老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「数学ミステリー白熱教室」を明け方まで見る、、、、

2021年08月01日 | 最近の話題

長引く外出自粛で

昼夜が逆転しがちの

今日この頃だが、

最近は

深夜の時間帯に

NHK BS プレミアムで

「人体」や

「欲望の資本主義」

といったシリーズ番組

の一挙再放送を見ることが多い。

昨夜も、、、というか

今朝もというか(1日)

午前1時過ぎから、

「数学ミステリー白熱教室」

の(1)~(4)の

一挙放送というのがあり、

それを明け方まで見ていて

就寝したのは

午前5時過ぎだった

冒頭に掲げたのは、

同番組の

エドワード・フレンケル教授の

「数学の大統一に挑む」。

( kindle版あり )

「 xのn乗 + yのn乗 = zのn乗

上の方程式でnが3以上の自然数の場合、

これを満たす解はない。

私はこれについての真に驚くべき証明を知っているが、

ここには余白が少なすぎて記せない。

17世紀の学者フェルマーが書き残した

この一見簡単そうな

「フェルマーの予想」を証明するために

360年にわたって様々な数学者が苦悩した。

360年後にイギリスのワイルズがこれを証明するが、

その証明の方法は、谷村・志村予想という

まったく別の数学の予想を証明すれば、

フェルマーの最終定理を証明することになる

というものだった。

私たちのなじみの深いいわゆる方程式や幾何学とは

まったく別の数学が数学の世界にはあり、

それは、「ブレード群」「調和解析」

「ガロア群」「リーマン面」

「量子物理学」など

それぞれ別の体系を樹立している。

しかし、「モジュラー」という

奇妙な数学の一予想を証明することが、

「フェルマーの予想」を証明することになるように、

異なる数学の間の架け橋

を見つけようとする一群の数学者がいた。

それがフランスの数学者によって始められた

ラングランス・プログラムである。

この本は、80年代から今日まで、

このラングランス・プログラムを

ひっぱってきたロシア生まれの数学者が、

その美しい数学の架け橋を、

とびきり魅力的な語り口で

自分の人生の物語と重ね合わせながら、

書いたノンフィクションである。  

 

著者について

1968年旧ソ連のコロムナという都市で生まれる。
両親の友人の数学者の手ほどきをうけ、
幼い頃から数学オリンピックで金メダルをとるなど
才能を発揮したが、
父親がユダヤ人であるため
モスクワ大学の入学を試験で高得点
をあげたにもかかわらず面接で落とされる。
石油経済研究所で応用数学を学び、ここで、
フランスの数学者ラングランスが始めた
数学と数学の間の架け橋をかける
「ラングランス・プログラム」に興味を持ち、
その第一人者となる。
現在、カリフォルニア大学バークレー校
の数学の教授である。        」(内容)

( kindle版あり )

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