老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「対面」に潜む暴力性 ~ 「コロナ・アンビバレンスの憂鬱」

2021年12月12日 | 災害 &  サバイバル術

( kindle版あり )

「 コロナ禍という人類史上希な病理下において、

人々の精神を支えるものはなにか?

人と人とが会うことが制限される状況下で、

我々はどう振る舞うべきなのか?

ひきこもり問題、

オープンダイアローグの第一人者が綴る、

コロナ禍を生き延びるためのサバイバル指南書。

感染症をキリスト教の〈原罪〉になぞらえて

自粛風潮の危うさを訴えた

「コロナ・ピューリタニズムの懸念」、

災厄の記憶が失われていくメカニズムを

トラウマ理論に結びつけて分析した

「失われた『環状島』」、

対面の場から生まれる根源的な暴力性

を問う「人は人と出会うべきなのか」など、

ネット上で大反響だったコロナ関連の論考を集大成。

コロナ禍という未知の時代

を生きていかなければならない我々のヒントとなる、

貴重な論考集。

私は、コロナ禍がそれほど

社会や人間を変えるとは思っていない。

(…)おそらくコロナ禍が過ぎてしまえば、

社会が驚くほど変わっていない

ことに人々は気付かされるだろう。

(…)私が注意を向けているのは、

ふだん「日常という幻想」が覆い隠している

さまざまな過程や構造が可視化される場面だ。

「親密さとは何か」

「不潔とはどういうことか」

「人の時間意識を構成しているものは何か」

「社会はどのように災厄を記憶するのか」

そして

「対面(臨場性)はなぜ求められるのか」。

いずれも

コロナ禍でなければ問われることのなかった問い

ばかりだ。(「あとがき」より)

【目次】

はじめに

1.〝感染〟した時間

コロナ・ピューリタニズムの懸念
失われた「環状島」
〝感染〟した時間
人は人と出会うべきなのか
会うこと、集うことの憂欝と悦び

2.コロナ・クロニクル

「医療」に何が起こったか
第3波の襲来とワクチンへの期待
コロナ・アンビバレンスとメディア
コロナ禍のメンタルヘルス
リモート診療の実態とリモート対話実践プログラム(RDP)
リモート教育は「暴力」からの解放である
コロナ禍で試される民主主義

3.健やかにひきこもるために

健やかにひきこもるために
リアリティショーは「現代の剣闘士試合」か
「マイルドな優生思想」が蔓延る日本に「安楽死」は100年早い
「鬼滅の刃」の謎─あるいは超越論的炭治郎
「意思疎通できない殺人鬼」はどこにいるのか?
亡き王女(猫)のための当事者研究

あとがき

カバー画像:《同じ月を見た日》

コロナ禍に孤立感を抱えている、

ひきこもりを含む様々な事情を持った

国内外の人々が参加するアートプロジェクト。

各々の場所から月の撮影を行い、

ここに居ない誰かを想像する。

企画:渡辺 篤
撮影:「アイムヒア プロジェクト」メンバー約50名
画像配置協力:紅、田中志遠        」(内容)

( kindle版あり )

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もうあかんわ日記

2021年12月09日 | 災害 &  サバイバル術

( kindle版あり )

「 父は他界
弟はダウン症
母は車いすユーザー、からのコロナ禍に生死をさまよう大手術
間におじいちゃんの葬式が挟まって
ついには、おばあちゃんがタイムスリップ

ーー残された長女(作家)にすべてのタスクは託された

次々におそいかかる「もうあかんわ」なラインナップ

なのにどうして、こんなに面白い文章が出来上がってしまうのか
読んでる側はいったいなんで、こんなに救われてしまうのか!?

