花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

日本髪講習 報告(^_^)v

2008-10-17 21:07:25 | 勉強
久しぶりの日記です
書きたい事は山のようにあるのに、仕事に追われて日記に費やす時間がない~
今日は、久しぶりの休息日。といっても、ちびっこがまたまた発熱してどこにも出かけられないので家にいる状況ですが

さてさて、ずっと書こうと思っていた日本髪講習。記憶が遠のいてきてますが・・・備忘録として残さなきゃ

七五三のお仕事を初めて3シーズン目。日本髪の要望ってこれまで1度も出なかったので、なんとなーく自己練程度で済ましていたのですが・・
とうとう、今年は要望が出ました
それも天下の伊勢丹写真館での撮影ということで、慌てまくり

やはり、どこかで習おうと奮起し探しているとmixiに「日本髪」のコミュがある事を発見(さすがmixiマニアックです
そこで、日本髪講習のイベントを見つけたのですが既に終了
ここは、思い切って主催者さんに直接メールしたところ、なんと「ご希望であれば開催しましょう」とありがたいお言葉をいただきました。

主催者さんはマンガ家さん(かなり後で知ったのですが・・)でとてもお忙しいのに、日程調整やモデル希望の方と調整など、申し訳ないくらい良くして頂きました。
私のお願いでモデルを申し出てくれた皆様にも改めて御礼申し上げます(今度、是非練習させて下さい~)

さて、幸いにも家は車で30分位の場所
9時半頃に到着しました。

先生をしてくださるお母様が、以前、美容室をされていたとこの事でお家は美容室のままの状態でした。
その日、受講生は私1人。モデルさんは午前午後と1名づつ。
午前中は先生が見本をみせて下さり、午後は私が挑戦する事に

午前中のモデルさんはなんと、三味線引きの方でした。縞の着物に赤い水玉の襦袢に帯揚げ。これはなかなかの着物通とお見受けしました。

まずは、髪の毛のパーツわけ。前髪、真ん中、サイド、後ろに分ける事からスタート。これをきちんとしないと、ふくらみの分量が変わってしまうので、とっても重要
その後は、パーツに少しづつ逆毛をたてていくのですが・・・
何がすごいって、先生の逆毛の美しいこと
力が入っていないのに、押し寄せる波のようにフワフワと逆毛がたっていくんです
今までの私の逆毛はかなり強引だったと反省
「逆毛○年(数字が忘れた)」と言われるくらい、髪結師にとって逆毛の技術は大切だそうです。

頭にすき毛をたっぷりのせて、逆毛を立てた髪をふんわりまとめて、中心の髪と合わせます。これまた、表面を滑らかに仕上げるのは、すごい技術
後ろ、サイドをまとめたら、次は前髪。
10センチ位の所をゴムで止めてポンパドール風。これまた中心の髪と合わせて、段々日本髪らしき雰囲気がムンムン

最後は、中心でまとめた全部の髪でまげを作る作業。
これは、何だか色々な形があるらしく、若い女性や既婚女性でつくる形が変わってくるらしい・・・(なんとも奥が深い)

そんなこんなで、きれいな日本髪のできあがり
モデルさんの髪がシャギーが多かったのですが、さすが難なく仕上げてしまいました。
最後にかんざしとてがら(絞りの紐のような物)を巻いて完成

ふぅ。なんか、手順を書いただけでもぐったり。
これ実戦でやるとホント大変。

午後はまた違うモデルさんで今度は私が挑戦しました。
この方は、着物ライターで「美しいきもの」に記事を書いていらっしゃるとのお話でした。
髪が長くて面長でとってもお着物がお似合い

ふぅふぅ言いながら、午前の手順を踏まえ、先生に手取り足取り(?)教えていただき、ようやく完成。
これ、1人でやれるのか・・・うーん不安です。

朝から夕方まで、みっちり仕込んでいただいて本当に感謝です。
先生は戦後中国からの引き上げを経験されていて、怖ろしいほどの過酷な戦争体験の話をしてくださいました。
あまりに残酷な話で、とても現実のものとは思えないような・・
でも、この平和ボケな時代、戦争体験の話は本当に重要だと痛感。
こんなに幸せな時代に不平不満をもつ若い人に聞いて欲しいお話。

お茶など飲みながらゆっくりしていたらあっという間に夕方
なんとも充実した1日でした。

あれから、ずいぶん日にちが経ちますが・・・練習が殆ど出来てません。
本番は、来週。
この1週間は特訓ウィーク頑張ります
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