感動

昨夜、綾戸智絵さんの出演したＴＶ番組を見ていた。。
”私はあきらめない”というタイトルで、以前にも書いたが長嶋ジュニアがホストの番組である。

ジャズシンガーの綾戸さんは以前にも歌をもっと上手く歌えるようになる為のコツを教える講師役で、同じ局の違う番組にもシリーズで出ていた。。
その時も見ていて感心したので、昨夜のゲスト出演はちょっと楽しみにしていた。。

いや・・・話が楽しく凄かった！！

彼女が１７歳でアメリカに渡る時の母上の言葉に、オモワズ、おおおおっ！！！・・・と。。（笑）
きっと言い出したら聞かないタイプの無鉄砲さもあると我が子を見据えていたか・・・母上・・
”もし、アメリカでレイプされそうになったらさせなさい。
もし食い詰めて、食べれなくなったら、人様に食べ物を乞いなさい。失敬したとしても仕方が無い。
生き続けたらええんや。生き抜くことを続けなさい。
そしたら何時でもやり直しが出来る・・・”
そんな風な言葉だったか・・・。

うぅ～～～んん・・・
す、凄い・・・としか言いようが無い。。
私の中にも、生死に関わる事以外は、みんな大した事では無いさ・・・という思いはあったのだが・・
いや、しかし、外国へ単身、行くぞというむちゃくちゃな我が子に・・・、そんな言葉は掛けてはやれない。。
私はレイプされたら相手を絶対許せないし、盗みも物乞いも、出来ない見栄っ張りだ。。

もう一つ、その母上が言った言葉に・・
綾戸さんが２７歳で乳癌になった時の言葉で
”人の寿命と命は違う。”というのがあった。。
寿命まで一所懸命、生き続けるしか無いやろ、生きることのスペシャリストになりなさい、ボヤ～っとしてたらあかん・・・と、いう・・・。。
もう・・・なんか、この親にしてこの子あり・・を、絵に描いたような凄み・・。

我が子が可哀相だとか、不憫だとか、どうしよう・・・では無いのだ・・・。
ビシッと一言。。う～～～ん。。私には出来ないし、それほどの人生の達人にもなれない。。

彼女のジャズは音域が狭く、高音部が出ない。。
その乳癌の術後も歌い続けて酷使した為に、薬の副作用もあって、声帯がボロボロなんだそうである。。
けれど、その決定的とも思われるダメージを、彼女は体全体、腹の奥から”伝えたい”という意思と情熱を持って歌うことで克服している。

それを我が子に教わったと。
子供は人生の最大の教師や・・・と。。
そのいきさつも話しておられたっけ。。

彼女のジャズにはハートがある。。
素人の私が聞いても凄いと思える。。

あきらめずに生き続けてやるんや・・・と言った彼女の最後の言葉が強烈だったなぁ・・・。。

とまぁ・・・昨夜は感動の就寝をしたのでした。。で・・・今朝は寝坊です・・たは～～・・(〃∇〃)