【人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ】

3月10日から4月15日までの岸田奈美のnoteに書かれた、泣けて笑える祈りの日々
放った言葉を本人の手で見事に体現した、読後、拍手喝采のエッセイです

< 3/10 岸田奈美のnoteより>

現代社会が抱える闇の全部盛りが、かっぱ寿司のすし特急に飛び乗ってやってきた!?!?!?!??! !
チャップリンは「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」と言った。
わたしことナミップリンは「人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」と言いたい。

悲劇は、他人ごとなら抜群におもしろいのだ。
ユーモアがあれば、絶望に落っこちない。
常々そう思っていたけど、気づいたのは、ユーモアは当事者に向けるものじゃない。
悲劇を喜劇に変えるためのユーモアは、そこにいない聞き手、つまり第三者にしか向けられないものなのだ。
理不尽なこの日々を、こうやって笑い飛ばしてもらえたら、わたしはそれで救われる。
同情も憐憫もほしくない。
やるべきことも全部わかっているので、家に来て手伝ってほしいわけでもない。
ただ、笑ってほしい。
だって、このストレスフルな時間も、心のどこかでわたしは「たしかにしんどいけど、これはこれで、おもしろいよな」って思っているのだ。
そういう明るい自分を、わたしは見失いたくない。

でも、このままやったら、もうあかんわ。
そんなわけで、前置きが長くなりましたが、読者さんにお願いがあります。
今日から母が退院して落ち着くまで、毎日21時に、noteで日記を書きます。
時間のある人は、どうか、読んでいってください。
読んでくれる人がいるだけで、わたしは、語る意味があります。
悲劇をわたしがnoteで書けば書くほど、喜劇になっていきます。

タイトルは「もうあかんわ日記」です。
もうあかんので。あかんくなる前に、助けてください。

【もくじ(一部抜粋)】

○「もうあかんわ日記」をはじめるので、どうか笑ってやってください
○ プリズンブレイクドッグ
○ 祖父のアルゴリズム葬儀
○ 他人のためにやることはぜんぶ押しつけ
○ 何色かわからん龍の背に乗って
○ いつも心にクールポコ
○ もしも役所がドーミーインなら
○ 姉弟はそういうふうにできている
○ まだあかんくないわ
○ 退院ドナドナ……ほか         」(内容)

( kindle版あり )

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京都大学名誉教授・鎌田浩毅氏監修の、「富士山噴火 その時あなたはどうする ?」

2021年12月05日 | 災害 &  サバイバル術

( kindle版あり )

「 17年ぶりにハザードマップが改定 !

8月に富士山が噴火!?

いつか必ず起こる、富士山の噴火。

その日は確実に近づいている。

実際に噴火したらどうなるのか、

我々はどのような対策を強いたらよいのか、

日本屈指の専門家監修のもと、

最新情報まで徹底網羅 !

この一冊で富士山噴火の全てが分かる !

・富士山噴火リアルシミュレーション漫画で

 何が起こるかが分かる!

・噴火の専門家 京都大学名誉教授・鎌田浩毅氏

 による解説で最新情報が分かる!

・噴石・溶岩流・火砕流・火山灰

 のそれぞれの解説で被害と対策が分かる!

「推定2兆5000億円にものぼる、

 活火山・富士山の噴火被害」

「御嶽山の小規模噴火で、

 60名近い人々を死傷させた「噴石」とは」

「300年間貯まったマグマが引き起こす

「溶岩流」とは」?

「従来よりも約2倍も噴出量が増えた、

 改定版ハザードマップ」

「噴火が起これば、

 溶岩流が5時間以内に東西の大動脈を寸断する」

「時速100キロメートルで襲ってくる「火砕流」」

「首都圏に2センチ以上の火山灰が降り積もり、

 都市機能が停止する」

「電気は止まり、パソコンもストップ。

 深刻なライフラインへの影響」     」(内容)

( kindle版あり )

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日本沈没 ? ~  富士山噴火、南海トラフ地震、そして首都直下地震

2021年12月05日 | 災害 &  サバイバル術

先日(3日)、

山梨県と和歌山県で

震度5弱の地震が

相次いで起こった。

テレビで「日本沈没」

が放送されているおりだけに

ヒヤッとされた方も

多かったのではないか。

周知の通り、

首都直下地震や南海トラフの

30年内発生確率は

いずれも異様に高い。

そして、両方の巨大地震が

相次いで発生すれば、

(日本列島が

物理的に沈没するかどうか

はともかくとして)

日本が経済的に「沈没する

(世界の最貧国に転落する)

