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あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

2010_ハセツネ展開について ※データ消失につき後半を書き直し

2010-10-14 | トレイルラン/ハセツネ
昨日、「hoya_t トレーニング日誌」のhoya_tさん「文系ランナー」のsheepmanさん
「目指せ!ハセツネ」のエディさん、山ヤでランナーのMさんたちとハセツネ打ち上げ
&来年のハセツネに向けた作戦会議を新宿の某台湾料理屋で。

料理がどれも激辛美味!紹興酒もうまかった!
が、その辛さと同じくらい、今年のハセツネは一味違う激辛のレースでした。

反省点を先にあげておくと、

①スタート前に天候が晴れに急転・気温急上昇
 ・温度上昇が予測以上のため携帯した水が不足(2L)
 ・残りの水量がわからず、セーブするために脱水状態。第2関門で500ml程度
  余っていた。予定通り残量確認できるヨーロッパスタイルで望むべきだった
 ・夜ステージの気温の予測間違い。レイヤリングなしでTシャツのみでOK
 
②第2関門直後のにわか雨
 ・雨が降ったらストックは使用しない作戦だったが、泥沼のトレイル状態で
  は登りで使わないとダメだった(ピッケルみたく使わないと登りきれない)
 ・雨用ライトはハンドライトタイプ。ストックの上記使用は想定外だったため、
  十分に活用できなかった
 ・継続的な雨ではないと判断し、雨具を防水から撥水素材のウェアに変更。
  雨は防げたが、透湿性能の違いから汗だくで不快感満点

③滑る・転ぶことにビビッた
 ・目の前で大こけ&ケガをするランナーを見て腰が引けてしまった。
  第1関門~第3関門まで走れる部分もダレた
 ・汚れ&ケガになる可能性の間を巧くとれなかったのが失速の原因

④スタミナ切れ
 ・暑さのため、第2関門以降で酷い眠気に。3回×5分程度仮眠をとった。
  時間だけでなく、動いてるスピードも減退気味。ただ、仮眠を取れない体質と
  あきらめていたが、キャパオーバーすると取れる経験は今後活かせる
 ・1回仮眠をとると自分に甘くなるのは世の常なのね

⑤ストックの活用について
 ・基本下りで使うので、ゴール後まで足が残った。四足状態は危険というけど、
  長期戦を考えると有効。ただし、昨年までストックなし参加・ハセツネの距離
  を考えると、100K~クラスの方が有効性が高いと思う

反省点としては上記の通り。
正直、今年14~15時間台=10~15%の昨対パフォーマンスUPならば、
嫁を質に入れてでもUTMB参戦と思いましたが遠のきました。

今年の食料を忘れないようにメモ

・水1.5L/チェン650ml ※月夜見で1.5Lと第3関門手前500ml補給
・パワージェル8個(フラスコに水と入れて2分け)※消化
・おにぎり2個 ※消化、もう1個ほしかった
・パワーショッツ1個(予備) ※未消化
・自作トレイルミックス(アーモンド・大豆・M&M他)※1口食べてやめた
・ザバスの一口ゼリー2個 ※消化
・ベスパプロ2個 ※消化
・塩飴3個 ※消化
・スポーツソルト2袋 ※1個消化
・小分けキャラメル1個(スタート前にアンさんにもらった)※消化

水はスタート地点で500mlのお茶を買ったのですが、暑くて走る前に飲んじゃった
ので意味無し。一緒に準備してたsilver fiddleさんが「あれ?飲んじゃうの?」って、
顔をしたのが今になるとわかりました。
食料はちょうどよい量。カロリーメイトかウィンダーインゼリーとか1個は余分に
もっていけば安心でした。


【スタート~第1関門】
会場でお会いしたsilver fiddleさんと談笑しながら準備。
来年はトル・デ・ジアン(200マイル)の出場を考えてるとのこと、さすがです。

12時に会館をだされて、ハセツネ会議でご一緒したhoya_tさん、エディさん、
daiさん、hidekichiさんでスタート、バラけるものの誰か知り合いがいるということで、
足も気持ちも先行。
途中から濃い汗をかき始めて、オーバーペースかな?とかなり心配したのですが、
どうも熱中症か水不足が原因だったような気がします。

