【5A~6A】
階段を登り、林道に入る。
ペーサーを同行したチームIBUKIの方と併走する。
併走にながら話したことで記憶にあるのが、「トラ経験者はトレイルでも強い」
心折れ部でいうと、寺さんと保谷さん。
ランニング専門で練習していても週3回が限度(あたしの場合は、週末だけですが)
それに加えて、バイクとスイムの練習できてるのはスゴイ、自分にはできねぇ~とのこと。
このステージのポイントは、黒姫のピークをいかに明るいうちに越えるかだ。
登りがきつくなる区間になると、トレイルがぬかるみ、一部沢と同化していた。
本格的な地図読みと異なるが、トレイルのコースを読むとき、森林限界以下で
北側に面する部分は日陰となるため、トレイルが悪い場合が多い。
また、水が豊富な山であれば、ぬかるみも多い。
とにかく足のよい部分を見つけて進む。
ペーサー利用の場合、ペーサーが後ろや前からトレイルを照らし、選手をうまく先導していた。
荷物を持ってもらう以外にもうまい方法だと思う。
戦略どおり日暮れ前にピークを越えた。
あとは下りだが、ぬかるみに岩場がまざり手ごわい。足の子指にもダメージが重なり、痛い。
足の残りもなく、思ったよりもペースアップできない。
鏡池まではライトなしでいけると思ったが、無理。
途中でハンドライトを出して下るが、ヘッドライトも装着し歩いて下る。
鏡池で金光さんが、女性のランナーの方と追いついてきた。
ペーサーもなく団子状態で走ろうと提案をもらうが、登りで差がでてしまう。
女性のランナーの方いわく「登り速いね」とのことだが、蚊取り線香さん直伝の登りテクニックが
あるのと、スピード力のない自分にとっての強みはレース後半でも行動し続けつることができる、
登りでもペースがあまり落ちない持久力だと思う。
戸隠神社のフラットなトレイルが見えるまでが長かった。
フラットになると金光さんが速い。
抜かされるとき、鏑木節で「グッドラック!」きたか~www
来年に向けての課題は、6Aまでをどれだけ明るいうちに速く進めるかだ。
夜間走行に加え、足場が悪い黒姫が隠れたボスキャラだ。
【6A~8A】
戸隠神社の参道でペースと距離を確認しながら歩いていると、脇の側溝に落ちた(笑)
思った以上にダメージと疲労が蓄積されていたのかもしれないが、運よく靴が濡れただけですんだ。
イージーミスだが、運がついてきている。
参道を抜けたらアスファルトかと思ったが、脇に抜けて森林公園?のような場所がコースだった。
板を這わせた山道で走りやすいが、滑りやすくもある。
また、トレイルにはいると相変わらずぬかるみが酷い、足でへこんだトレイルに沢の水がたまり
足をおける部分も少ない。
ぬかるみは足だけでなく、滑らないように神経を使う、夜間はなおさらだ。
ここの沢を渡る場所で、体重のバランスをくずし、危うく落ちかけた。
6・7・8はエイドが近接しているのは、コース自体がダレるわりにキツイ部分になるからだと思う。
逆にロードが強い人には、この区間は8Aまでに足をつかっていても、しっかり走ることができる。
走るのが苦手なあたしでもここのロードはしっかりと走ることができた。
アスファルト部分ではRUNDMJのリリックメッセージを発見!?毎度、レースで残してるのかな?
また、サプライズで寿司のシャリ部分(米玉?)がエイドに準備されはじめた。
UTMBのスープにパンを浸す食べ方と同様に、コンソメスープや味噌汁に米玉を入れ、
即席おじやにし食べる、美味い。
固形物をしっかりと食べること、一度に多くではなく、ちょうどいい量をこまめにに食べ続ける
こともロングトレイルを走るきるためには重要。
「腹が減っては戦はできぬ」
8Aが近づく、スキー場のナイター営業用のライトをつけているようで、地獄の黙示録のジャングルの