のはほぼ間違いない。

下に掲げたのは、

テレビなどでお馴染みの

鎌田 浩毅・京大教授

首都直下地震と南海トラフ

に関する著書。

以下は、その内容紹介。

「 首都直下地震は

「3・11」以降に内陸で起きる最大の地震災害です。

そして活火山である

富士山は、噴火の「スタンバイ状態」

といっても過言ではありません。

さらに地震と津波が襲ってくる

南海トラフ巨大地震は、

富士山の噴火とも密接な関係にあります。

地震と噴火の「活動期」に入った日本列島では、

災害を正しく恐れる知識が必須なのです。

近未来の危機の全貌と生き延び方を、

地球科学の第一人者が熱く説く現代人必読の書 ! 

 

〈本文より〉

現在と同じ「大地変動の時代」は、

1000年ほど前の平安時代

にも訪れたことがあります。

序章でも紹介しましたように、

869年に東日本大震災と同じ震源域で

貞観地震が発生し、

その後、日本全国で地震が頻発しました。

9年後の878年にはM7.4

内陸直下地震(相模・武蔵地震)が起きました。

これを現在に置き換えて、

2011年の9年後はいつかと考えると

2020年になるわけです。

幸い、首都直下地震はまだ起きていないわけですが、

地下が不安定な状態であることには

まったく変わりありません。

すなわち、首都直下地震は明日起きるかもしれないし、

数年後に起きるかもしれないのです。

いわば我々は

激甚災害の「ロシアンルーレット」

をしていると言っても過言ではないでしょう。

〈本書の特長〉

・京大の人気教授にして、地球科学の第一人者による解説。

・【特別対談】鎌田浩毅×読者代表・室井滋

〈本書の内容〉

【目次】

序章 東日本大震災から10年、いつ来てもおかしくない大災害

第一章 地震の活動期に入った日本列島

第二章 首都直下地震という新しいリスク

第三章 M9レベルになる「西日本大震災」と南海トラフ

第四章 富士山噴火の可能性も高まった

五章 なぜ世界で自然災害が増えているのか

第六章 「長尺の目」で世界を見る

第七章 科学にできること、自分にしかできないこと

第八章 地球や自然とどうつきあうか

終章 私たちはどう生きるべきか

〈特別対談:鎌田浩毅×室井滋〉

・地震が起こるリスクが高い場所はどこですか? 

東京にも大きな地震が来るのですか? 

・地震の予知はできないのでしょうか? 

・富士山が噴火するって本当ですか? 

・人類を滅ぼす自然災害はあるのですか? 

・大震災を前に、どんな考え方が必要でしょうか? 

日本列島に住む不安にすべて答える!       」(内容)

( kindle版あり )

( 追記 )

下は、同じ鎌田さんの

「富士山噴火と南海トラフ」。

富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ (ブルーバックス)
鎌田 浩毅
講談社

以下は、その内容紹介。

「 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、

富士山の様相をも決定的に変えてしまった。

津波や原発事故に人々の目が奪われているなか、

ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、

火山学者たちはひそかに青ざめた。

いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない

「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ。

しかも「そのとき」は、

やがて起こる南海トラフ巨大地震の直後に来るおそれがある。

富士山が最後に噴火した1707年の「宝永の大噴火」では、

そのわずか49日前に、

南海トラフ巨大地震(宝永地震)が起きていたのだ。

実は富士山と南海トラフには、

地球科学的にみて密接な関係がある。

富士山の美しさも、恐ろしさも、

南海トラフがつくっていると言っても過言ではないのだ。

2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に

「令和の大噴火」が連動すれば、

西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、

国家的な危機に陥るおそれがある。

私たちはこれにどう備えればよいのか ?

『富士山噴火』(2007年)を著した火山学の第一人者が、

2011年以降の富士山の大変動を大幅加筆、

巨大地震と巨大噴火の国でいかに生きるかについて、渾身の提言 !

