何か今日もまたエライいい天気で、気温もずっと暖かくなる予定・・・青空だからねぇ・・・陽が照ってるし~
この状態は2月の中過ぎの状態ではない。絶対に間違ってる。などと思うのはワタシだけ?とにかく、2月はいつもなら一番寒くて雪も多い時期なんですから、それが無いというのに閉口気味ですよ。
さて、ワタシはまたまた本の話で恐縮・・・佐野洋子さんの「死ぬ気まんまん」というのをまた読み直している。好きな女性作家の一人で、佐藤愛子氏の「90才、何がめでたい」も大好きですが、で、彼女のエッセイも実に面白いし(笑)
佐野洋子さんは「100万回生きた猫」?だったかな・・・絵本を書いてますね。でも彼女のエッセイ風なのはホントにスカッとする。痛快です。言いたいことをズバズバ言うし、考え方も面白い。人の評価を気にして気兼ねしながらモノを言う方ではないようで・・・そこも凄いのだけど・・・父親に『金と命はおしむな』と言われて育った背景もありますが・・・その彼女が癌になりまして、その時の話が実に笑えることが多い。まぁ、闘病記とか大嫌いだと仰るくらいだから、なんていうか・・・「死」というものに執着が無い感じでね・・・ま、ホントは少しはあるかもしれないけど、色々と「さぁ~かかって来なさい!」という感じでいつでも「立派に死んでやる」の気概なのですね。けど、医者には余命2年と言われても、直ぐには死なないですよと太鼓判を押されてしまう訳で・・・恐れ入る感性なのですよねぇ・・・まぁ、震災があったばかりだから、こんなことを言うのも憚られるものなんでしょうが、本の中に医者との対談話もありまして・・・これがとても面白い。死にゆきそうなのに「面白い」というワタシの感性は恥ずべき感性ヵも知れないけど・・・
この本からいくと、我が母ももしかしたら、認知症にはなっていたが、立派に逝った人の一人かもしれないと思いあたりました。
「死」は何かとタブーとされ、話題にはし難いものですが、今にして思うと妹は母の死に対面しておいおい泣いていたが、ワタシはどうしても悲しいとか惜しいとか勿体ない命だとか・・・そういう感情が沸かなかった。随分と薄情な娘だと自覚はしましたが、何故だろうとずっと心のどこかに引っかかっているのですね。で、何年振りかでこの「死ぬ気まんまん」を読んでみると、妙に腑に落ちるところもあるなぁと気が付いたのです。
で、自分はどうか?・・・という問題はまだ解決されてないですねぇ・・(苦笑)基本、ワタシは自分がかなりのおバカだと知っているので、あまり遠い未来は見通せないし、この先の子供らの未来も予測もしたくない。何とかなるだろうさ・・・みたいなお気楽さでいる。
ただ、佐野さんのような告知を受けた時に外車を買い込んだとか、ホスピス用の資金は残しておいたが、後は金を惜しまないで使っちゃった・・・的なのは真似できない(笑)で、直ぐには逝きませんという医者との話で働かなくちゃ・・・てなことを言う。そんなのも真似できない。真似しようと思ってもこればかりは個人差があるのでどうにもならないね~~(^^;)
でも、頭の隅っこで少し佐野さんに憧れている(笑)樹木希林さんも尊敬してる女性の一人だが、彼女のような生き方も真似できない。でも頭の隅っこでやっぱり憧れもある。
ワタシの古い友人が佐野さんや樹木さんのような女性だったなぁ・・・彼女にも頭が下がる。最後まで自分を貫いていた気がする。やっぱりその心映えに憧れている・・・
もしかしたら、そうありたいという願いや憧れがあるなら、それは大事にすべき自分の感性だろうなぁと・・この頃凄く思っているのですよ・・・(苦笑
ま、それだけの話ですけどね(#^^#)