花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

2つの「No」

2020-09-03 21:37:10 | 仕事
9月に突入しましたが、毎日暑いですね~

8月末で「としまえん」が閉園してしまいました
小学生から大学生位まで、毎年遊園地やらプールやらで大変お世話になりました
夏とえいば「としまえん=ハイドロポリス」、とても楽しいプールライフを過ごした記憶があります
ちょっぴり寂しい思いもありますが、新しい施設となってまた帰ってきてくれればと思っています

さてさて、スタジオの着付けのお仕事を始めて10年以上。
本当にたくさんのお子様達のお着付けをさせていただきました

毎日、色々なお子様達とかかわる事で、お子様の傾向と対策の経験値を積み重ねる事が出来ています。
もちろん、1人1人の個性が全く違うので、毎回お子様の反応を楽しみながらお仕事させていただいています

お子様のお支度で一番悩むのが

「着たくない やりたくない

と拒否されるケースです
2-3才のイヤイヤ期によくありますね

皆同じような「NO」の態度にみえますが、実は2種類あるんです

1つ目のNOは「なんだかわからないけれどやりたくない。不安や心配、ドキドキからくる」
2つ目のNOは「何をやるかわかっている上で、自分なりの理由があってやりたくない。気持ちがのらない、緊張、反発心、恥ずかしい、頑固ちゃん、やらされ感がイヤ」

年齢が大きくなるにつれ2つ目のNOが多くなっていくようですね
この2つでは対処方法が大きく変わります

1つ目のケースで大事なのが、「不安を取りのぞいてあげる事
とにもかくにも、楽しい気持ちにさせてあげる事が一番です
一気に雰囲気を盛り上げて一緒に楽しんでいるうちにいつの間にか、YESに変わっていってくれる事が多いですね


一方、2つ目のケースはそう簡単にはいきません
最も大事なのが「本人が納得できるまで待つ事」です
理解が進んだお子様に多いケースなので、大人のごまかしも効かない為、気長に向き合う必要があります。
あれこれと周りがどんなに盛り上げても、本人が目の前の状況を理解し、受け入れなければ先に進むことができません
本人が何を求めていて、何をしたくないのか、何が不安なのか・・・・気持ちの揺れ動きを察して問題解決を図ったり、説得したり、試行錯誤してようやく解決の糸口が見える事が多いようです

最終的に、状況を受け入れてくれた後は、今までの頑なな様子が嘘のように楽しそうに大変身してくれます
そんな時は、心の中で「ガッツポーズ」です


正直、大人目線で言えば素直に楽しんでくれるのが一番ありがたいですが・・・
一方でNOを言えるお子さんは、自我が強く我が道を突き進んで物事を成し遂げたり、これから先何か面白い事をしてくれたり、と魅力的な大人になってくれる予感も・・・。

NOが言える言えないも、お子様の個性の1つ
どんなお子様も、楽しく七五三を過ごせるようにしてあげるのが、自分の役目だと思っています
今年の七五三シーズンも可愛いお子様達に会えるのを楽しみにしています



花*小紋のインスタグラムは → こちら
素敵なお着物姿がいっぱいです

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジェネレーションギャップ(^^ゞ | トップ | 七五三の心得 2020 (^^) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事」カテゴリの最新記事