【本書の構成】

第1部 富士山噴火で起こること

第1章 火山灰 都市を麻痺させるガラスのかけら

第2章 溶岩流 断ち切られる日本の大動脈

第3章 噴石と火山弾 登山者を突然襲う重爆撃

第4章 火砕流と火砕サージ 山麓を焼き尽くす高速の熱雲

第5章 泥流 数十年間も続く氾濫と破壊

第2部 南海トラフと富士山噴火

第6章 地理と歴史からみた富士山噴火

第7章 「3・11」は日本列島をどう変えたか

第8章 南海トラフ巨大地震との連動はあるか

第9章 山体崩壊のおそるべきリスク

第10章 富士山の噴火予知はどこまで可能か

第11章 活火山の大いなる「恵み」

【著者について】

鎌田浩毅(かまた・ひろき)

1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。

現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

理学博士。

日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長等を歴任。

京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。

科学啓発に熱心な「科学の伝道師」としても活躍  」

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東京沈没のリアル度

2021年11月25日 | 災害 &  サバイバル術

 

( kindle版あり )

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いまこそ「小松左京」を読み直す

2021年10月27日 | 災害 &  サバイバル術

( kindle版あり )

「 大規模自然災害、

ウイルス・パンデミック、

科学技術の進歩と限界――。

驚くべき精度で現在を予見した

SF作家の思索をたどる。

戦後日本を代表するSF作家

として知られる小松左京。

その作品は、大規模自然災害、

ウイルス・パンデミック、

科学技術の進歩と限界等、

現在の私たちが直面し、

未だ解決できない問題を

先取りするかのようなリアリティ

を持っていることから、

いまふたたび注目を集めている。

彼は危機の予言者なのか? それとも――。

作家としての出発点『地には平和を』、

日本SFのオールタイムベスト『果しなき流れの果に』、

460万部超の大ベストセラー『日本沈没』、

カルト的な人気を誇る『ゴルディアスの結び目』、

未完の遺作『虚無回廊』等、

小松の仕事を画期する代表作群を読み解き、

時代を超える洞察の淵源をさぐる。

小松左京を「SF作家」にとどまらない、

戦後最大の知識人として捉えなおす試み !    」(内容)

( kindle版あり )

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元・京大総長の、「2038年 南海トラフの巨大地震」

2021年10月25日 | 災害 &  サバイバル術

「 南海トラフに起こる

次の大規模な地震は、

2038年頃になると予測されている。

このような長期予測が

巨大地震について公表されている実例は、

今のところ一つだけで、

そのような地域は世界的に見ても珍しい、

というよりも、他にはない。

この本の第一部では、

そのような予測の内容とその根拠を示して、

南海トラフの巨大地震の震災、

とくに津波災害に備える必要のある方々に

参考にしていただきたい。

第二部には、

高知新聞の「視点」の欄に、

2002年4月から

2014年10月まで、

63回にわたって連載された

エッセイを再録した。    」(内容)

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「日本沈没」・第3話 ~ 今夜午後9時から放送

2021年10月24日 | 災害 &  サバイバル術

「日本沈没」・第3話が

今夜 TBS  で放送される。

午後9時から。

下は、日本列島の形すら

変えかねない

超巨大噴火と超巨大地震

というまるで

ドラマのようなテーマを扱った

「火山大国日本~

この国は生き残れるか」。

( kindle版あり )

「 迫りつつある危機にどう備えるか!

「なんか、噴火多いよね、最近。

大丈夫なの?」

と素朴な不安感を感じる人は多いはず。

日本列島は2011年3月11日に

1000年に一度とも言われる超巨大地震が発生し、

火山噴火の状況が大きく変わり、

富士山の大噴火がぐっと近いものに。

3・11直後、富士山近くで大きな地震が発生し、

極めて危険な地殻変動のデータが計測されたのだ。

日本列島が今の形になったのが300万年前、

この時から現在まで、

現代の日本人が経験したことのない、

超巨大地震「巨大カルデラ大噴火」と

大地殻変動が何度もこの列島を襲っている。

巨大噴火は地震と違って、予測が可能。

世界に例がない300もの火山が密集する

火山大国なのに「大変動」知らずの日本人は、

「備える」ことに目覚める必要がある !

