や乙女塾の
顔見知りの方々、アンさん・junさん&suuさん夫妻たちにご挨拶できた。
ハセツネ同様にウルトラトレイル好きな方々が集まる集会のようなものなので、
レースを前日に控えてもこの空間を大事にしたいと思う。

宿にもどり22:30に就寝。
興奮してか1時間おきに目を覚ますが、ビールを飲み横につく。
ぜんぜん眠れなかったおんたけウルトラに比べれば、少しでも寝ることができたとことが、
肉体的より精神的なアドバンテージがある気がする。

3時起床。準備をし会場に向かう。
前日、ご挨拶できなかった心折れ部アシスト隊とも合流。
今回ペーサーのアカシさん達から、連れと坊は大丈夫との頼もしい言葉が。
最上さん、エディさん、前田さん、金さん、女王、保谷さん、寺さんとスタート地点に
に向ったが、最前列から10mくらいのかなり前の位置。
脇には泣く子も黙る(笑)DMJさんたちもいる。
完走狙いなのにこの位置でいいのかなぁ、なんて考えているうちにスタートとなった。

【スタート~1A】



ここの区間は1K/7分で計算していた。
もっと押さえることもあるし、結果としても押さえた方がよかったが、
スタート直後は興奮からまわりのペースも速い。流れに任せる。
1Aの途中で蜂に刺された人多数。運よく刺されなかったが、嫌いな山のいきものリスト
「ヘビ」「ヒル」に、「ハチ」が加わったことは言うまでもない。
ここの区間では、登り下りともに快調に走れトレイルで、わたしより実力ある走友より
も先行した区間だが、あとあと考えると、3A手前過ぎから徐々に抜かれていった。
どれだけはやる気持ちとフレッシュな足を抑えるかがスタート時のカギだと思う。

【1A~2A】



斑尾山の登り手前にエイドステーション(1A)がある。
チップスターをはじめてエイドで食べたが、美味しい。
なぜ湖池屋でなくチップスターなのかはわからないが。
斑尾山の登りは、このレースでも数少ない急な登りとなるが、キタタンなどのコースに
慣れていればゆるく感じる。なんて油断していたら、ニセピークで写真を撮っている際に、
携帯電話を落とし、ストラップがロスト(涙)本体よりはよいか。
斑尾山山頂から走りやすい区間が少し続くが、スキー場ゲレンデの直下が2Aまで長く続く。

自重するだけでなく、使う足の場所を変えたり、細かくスイッチバックしたり、
平らな場所を探して足を置く、歩幅を短くするなど温存策を取る。
この区間で、TDS完走のsasashinさんにあったが足捌きが巧い、さすが!

このレースはスキー場の直登・直下の区間も多く、これらのステージのダメージを
どれだけ回避するか(とばすでなく)が完走のポイントに思う。

【2A~3A】
ここでアシストポイント。
心折れ部の黄色いフラッグがまぶしい。
エディさんや女王が先行していると思いきや、抜かしていたようだ。とばし過ぎたか。
エイドでは幸福さんがボラをしており、固形物を補給。

エイドでは、ムサシ1~3杯/コーラ1~2杯/固形物(じゃがいも・チップスター・
米・そばなど)を取った。自前のジェル・水を被らずに、シャリバテが回避できるものを
積極的にとる。
食べすぎもよくないが、ジェルによるカロリー補給と空腹感を満たす食事は別物。
胃も強くないとロングはキツイ。よく、ウルトラランナーの練習で「食べながら走る」こと
をすると聞くが、必要だと思う。食べられなければハンガーノックもあるが、シャリバテ
による空腹感から胃へのダメージや苦痛の方もキツイ。
それと、パワーバーはどうもアメリカンな甘ったるさと、歯にくっつくネチャネチャ感が
あって苦手。コンソメ味でもよいので、しゅっぱい味は発売されないものか。

袴岳までは走りやすいトレイルの印象だったが、前日の雨で泥沼だけでなく沢と同化した
トレイルも多い。苦戦している間に、どんどん抜かれる。
転ばないようにといより、足をとられてひねらないようにと考えたが、こういう悪路での
アグレッシブさがないところが弱点なのだろうか。
それとも自重しきれないことでのロスなのか。

袴岳山頂につくころには、30分程度あった貯金はゼロ。
ここからはコース内で最長8.5Kの下り。
ここの区間は9分/キロの守りぺースを考えていたが、前半のハセツネ前半部の下りに似た
シングルトラックを抜ければ、林道に出てしまう。
体重や力を分散し、膝・足首に力が集中しないように8分~7分/キロにペースアップし、先をいそぐ。
貯金がなくなるとあせるのは、貧乏性だからかな(苦)

廃墟の山荘(△屋根がいい味をだしている)を抜ければ3A。
ロードに出てからだれたが、後日VTRを確認するといい感じに走れている。

3Aは38.5K。全コースの約1/3だが、ここからコースが全体的に登り基調が続く。

参戦記も③に続く。

2011信越五岳トレイル110K、参戦日記1

2011-09-28 | トレイルラン


参戦日記です。

連れと坊と初めてレースに同行したのだが、アシストポイントなどの移動手段が自前または公共機関、
出身がグンマーなので、公共機関もアレな地域とわかるので慄きをブログに書いたら、
心折れ部のエディさんから速攻で電話があり、心折れ部の応援隊に同乗できるから大丈夫、
安心しろと連絡をもらう。