エディさんと先行・ひっぱりあいながら第2関門まで進みます。
今年は渋滞が厳しかったですが、完全に止まってしまう場面は少なく流れにのれました。
3年目で感じたのは、先行して渋滞を最小限に回避するか、渋滞に巻き込まれても、
カラダを休めると考えて焦らないのがポイント。

また、この区間はシングルトラックなので、抜かせる場所も少なく、また抜きたい人も
多い区間なので、イヤフォンして「右入ります」「抜きます」が聴こえないまま走る
のはマナー違反(落石などを掛け声で伝達する山道で、それ以前のマナー違反)だと思います。

関門通過:4:29 ※写真は、第1関門手前のピークで見た富士山

【第1関門~第2関門】
ストックを装備しているところに雨。すぐやむと思ってスタートしましたが、
第1関門直後の傾斜が滑って登れない状態。
ここから西原峠まで、登りはすべり山道の脇だったり人が歩かない箇所を歩くか、
ストックをピッケル替わりによじ登ることになりました。
雨でも湿度・気温が高いため汗だくです。
笹尾根も粘土質のため、ところどこで水の少ないマッドな泥沼状態。
ここで、走れる箇所で走れなかったのが失速の原因。
西原峠・三頭山では水切れでリタイアを思案するかたに多く遭遇しました。

また、三頭山の下り以降はガレ場のため案の定、腰が引けてスピードがだせずに失速。
通常では走れるステージで心が折れて走りきれなかったのが無念です。
また、雨がやんだのにウインドブレーカーを着て走ったため、汗だく&体温が上がりすぎ、
濃い汗がしたたります。

各関門のポイントは、到着直後に何をして何分後に出発するか先に決めること。
長丁場のレースだとつい長居になってしまうのと、長い休息で足が硬直します。
今年は、関門やピークの休みは5分内、着替え&補給する箇所は10分内と決めて、
時計とにらめっこしていました。
ウルトラクラスのロングになると、このあたりの管理をしっかりしておかないと、
タイムアウトになるので注意です。

関門通過  9:57

【第2関門~第3関門】
月夜見駐車場で水1L・ポカリ500mlを補給。
例年だとここでは500ml程度の補給。暑さと汗の量の消耗がわかるが、
実際にはハイドレに500mlが残っていた。

ここで、500mlを少ないとみるか、多いとみるか?

補給できる箇所を念頭におき、-消費水量+補給水量で最小限の水=最低限の重さで行動し、
負担を減らしてます。
この作戦は、水の残量を把握しておくことが前提になるので、過去のハセツネ&試走での
消費量から
「このくらいあれば」+予備250ml程度を携帯してましたが、今回は予想外の天候変化で
計算がくるったわけです。
さらにボトルに携帯したチェンを先に飲みきってしまい、残るはハイドレの水。
水切れを恐れて十分に摂取できない、精神的に走りを抑える、残量がわからない恐怖感を存分に味わいました。

もともとハイドレの人肌温度の水は不味いので、ボトルをメインにしたヨーロッパスタイルが
自分にはよいのかな?と思う。
ボトルなら残量がひと目でわかるし、あと何本分あるという数量感でも把握できるし。

月夜見をスタートして、御前山へ。ここで強烈な眠気に襲われる。
御前山の登りはシングルトラックというより、広い箇所(滑るけど)が多い。
途中で5分程度仮眠。

人間は一度自分に甘くするとダメ。

5分程度で回復はするものの完全ではないので、だましだまし(すごーく遅く)頂上へ。
大ダワで摂取しようとしたベスパをここで投入。
ここから大ダワの下りはガレていて大嫌いな区間ですが、10分程度下れば走れる
区間にいけるとわかっていながら、滑りにビビッて失速。そのままダレてスピード
を上げることができなく、この区間で多くの方々に抜かれた(時間も多く経過)した
と思います。

