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けもの道の歩き方 猟師が見つめる日本の自然 |
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リトル・モア |
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京都は自然に恵まれている、というと怪訝な顔をする人が多い。
歴史都市、世界遺産の街というイメージが強すぎるのだろう。
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しかし、そんな方でも、京都には猟で生活している猟師さんがいる、
と聞けば、少しは京都のイメージが変わるかもしれない。
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冒頭に掲げた「けもの道の歩き方」は、「ぼくは猟師になった」
で京大出身の猟師さんとしてすっかり有名になった千松信也さんが昨年秋に出版した本。
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この千松さんの猟、猟銃を使った猟ではなく、
昔ながらの縄を使ったワナ猟だ、というのはよく知られているが、
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千松さんがワナ猟にこだわるのは、銃猟だと、猟犬を使ったグループ猟になる( → 単独で行動したい )
銃という文明の利器を使いたくない( → 縄だと、いざとなれば自分でつくれる)からだという。
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それにしても、「現代の縄文人」・安田陽介さんの自然採取生活といい、
この千松信也さんの狩猟生活といい、
京都で古代人さながらの暮らしが可能とは !
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ぼくは猟師になった (新潮文庫) |
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新潮社 |
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どのレベルのサバイバル的な状況に備えておくか ?
人それぞれ異なるのでしょうが、
自分がいちから作れるものしか信じない、、、、
というレベル(文明崩壊レベル?)まで考えている方
(しかも、それを実践している方)
というのも珍しいような気がします。
ただし、もしかしたら、こういう方、地方の山間部などには結構おられるが、
それが書籍等のかたちで世に知られることない、
ということだけなのかもしれませんが、、、
もし、そうだとすると、(ある思想性をもって)ユニークな生き方をしておられる方がたくさんおられ、かつ、
それらの方々が(本を書く等)表現者としても活躍されているという点にこそ京都のユニークさがある、
ということなのかもしれません。
いずれにせよ、少し中心部から歩くだけで
(千松さんや安田さんのように)
豊かな自然の恵みを享受できるというのも
これまた京都、、、、、
草摘みや狩りを生業にするなんて、なにやら、
平安京の昔のようで楽しくなってきますね !
京都、面白そうでしょう ?
田舎暮らしと都会暮らしのイイトコドリができますよ !