素直にうれしかった。

子供が騒ぐ&我慢できなくなる可能性もあり、別行動と思っていたが、結果として家族だけでなく
仲間とこのレースを存分に楽しみつくすことができた。本当にありがとう。

今回予想タイムは21時間44分。誤差として、21時間15分~40分くらいかと考えていたが、
19時間48分。タイムは速いもの、8Aからゴールまで通常3時間前後のところ、足の爪へのダメージと
足が終わりに近く、4時間ちかくかかってしまった。

これは、3Aまでの通過時間のラップ設定がスタート当初7分/キロと速いペースにしていたこと、
2A過ぎから鏑木選手に精鋭「鏑木男塾」にぞくぞくと抜かされていたことを考えると、
スタート当初は8分/キロなど自分の予想よりペースを落とし自重する作戦をとらないと
100マイルは攻略できないと思う。

当初、スタート直後はセーブはするが流れに乗り、81K過ぎに足が残っていたら勝負をかけよう
と思ってたが、前半●●キロまでセーブ、その先から勝負、さらに残り●●キロで足が残っていたら,
のような2段、3段かまえのロジに転換しないとUTMBやUTMFは攻略できない、
これは収穫として大きい。

装備に関しては以下のとおり。

<ウェア類>
ファイントラック フラッドラッシュ®スキンメッシュ インナー上下
CW-X スタビライク膝丈+カーフ
キャノンディール サイクルウェア
モンテン ショートパンツ
スマートウール アームウォーマー
injinjiパフォーマンス・ミッドウェイト・ミニクルー ※NEW
足首簡単+アーチテーピング
BUFF

勝負服はサイクルジャージなので、そろそろ痛ジャージでも買って勝負度合いを強めたい(笑)
新しい装備としては、injinjiの秋の新作のパフォーマンス・ミッドウェイト・ミニクルー。
厚手によるショックガード、長距離・水に濡れたときのマメ対策もあり、前週末に購入し即実装したが、
調子がかなりよく、本番でもつかったがかなりよかった。
過去に同社の薄手のタイプを使ったいたがそれよりも丈が少し長めなのもよい。

タイツは長いものではなく、ミドル丈とカーフを併用。なぜかというと、ハムストや膝・足首周りに
エアサロンパスを噴く際にやりやすいからだ。
タイツの上から噴くこともあるが、直に吹いたほうが効果がある。

<補給食>
べスパ5本・・・4本消費
パワージェル系18本・・・12本消費
アミノ酸系6本・・・6本消費
塩飴4個・・・1個消費
ウィダーインゼリー・プロティン1本・・・消費
魚肉ソーセージ・・・消費せず
水 500mlボトル2個<水> エイド5kなどの手前で多く残っていたら片方の水は捨てる

このレースはエイドが充実しているので、OSJクオリティ対応の必要ないと思ってましたが、
ジェルとエイドの食事は別腹としてしっかりと飲むつもりでいた。ただ、後半はダレと疲れで消費できず。
べスパ系はスタート前、30K前後、あとは各関門と思って用意し消費したが、ここぞというときに
もう1本くらい飲んでもよかったかな?と。特に最後の林道9.5Kはダレと疲れで朦朧となったので、
その前、例えば山頂からの下りで飲んでカラダに回ったところで林道に突入するのがベターだったかと思う、
たらればですが。

ボトルは水オンリー。そして、エイドに近い距離までいったら最小限を残して捨て重量を落とす。
水500ML=500gは、ロングトレイルならばのちのち効いてくる重さ。
なるべく軽くして動くことを心がけた。
エイドでも水を捨て交換する。ぬるい水はまずい。人肌なんて真っ平な味だ。
このことも踏まえ、残量がわかりやすく、補給や捨てることも楽なボトル2本スタイルを今回も使った。

<ザック類>
リアクター

リアクターはこのレースには容量が大きすぎるが、信頼できる。
新しいモノよりも、信頼できるモノを選んだ。

<シューズ>
テクニカ ディアブロMAX

トル・デ・ジアン(200マイル)を意識したガード重視&クッション性の高さに加え、
足の出しやすさを追求したモデル。
膝・足首の負担を軽減するためスタートから使用したが、毎回トラブルをおこす膝・足首も
問題をおこさず正解。
足の左右小指の爪(W死亡)に関しては、アーチ落ちの影響もあり、はじめから起こることを想定し、
テーピングを巻いておくべきだった。

このシューズの短所は一枚岩やロードでは噛みが悪く、滑ること。それと水抜けが悪い。
今回の信越では、トレイル率高く&ガレ場も少なく走れるとい大会の特徴もあり、
短所がでることはなかった。
また、ソールが広いため、ぬかるみでも沈みにくかったように感じた。
沈み難い=水溜りでの水の浸入が最小限となり、水抜けの短所も回避できたとのだと思う。

<その他>
家族・仲間

大切な家族・仲間が応援してくれる・待っていてくれる。それだけで、チカラがもらえる。
べスパもパワージェルもいらない。連れと坊、心折れ部応援隊のみんな、トレイルで知り合った
走友達(参加している人も、応援やボラ参加の人も)がいてくれればそれでよかった。
本当にありがとう。