大ダワでCCCで後半をご一緒したvinさん夫妻が応援&整理中。(ありがとうございます)
さらに「トレイル大好き!」のsasashinさんにも遭遇、CCCを思い出すメンバー。
先行して男塾のnoriさんも走っているとのこと。

vinさん曰く、ここであたしが言った「ハセツネってこんなにキツかったっけ?」が
今年のハセツネの厳しさを表していたとのこと。

みんな、つらい。

大ダワから先は走れる区間。走るがやはりここでも睡魔が。
なんだろ、夜のレース(1日徹夜程度)は強いと自信があったし眠気対策もしている。
それ以上の疲れとスタミナ消失からなんでしょうね。
大岳山は岩だらけだが登りきるまでには、御前山より短時間なのに5分×2回の仮眠。
回復を実感できたが、一度、自分を甘やかすとダメ。それは↓だから。

大岳山から岩場下りを抜けると、いつもは標識のない水場に10名程度が並んでいる。
並ぼうとしたが、よーーーく考えると、月夜身以降の行動から、まだ水の残量はあるはずだし、
並ぼうとしているのは単に「休みたい理由がほしい」だけと気づき、自分にカツ!
第3関門手前で補給にすることに変更。
そこが混んでて補給できなくても、御岳神社ですればいいし、眠って回復したことがもったいない。
ここからが第3関門まで、やっと走りモードに突入。
予測どおり、第3関門手前の水場は水量も多く人も少なく、ザックをおろすがめんどい
ので、ボトルに250ml程度補充して第3関門に到着。

※ハセツネの水補給は、前半がほぼゼロ。後半は大岳山~御岳山に集中しているので
 本戦・試走時には注意

関門通過 15:13

【第3関門~ゴール】

第3関門では、昨年の同関門&スタートでご挨拶した女将さんが今年も応援。
女将さん曰く「いつものみんながまだきてない、この時間で780番だし、まだまだ頑張れる」と
励まされ(ありがとうございます)、休まずに日の出山を目指すことに。

結果として、第3関門~ゴールまで昨対マイナス1時間。
キタタンの姫次以降と同じく、走れる区間に足を残しておくことも大切。

日の出山で絶品の夜景を楽しみ&写真をとって下りはじめる。
今年はタイム更新が厳しいから、ここで夜明けなんて考えてたけど(苦笑)

日の出山の下り直後は、滑るし&丸太階段も落ちてるとこもある、道も水で溝が深い
難儀しながら金比羅尾根にむかう。
金比羅尾根まででれば、あとは走りきるだけ。
ポールのおかげで、去年&一昨年にくらべまだまだ足が残っていることにビックリ!
スタミナや足が切れてるとながーく続く場所だが、残っていればジョグペースでも1時間、
それも走りやすいゆるい下り区間。


途中、日の出が。雨のおかげで空気が澄んで都心だけでなく筑波山?までも見える
ベッピンな夜明けに興奮しながらも前に走る。だが、写真はしっかり撮る(笑)

金比羅山を抜けてあとは、ゴールまで下る下る下る。
ゴール手前で、不思議に涙がでてきた。
思い通りの走り・タイムでもないのに、ゴールできたことが何よりうれしかった。
それだけ、カラダではなくココロに辛口なレースだったんだと、いま思います。

ゴール  17:31

日本山岳耐久レースの名前とおり「ハセツネの厳しさ」を感じたレースでした。

2010年ハセツネ、苦しみながら完走。

2010-10-12 | トレイルラン/ハセツネ
3回目となる今年のハセツネは、「こんなにハセツネは厳しかったのか?」
というくらい、苦しいレース展開でした。

結果として、

第1関門  4:29
第2関門  9:57
第3関門 15:13
ゴール  17:31

第1関門までの貯金(昨対マイナス15分)を、二転三転する雨&気候、
からみつく泥のトレイル、体力消耗による停滞(途中で仮眠)で±を
プラスに加算していった感。詳細は後日。

昨年に引き続き、第3関門で「今年はタイム悪いな~」とダウナー気味で
歩いて安全完走モードに入りそうになったんですわ。
そのとき、昨年&スタート地点でお会いした女将さんに
「この時間でまだ788人目だし、みんなきてないし、まだまだがんばれるよ」
と声をかけていただき、ダンゼン走る気持ちになって助かりました。
(第3~ゴール区間だけだと、昨年より-1時間)

この場を借りて、ありがとうございます!

