kyon's日誌

つれづれに・・・

雷桜

2016年03月20日 | 日記
昨夜は霧雨のような雨が降ってた。
守り人シリーズの中の「精霊の守り人」(上橋菜穂子・著)がついに映像化されて、昨夜はそれを見た。上橋菜穂子さんのファンなので、本の想像世界が映像になるのは楽しみであった・・・
読んだ本が蘇る・・・ふむふむ・・・中々にいい感じ(^^ゞ
女用心棒のバルサの役のこれからが楽しみ・・・しかし、役の綾瀬さん、カッコイイねぇ・・・なんて思いながら見た。(^^ゞ

で、その後に数日前から読んでた「雷桜」(宇江佐真理・著)の続きを読み終えた・・
題名に惹かれたのだが、イヤ中々に面白かった!
一歳で人攫いに合い、10年も行方不明であった庄屋の娘が、実は山の中で育てられ、10年後に家族の元に戻って来る・・・二人の兄が居て、末の兄は百姓から侍になる・・・他にも中々にドラマチックが散りばめられている。
サックリ言えば数奇な運命に翻弄されて・・・となるのだろうが、何だか淡々とした気持ちで読めた・・・そういう希運な女性の生き方として。
一人の男(殿)だけの慰み者にはならないという意志の強さ、己を知っている利発さ・・というか・・・まっすぐな性分に迷いは無い・・・作者はそういう理想を持っていたのかもしれないと思わせる。

下世話な例えだが(笑)、何億かの宝くじが当たった生活を選ぶか、今現在の質実な生活を選ぶか・・・
欲深な自分ならばどうだろうかとつい思ってしまったな~(笑)
どちらを選ぶにしても迷うに違いない(笑)
欲が深いのだから、、、
自分に利のある方を選びたいではないか・・・いや、そんな浅はかな選択をしては人としての魂が卑しいではないか・・・とか、ね(笑)
主人公は女性としては男前なスッキリした女性像だ・・・
その四の五の言わない性分がカッコイイじゃないか・・・ちょっと影を引きずるバルサの複雑さとは又違う・・・

う~ん・・・しかしながら、もう少し自分もスッキリしたオナゴで育ちたかったなぁ~などと、今更ながら思ったりもするのであったわさ・・・

ま、スッキリしてたらブログはやってないか?!アハハ・・・
コメント (12)
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