●巻頭に「日本列島の待機火山分布地図」と

「火山災害カレンダー」付き    」(内容)

( kindle版あり )

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日本沈没 ?  日本建築学会著作賞を受賞した、福和名古屋大学教授の、「次の震災について本当のことを話してみよう。」

2021年10月24日 | 災害 &  サバイバル術

( kindle版あり )

「 ★ 2019年日本建築学会著作賞を受賞

★「防災学の権威が、

あえて悪夢の図を掲げてみせたのは

南海トラフ地震への強い危機感ゆえだろう」

(日経新聞「春秋」)

★「例えば東京の都心部が

江戸時代まで海辺だった『ずぶずぶの』地盤だ

というのは、改めて解説されると

恐怖感を喚起させられる。

… 次の震災で命を落とさないために、

是非一読をお勧めしたい」(読売新聞書評)

 2018年5月25日付 日刊工業新聞

【話題の本】で紹介されました

★「もう想定外とは呼ばせない――。

読者が1人でも多く防災に対する意識を変え、

1つでも多くの行動をしてほしい。

それが本書に込められた

福和教授の最大の『ホンネ』なのだ。

(東洋経済オンライン)

( kindle版あり )


南海トラフ地震は

「来るかもしれない」のではなく「必ず来る」!

日本人の2人に1人が被災者に ! ?

関東大震災の「火災」

阪神・淡路大震災の「家屋倒壊」

東日本大震災の「津波」

これらを同時に経験するかもしれない。

首都圏を襲う大地震も懸念される!

【次の震災の光景】

街は津波に襲われたところと、

火災で燃えているところと両方の惨状が広がる。

あまりたくさんの家が壊れているので、

避難所には入れない。

人々はヨレヨレの格好で郊外に歩いていく。

行き倒れになっている人を助けることもできない。

電気もガスも水道もすべてが途絶。

…衛生状態も悪化の一途。街には強烈な腐臭が漂う。

【危うい大都会】

入り江を埋め立てた東京・日比谷、

丸の内の地盤はズブズブ。

関東大震災では丸の内のほとんどのビルが倒壊した。

スイスの再保険会社が公表した

自然災害危険度が高い都市ランキングで

「東京・横浜」はワースト1。

大阪・中之島は高波や津波の時どう対処するのか。

名古屋駅前も軟弱地盤。

林立する超高層ビルの安全性は

十分には検証されていない。

【40年の空白】

戦後40年、高度成長期に大都市で大きな地震がなく、

日本は経済成長を遂げた。

この間、電気、燃料、水道、通信網が高度に発達し、

それを基盤にした社会に日本人は生きている。

次の巨大な地震はそれらをすべてストップさせて

容易に回復できないという、

過酷な事態をもたらす可能性がある。

東海・東南海地震が起きたら、

世界はその後に南海地震が続くと警戒し、

日本は売り叩かれる。世界恐慌につながる。

【見たくないものを見る】

こうした事態は多くの人にとって「見たくないもの」。

私たちは「誰かがうまくやってくれている」と、

見たくないことに目をつぶり、

人任せにして日々を過ごしている。

「見たくないもの」をあえて見ること

が最悪の事態を防ぐ。

【ホンネが問題を解決する】

本来、企業の事業継続計画(BCP)とは

「具合の悪いところを見つけて改善するためのもの」。

それなのに、「社長や株主に報告するため」

のきれいなものになっている。

組織の死命を制する防災は「ホンネ」で語らなければダメ。

名古屋の大手企業70社と「ホンネの会」を始めた。

「自分の組織の悪いところを正直に話すこと」

「嘘をつかないこと」が入会資格。

「実はうちも全然ダメ」などというやりとりが続き、

それぞれが持ち帰り自社の防災対策に生かしている。

ホンネがホンキの対策を生む !

【今すぐできること】

南海トラフ地震のような大規模災害では

公的な支援は不足する。

自助が基本。

家の耐震化は見栄えさえ気にしなければ安くできる。

進学、結婚で新しい土地に住む時は地盤と建物を選ぶ。

そんなのは無理という人も、

家具だけは止める。

みんなが家具を止めれば、

大震災の被害は圧倒的に減る。

まずは自助の基本、耐震化と家具固定を率先する。

今すぐできることはたくさんある !   