補給基地のような光が温かくまぶしい。
心折れ部に合流。ちょうど坊がミルクを飲ませようとしていたが、読み戻してくれた。
評判のそばをしっかりと3杯(笑)食べて、最後の登り瑪瑙山を目指す。
【8A~ゴール】
事前に石川選手のコース説明で聞いていたが、瑪瑙山への登りは2回山場があり、
前半は道が悪い、そのあとゲレンデ直登となる。
この区間でハンドライトの光量が減ってきたが、ゴールも近いことからそのママにした。
今回使ったライトは、
・
GENTOSデルタピーク233 ・
GENTOS閃325
ヘッドライトは160ルーイン、CCCやハセツネで使用しているMIOXPベルトに比べて照射角が狭い。
今回、ストック使用禁止ということもあり、はじめてハンドライトを使ったが下りでかなり好調。
いままで使ってなかったのが(苦笑)
だが単4×4本で150ルーインを出力しているためか、電池の持ちが悪いような。
それと、ストラップをWiiのコントローラーのストラップように、調整用のパーツで締めることが
できるようにした。落ちないようにするだけでなく、ちょっとしたときに両手が使えるのも○
ジェントスといえば、ハセツネ定番の
ヘッドウォーズの新商品で200ルーイン(実用点灯時間10時間)
が出たが、UTMFのときなどこちらを試すのもアリか。
このコースで難儀したのが、ゲレンデ直登部分。
標識が見えない上に、霧が発生し位置がわからなくなった。
後続のランナーに正しいのか確認しながら進むが、ゲレンデ部分は広いため、蛇行したり、
通常ルートがわからず、足場の悪い場所を進んでいたようだ。
いままで参加したトレイルのレースは、たいがい後半になると標識が少なくなるような気がするが気のせいか。
瑪瑙山の山頂にでて、今度は直下となる。
足の指が痛く、下りは走ることができなし、歩きながら下るきるが、10名近くのランナーに抜かれる。
結果として8A~ゴールまで平均で3時間程度とのことだが、4時間程度かかった。
また、最後の登り返しは、シングルトラックに近い、石段状だった記憶が。
ゲレンデなどに比べて上りやすいが、暗闇の中で登り切る場所がみえないため、神経的にキリキリくる。
登りきり、そして下りきると、最後の給水ポイント。
事前にここではコーンスープが出ると聞いていたが、コンソメスープの間違い、楽しみにしていただけに残念。
そして、最後の9.5Kの林道区間に入る。
迷うことはないし、過去に迷った人はいないとのことだが、標識が少ないし、前後のランナーが有無のため、
不安になる区間。1K走って500m歩くなどの作戦をとったが、実際には100m走って200m歩くなどの
かなりメチャクチャな進み方だったと思う。
だって、あとは平坦と下りといわれても、ぜったい微妙に登っている場所が多いって!この林道。
頭の中は「早くゴールしたい」の一点だけだ。
ラスト3Kのところで係りの人がいて距離を教えてもらう。
時間をみれば、20時間は切ることができるし、ゴールまで全力を尽くす。
林道が終わり、そして、ゴールへ。

*写真は寺さんから拝借
心折れ部の計らいで、連れと坊、そしてベビーカー&フラッグ。
激走!モンブランのベビーカーゴールwwwwww再現、きたかwww
ゴール時間/19時間48分

*写真は心折れ部から拝借
仲間と一緒にこのレースを楽しみつくし、無事にゴールできたこと。
週末は山にでかけてトレーニングをしていることしか伝えていなかった連れと坊に実際のトレイルレースを
目で肌で一緒に楽しめたこと、一緒にゴールを切れたこと、すべてがうれしかった。

*写真は心折れ部から拝借
心折れ部の皆さん、suuさんやjunさん、noriさんkoichiさんをはじめトレイルを通じ知り合った仲間たち
お疲れ様でした。すげーーーー、楽しかったです!!!