kyon's日誌

つれづれに・・・

拝啓、高倉健さま

2012年09月11日 | 日記
81歳にもなっていたんだなぁ・・・

仕事の流儀―プロフェッショナル・・・久々に感動したり感慨深く見た。
”気持ちは映る”・・・というキーワード・・・

ケダシ、北野武監督がウマいことを言ってた。
_彼は動物に例えるとシロナガスクジラだ。海を悠々と泳いでいるだけで絵になる。他の魚は何かをしないと存在の上手さが伝わらないし伝えられないが、シロナガスクジラ(高倉健)はそこでただ泳いでいるだけで演技になる、何もしなくてもいい・・・_
というような事だったか。

作り上げてきた、作られてきた伝説が益々孤独にしていっている気がする・・・というようなことも言ってたなぁ・・・

健さんは感受性が大切だと言っていた・・・どれだけ沢山の人に遇えて、その時にどう感じられるかという感受性、これが決定的なんじゃないか・・・と。

訥々と語る、饒舌では無いインタビュー、
一点を見つめながら、時々ふっとインタビュア―の顔を見て、
何か想い巡らせて言葉を探しながらまた何かを見つめるように短い言葉だが自分の言葉を探し出す、何かの拍子にふわっと笑う・・・

感動しちゃうんだよねぇ・・・(^^ゞ

好きな男性の俳優は?と聞かれたら、
今までは故・緒方拳さんや山崎努さん、大滝秀次さん・・・などと言ってたのだけど、
もう一人、高倉健さんを加えたい(^^ゞ

因みに、健さんが好きだというジャン・ギャバンも自分はずっと好きだったのでちょっと嬉しいかな・・・(笑)

「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドの演技に衝撃を受け、
ロバート・デニーロの「ディアハンター」という映画が好きだと言ってた・・・
母が自分にとっては法律だとも。

一頃、映画館から出てくる観客が肩を怒らせて出てくる・・・なんて言われた○○映画隆盛の頃の健さんは、わたし的にはタダの時代のヒーロー的なイメージでしかなかったけれど・・・(笑)
「ぽっぽや」だったか・・その頃にはちょっと凄いな・・・と思いはじめていた。
大げさな動きも小細工もしない・・・役者らしい作為が無い・・・けれど、
その存在感やオーラ・・・内からにじみ出る凄さ・・・人となりが感じられる・・・
そこに居るだけで、立ち姿、さりげない振る舞いが絵になる・・・

上手く言えないけど、確かに、思いは映像に出てくるんだね・・・
凄いなぁ・・・
「気持ちは映る」・・・
先だって自分もそれと似たようなことを思っていたので、
尚更に心に染みたのかもしれない(^^ゞ
コメント (6)
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