( kindle版あり )

福和 伸夫(ふくわ のぶお)

【名古屋大学教授・減災連携研究センター長】

1957年生まれ、名古屋市出身。

名古屋大学教授・減災連携研究センター長、

あいち・なごや強靱化共創センター長、

工学博士、日本地震工学会会長、

中央防災会議作業部会委員、

地震調査研究推進本部政策委員長など。

81年3月名古屋大学大学院工学研究科修了。

同年大手建設会社入社。

91年名古屋大学に転じ、2012年1月より現職。

専門は、建築耐震工学、地震工学、地域防災。

早期の耐震化を強く訴え、

小泉純一郎政権時代には

防災の国民運動作りの原動力となった。

「自然災害は防ぐことは出来ないが、

その被害を減らすことはできる」という信念のもと、

研究のかたわら、耐震教材を多数開発し、

全国の小・中・高等学校などで

「減災講演」 を続けている。

巨大な建物を実際に揺らすことのできる

世界に類をみない研究・展示施設、

名古屋大学「減災館」はその結集とも言える。  」(内容)

( kindle版あり )

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火山の巨大噴火は巨大地震よりもオソロシイ !

2021年10月22日 | 災害 &  サバイバル術

先日、阿蘇山が噴火し

ヒヤッとしたばかりだが、

どうも最近日本の火山の活動が

活発化している気がするが

どうなんだろう ?

冒頭に掲げたのは、

京大名誉教授の鎌田浩毅(かまた・ひろき)さんが

以前週刊エコノミスト誌に寄稿した記事だが、

鎌田さんによると、

火山の巨大噴火というのは

1つの文明を滅ぼすほどの破壊力があり

巨大地震とは比べものにならない

くらいの脅威

なのだという。

7300年前に起こった鬼界噴火で

南九州の当時栄えていた

縄文文明は完全に滅び、噴火の後

何百年間も不毛の土地になった、、、

というのだからとにかくスゴイ。

下は、その鎌田さんの

「富士山噴火と南海トラフ」。

富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ (ブルーバックス)
鎌田 浩毅
講談社

以下は、その内容紹介。

「 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、

富士山の様相をも決定的に変えてしまった。

津波や原発事故に人々の目が奪われているなか、

ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、

火山学者たちはひそかに青ざめた。

いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない

「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ。

しかも「そのとき」は、

やがて起こる南海トラフ巨大地震の直後に来るおそれがある。

富士山が最後に噴火した1707年の「宝永の大噴火」では、

そのわずか49日前に、

南海トラフ巨大地震(宝永地震)が起きていたのだ。

実は富士山と南海トラフには、

地球科学的にみて密接な関係がある。

富士山の美しさも、恐ろしさも、

南海トラフがつくっていると言っても過言ではないのだ。

2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に

「令和の大噴火」が連動すれば、

西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、

国家的な危機に陥るおそれがある。

私たちはこれにどう備えればよいのか ?

『富士山噴火』(2007年)を著した火山学の第一人者が、

2011年以降の富士山の大変動を大幅加筆、

巨大地震と巨大噴火の国でいかに生きるかについて、渾身の提言 !

【本書の構成】

第1部 富士山噴火で起こること

第1章 火山灰 都市を麻痺させるガラスのかけら

第2章 溶岩流 断ち切られる日本の大動脈

第3章 噴石と火山弾 登山者を突然襲う重爆撃

第4章 火砕流と火砕サージ 山麓を焼き尽くす高速の熱雲

第5章 泥流 数十年間も続く氾濫と破壊

第2部 南海トラフと富士山噴火

第6章 地理と歴史からみた富士山噴火

第7章 「3・11」は日本列島をどう変えたか

第8章 南海トラフ巨大地震との連動はあるか

第9章 山体崩壊のおそるべきリスク

第10章 富士山の噴火予知はどこまで可能か

第11章 活火山の大いなる「恵み」

【著者について】

鎌田浩毅(かまた・ひろき)

