老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都は、通り名1つ1つに陶然となれる街 ! (その3)~ たとえば、東洞院通

2019年10月06日 | 京都の大路小路、路地、辻子

京都というのは

京の通り名を聞くだけで

陶然(うっとり)とさせる街だ、、、

と先にも書いたが( → コチラ )、

少し分かりにくいので補足すると、

たとえば、

京都の町中を南北に走る通りの1つに

東洞院 という通りがある。

冒頭の写真は、御池通りにある案内プレートを撮ったものだが、

ここにも書かれているように、

「洞院」 というのは、

天皇が退位した後に住んだ住居を意味し、

この通りには、かつて

「高陽(かや)院」、「花山(かざん)院」、「高倉院」

など多くの「洞院」があったらしい。

そういう由来を知って

この東洞院という通りを歩くと、

あるいは、(たとえ歩かなくとも)

東洞院という通り名を聞くだけで

花山院の無念

高倉院の生きた激動の時代

思いを馳せることのできる、、、、、

京都というのは、実に実に、そういう街なのだ。

( 続く )

下の「ビジュアル・ワイド版・京都の大路小路」は、

京都の道路(大路小路)に関する

百科事典のような本。

この本を読むと、この東洞院には

上記のほか、

「小一条院」、「八条院」、「東八条院」

といった洞院があったことが分かる。

( → 同書39ページ )

 ◇

京都の大路小路―ビジュアル・ワイド 京都の大路小路―ビジュアル・ワイド 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2003-06

以下は、

その「ビジュアル・ワイド版・京都の大路小路」の内容紹介。

「 1200年を越える歴史の都「京都」の魅力は一本一本の「路」にある

本書は、157の通りの歴史的なりたちから最新の情報までをオールカラーで一冊に凝縮。

新しい発見の連続で、改めてこの古都の奥深さに感動することが出来ます。   

1200年を越える歴史の都「京都」。

この町の本当の魅力を味わうためには歩くのが何より

一本一本の通りに歴史が刻まれ新たな発見がある

本書は主な通り157本の歴史と現在をビジュアルに、

楽しく、わかりやすく紹介した初めての本。

蛸薬師通、油小路通、東大路など

いつも耳にしている通りの隠された歴史は、興味が尽きない

さらに最新の風景を新撮影、懐かしい風景は綿密なペン画で再現。

そのうえ最新の調査による通りごとの地図が充実。

京都の魅力を、立体的に、より深く味わえる一冊です。

「 千年の古都である京都は街中に歴史の文化が息づいている。

その真髄を味わうには路を歩くことが一番。

洛中洛外の157路の歴史と今を地図付きのオールカラーで紹介。

94、95年刊「京都の大路小路 正続」の改訂  」

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