花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

NGワード。

2017-06-07 11:00:51 | 仕事
お久しブログ・・・・・・になってしまいました

「ブログ更新頑張るっっ
と年初に目標をたてたのですが、なんだかんだと後回しに・・・
もうちょっと頑張らないとですね

気が付けば6月に入ってしまいました
今月はジューンブライドの団体のお客様が多く、変更や打ち合わせに時間を取られることが増えています。
人数の多いお仕事の場合は、きめ細やかな対応をしないと当日進行がスムーズにいかないので、細心の注意が必要ですね

さてさて、先日いつもお世話になっているスタジオ様へ2回目の「七五三着付け」のご指導にご訪問させていただきました

前回のご指導から1ヶ月ぶりで、スタッフさんも

「全然できていません~

と不安そうでしたが、いざ復習を兼ねて5才袴の着付けをしてもらうと・・・

「ばっちぐーーーーーーーっっっっ


きちんと手順やコツを覚えていて素晴らしい~
ちゃんと復習されていたのがよくわかります。
あとは、練習を重ねてスピードアップを目指すようご指導させていただきました


引き続き、7才の振袖着付け

7才振袖は、サイズは大人より一回り小さいものの、着付け方法はほぼ同じという難題
習得するにはさらに練習の積み重ねが必要な技術です。

大まかな手順はOKでしたが、今後の課題は仕上がりの美しさと確実性。
着物の美しさを決めるのは

「襟(えり)」
「裾(すそ)」
「おはしょり」
「帯」
「小物のバランス」

細かい、パーツを一か所ずつ丁寧に仕上げて積み重ねることで、美しい仕上がりとなります
どこかがかけていても残念な印象になってしまいますので、細かい注意が必要です。

手順をマスターしてから美しく仕上げるまでの道のりは長いものですが、

「美意識」と「練習」で目と腕をひたすら鍛えれば、誰もが必ず取得できる技術なので、是非頑張ってほしいですね


そして・・・
技術以外に気を付けてほしいのは、着付けは「接客」であるという事かもしません。
「練習」ではなく「本番」なんですね。

最初の頃はつい黙々と必死に着付けをしてしまいがちですが、沈黙はお客様にとって、とても長い時間に感じてしまいます
楽しい会話や相手を思いやる声掛けをすることで、リラックスできる着付け環境づくりも大事です。

また、ついつい言ってしまいがちなNGワードなあります。
それは。。。。。


「あれっ????」

この言葉、大したワードでない印象がありますが、お客様からすると


「何か問題あったのかな?????」

と不安な気持ちになってしまうんです。

もし、病院で手術の最中に、お医者さんが


「あれっっっっ?

と言ったら、それはそれは不安MAXですよ~

帯の結び方を忘れた
小物が足りない
サイズが合わない
思った通りに仕上がらない

着付け最中には様々なことが起こりますが、心で慌てても絶対に表に出してはいけません。
表面上は何事もなかったように、一方頭の中はフル回転で乗り切るのみです

そんな事にならないように、練習を積み重ねて頑張ってほしいと思っていま~す



本日のお写真はご結婚式にご出席されるお嬢様です
振袖姿がとても美しく、もし花嫁様より目立ってしまったら・・・とつい余計な心配をしてしまいました
コメント
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