1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。

現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

理学博士。

日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長等を歴任。

京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。

科学啓発に熱心な「科学の伝道師」としても活躍  」

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京都宇治原子炉 ~ 計画廃棄の舞台裏

2021年10月21日 | 災害 &  サバイバル術

「 1950年代、

日本における原子力開発の黎明期、

東海村に続いて

京都の宇治に

研究用原子炉を設置する計画があった。

1952年、水爆実験実施の翌1953年、

アイゼンハワー米大統領は国連で

「平和のための原子力」と題して演説。

翌54年3月1日に

第五福竜丸のビキニ環礁で

被曝した翌日の2日、

日本の国会に保守政党により突如として

原子力予算が提出される。

先の計画はこうした流れの中にあって

急遽立てられたのである。

この計画が決まって日をおかず

宇治では茶業者を中心に

広範な反対運動が組織され、

やがて国会でも論議される事態となる。

そして宇治への原子炉設置計画は放棄され、

その後の関西各地の候補地でも

住民は計画をことごとく

押し戻していった。      」(内容)

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日本沈没 ? 南海トラフ地震とハイパーインフレ  〜 令和最大の危機にどう備えるか?!

2021年10月21日 | 災害 &  サバイバル術

南海トラフ地震と

首都直下地震の2つが

相次いで発生すれば

日本は世界でも

最貧国の部類に転落する、、、

( → ようするに、

終戦直後の焼野原の水準

に戻る)

という予測は

以前からもあったが、

冒頭に掲げた

「南海トラフ地震とハイパーインフレ」

は、7月末に出版された

南海トラフ地震の

そうした被害の激甚さ

について

経済的側面から

詳細に分析した書。

同書によると、

南海トラフ地震の被害は

東日本大震災の16倍

(首都直下地震のそれは10倍

両方合わせれば26倍)、

しかも、すでに

秒読みの段階だ、、、、

というのだから凄まじい。

目の前にある危機

コロナだけではない、、、

ということか ?

いずれにせよ、

こうした巨大災害の可能性については

何をするにしても

(たとえば、不動産の取得・処分

常に、常に

念頭しておきたいものだ。

「 災害多発の新防災パラダイム時代

を生き抜くための一冊 !

独自の「幾何学的未来思考」で説く、

パラダイムシフトへの予想と対策

南海トラフ地震の巨大災害が招くハイパーインフレ、

戦後最大と予測される経済危機に、

どう備え、どう対処するか。

地震のメカニズム、経済との相関性、

防災政策、行政への提言・要望などを、

資料、図表を多用したビジュアルで、

分かりやすく解説。

災害多発時代の新防災パラダイム時代をどう生き抜くか。

経済的、経営的、人生的な運命をいかに守るか。

「不意打ち災害」を防ぐための対策を、

独自の視点から多角的に提示する。


【目次】

第1章 災害多発時代

・南海トラフ地震の警戒直前期に入った
・南海トラフ地震の想定外

第2章 もうひとつの恐ろしい災害

・日本の財政の現状
・巨大災害でハイパーインフレ

第3章 新防災パラダイムシフト時代

・地震、ハイパーインフレ(大経済津波)のチェック
・南海トラフ地震とハイパーインフレ期の被害と対策

第4章 準備期―パラダイムシフト実現に向けて必要なこと

・新防災パラダイムシフトへの移行問題点
・故郷レジリエンス投資と故郷防災投資    」(内容)

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「100分de  災害を考える」

2021年10月19日 | 災害 &  サバイバル術

( kindle版あり )

「 災禍に向き合い、乗り越えるために

大震災、台風、豪雨、そして感染症――。

災害が相次ぐこの国で、

私たちに求められている知恵

とはなんだろうか。

寺田寅彦『天災と日本人』、

柳田国男『先祖の話』、

セネカ『生の短さについて』、

池田晶子『14歳からの哲学』の4冊から、

自然・死者・時間・自分との「つながり」

を考える。    」(内容)

( kindle版あり )

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7本指のピアニスト  ~ 僕が奇跡を起こせた方法

2021年10月14日 | 災害 &  サバイバル術

「 最悪の出来事も最高の出来事に変わる!