2011年ハセツネカップ2日前。目標とか。

2010-10-08 | トレイルラン/ハセツネ
昨年は16時間30分キリ。で、今年の目標ですが、
小目標として16時間キリ、大目標として14時間台です。

天候と2500人のランナーが山に入る状況が読めないので。

昨年はスタート~第1関門、三頭山~第2関門まで、
自分と走るペースが同じランナーに出会えたので好調にペースを守る
(独りだとダレるので)ことができたので、今年も同じ作戦が取れれば可。

あと、昨年ハンガーノックで失速(ほぼ歩き&早歩き)した後半に走れるか。
ここが今年の課題になるかと思います、なので、小目標&大目標。

なにはともあれ、子どもが生まれる前の最後の大レースなので、
骨の髄までハセツネを楽しみます※プロレスLOVEポーズを決めながら


2011年ハセツネカップ2日前。準備とか作戦とか。

2010-10-08 | トレイルラン/ハセツネ
日本山岳耐久レースオフィシャルサイト

さて、今年も奥多摩の闇夜の祭典、ハセツネに参加します(今年3回目)。

週明けから、日曜日は雨予報もあり、目指せハセツネ!のエディさんたちと作戦会議、
いや、飲み会(苦笑。今度は打ち上げしましょう!)でも雨対策の話題で盛り上がった
わけです。

ドロンコレースで楽しもう!とは言うものの、どんなレースでも雨はつらいもの。
完走率も10%程度は下がる(出走率も)と思われます。

で、今年の装備は、昨年の装備を基本にしていこうかと思います。

トラの方に間違われるサイクルシャツです。

雨対策からポイントだけ抜くと

予備ライト:プリンステック/テック40

LEDではないので光源&電池持ちで毎回使わないのですが、雨明けの温度差
によるモヤも考えると、今年は活躍が期待できることで持ちます(予備電池も)
今年はセカンド(腹)ライトを見送ろうかと思いましたが、雨粒の拡散も考えて、
巻くかどうかは当日まで検討。

防寒+雨具:モンテイン/ライトジャケット ⇒ ORヘリウムジャケットの変更

これは、直前で選択しますが、CCCの経験から、雨の時間が続くならば、
防水のヘリウムで選択。ただし、途中で止むにしても、濡れた衣料で行動するのは
難だし、ヘリウムはベンチレーターもないし、透湿もわからないので、
着替えで持ち込もうかと思います。ここが一番悩むところ。

頭:SUICIDAL TENDENCIESのバンダナ ⇒ バフに変更
夜:アンダーアーマー長袖 ⇒ アウトドア用のウールの長袖も候補に

夏にバフを買ったので、汗&雨びちゃになる綿バンダナは見送り。
レース前にいつも染め&ソフトモヒカンを整えてくれてる美容師には、
被り物をするのはナイショ。
アンダーアーマーより、ウールの長袖の速乾性と暖かさ確保は経験から上なので、
こちらも当日の天候で選択。昨年はアンダーアーマーだけでは寒かったので、
多分、ウールにします。

あと、防水スプレーをぬったモンベルのトレラン用?ゲーターを履くか。
靴底の固定ベルトが滑り止めになるかなの期待込みで(飲み仲間に貸しっぱなしなら見送り)

2日間雨が続くならば、防水パンツ(雨の寒さと動かなくなる可能性があるので)を
携帯しますが、予報はあくまでも 日:曇ときどき雨 月:曇なので、必要はないか。

それと、シナノのトレランポール(旧型)は今後のレースも踏まえて、
実戦での積極的な使い方を覚えたいので装備します。

荷物が増えていますが、リアクター+日曜が雨or曇なら前半部に装備する水は
レギュレーションの2Lギリギリでいけるので、重さを削って調整。

あとは、行動食計画。
去年、大岳山でのハンガーノック(すきっ腹でジェルがあるのに飲めない)から、
今年は固形物を増やしますが、これが読めない。
梅シソチューブ+おむすび2個、ナッツとm&m、薄皮アンパン5個、
アート池袋店長のスペシャルドリンク(プロテイン+ジェル)とか
いろいろ考えてますが、これは土曜かな。

ジェルやベスパは昨年どおりの計画。

あ!ハイドレーションの調子が悪いので、今日のうちの調整しておかないと。
当初、ボトルメインのヨーロッパスタイルで望む計画でしたが、
気温があがらないならば、ハイドレもいけるし(生ぬるい味がイヤなだけ)

日~月曜は思う存分、楽しみましょう!