ニューヨークでデビュー、

カーネギーホールでの成功――幸福の絶頂から、どん底へ。

指のジストニアで、プロとしては一生再起不能といわれた彼は、

どのように逆境をチャンスに変えたのか。

【目次】

第1章「人間好き」「お祭り好き」 「バカがつくほどポジティブ」

・ピアノを習いだしたのは、一五歳のとき
・音楽ならなんでもありの家庭環境
・今津先輩がピアノを弾ける大衝撃
・楽譜が読めなかったブラスバンド部時代
・不純な動機でピアノを始める
・音大入学という不可能に挑戦
・猛練習の日々
・「聴音嫌~」
・目標達成!
・夢は演奏のできるピアノの先生
・さらに上にいく練習法
・ピアノオタクでお祭り好き
・音楽大学の試験に合格
・誰よりも喜んでくれた祖母
・四年制大学への編入試験に失敗
・コンプレックス
・練習してるのになぜ弾けない?
・チャンス到来
・質問の嵐が好機をもたらす
・無我夢中でこなした前座
・和菓子屋の店員にニューヨークへのスカウトが
・行ったらええやん!
・渡米に向けて準備


第2章 アメリカンドリーム

・夢のニューヨークに到着
・世界中から最高の才能と腕を持った人々が集まるところ
・レッスンの内容は金づちで頭を殴られる衝撃の連続
・「自分しかできない表現を見つけなさい」
・「ありのままの自分で演奏しなさい」
・派手な演奏から脱皮し、滑らかに音をつなげるレガートタッチを練習
・音量を上げずに、しかしうしろまで響く音を出すこと
・指慣らしも心の準備もないままでの抜き打ち演奏
・「リンカーンセンターで演奏会」のサプライズ
・「必ず、きたチャンスは逃がさず掴むこと。まずはやってみるんだ」
・夢にまで見たニューヨークデビュー
・結果は大成功
・練習とレッスン、そしてコンサート。 ピアニストとしてのキャリアも順調
・超一流ピアニストたちと会えた!
・夢と希望に溢れて、キラキラとして幸せな時間だった

第3章 幸福の絶頂からどん底へ

・積み重なるプレッシャー
・またもコンプレックスの暗雲が
・わりばしが割れるほど、指が意志とは関係なく内側に曲がる
・「じゃあ、さっさと日本に帰ったら?」
・ジストニアの発症――「プロとしては一生再起不能です」
・自殺未遂
・「夢はあきらめたらアカンねん!」
・アメリカでジストニアの治療を受ける
・超貧乏時代
・職を転々とする
・もう一度舞台に立とうと思ったキッカケ


第4章 再び夢へ

第5章 絶対、前向き!         」(内容)

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神社もコロナ対策 !

2021年09月26日 | 災害 &  サバイバル術

冒頭の写真は、

八坂神社の本殿前で

撮ったもの。

手をかざすだけで

鈴の音のする賽銭箱や、

抗菌加工済の

鈴の緒が、、、

下は、京都の神社

を特集した

月刊京都の9月号。

「 地元発、京を楽しむ大人マガジン

(特集)
 
神社の魅力を知る
 
洛中 エリア◆下鴨神社/北野天満宮/白峯神宮/
      晴明神社/護王神社/豊国神社
 
洛東 エリア◆八坂神社/平安神宮/東天王 岡﨑神社/
      吉田神社
 
洛北エリア◆上賀茂神社/今宮神社/貴船神社
 
洛西 エリア◆松尾大社/大原野神社/梅宮大社
 
洛南 エリア◆伏見稲荷大社/藤森神社/城南宮/
      御香宮神社
 
宇治・八幡 エリア◆宇治上神社/石清水八幡宮
 
京都の神社のあれこれ
 
(好評連載)
 
小倉夢桜さんが選ぶ 季節の京菓子「鶴屋長生」
編集部のおすすめ粋な店「東寺界わい」
京都ふしぎの玉手箱「鴨川の橋に京を見る」
寺社探訪「曼殊院門跡」
歩いて発見 ! 「御室八十八ヶ所霊場」   」(出版社からのコメント)
 

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