老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都所司代の歳時記

2021年03月25日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

「 京都所司代は所司の代官の意味で、

室町幕府の侍所、所司をさす。

所司の被官がこれを務めた。

室町以降になると、

所司代がさらにその家人を小所司代に任命し、

雑事を務めさせるようになる。

室町時代の侍所は

京中の検断・断罪を掌握としており、

所司代は小舎人・雑色らを指揮して

将軍外出の警護、

犯罪人の逮捕などにあたった。

京極持清の下で同役を務めた多賀高忠や、

赤松政則の下で活躍した浦上政則の下で活躍した。

応仁文明の乱後は、

所司補任が断絶するとととに

同代官として所司代も廃絶したが、

戦国時代以降、時々の権力者は

京都を実質的に支配する要職に

所司代の名を用いた。       」(内容)

( kindle版 )

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本郷和人さんの、「承久の乱 日本史のターニングポイント」

2021年03月12日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

京都文化博物館で、4月6日から

「承久の乱~800年前の戦いの記憶」

という特別展が開催されるが(→コチラ)、

冒頭に掲げたのは、

人気の歴史学者・本郷和人さんが

その承久の乱について書かれた

「承久の乱 日本史のターニングポイント」。

以下は、その内容紹介。

◇ 

( kindle版あり )

「『日本史のツボ』(文春新書)、『ヤバイ日本史』など

で知られる人気歴史学者が、

専門である鎌倉時代を舞台に、

満を持して取り組んだ意欲作です。

本郷さんは鎌倉時代の基本史料『現代語訳 吾妻鏡』

の編者の一人でもあります。

誰もが日本史上の重要トピックとして覚えた経験はあるが、

敗れた後鳥羽上皇が隠岐島に島流しにされたこと、

北条政子の演説で鎌倉武士がひとつにまとまったこと

くらいで、実はよく知られていない「承久の乱」。

そもそも後鳥羽上皇はなぜ幕府に戦いを挑んだのか?

「錦の御旗」を敵に回して勝利したリーダー、

北条義時はどんな人物だったのか?

それを理解するには、

後鳥羽上皇が歴代天皇のなかでも指折りの

文武に長けたカリスマだったこと、

そして頼朝以降の鎌倉幕府で繰り広げられた、

血で血を洗う「仁義なき政争」を知る必要がある、

と本郷さんは説きます。

さらにこの戦いは、

朝廷と幕府の関係を決定的に変えました。

以後、明治維新までのおよそ六百五十年間、

武士が日本の政治を動かす時代となったのです。

まさに承久の乱の起きた一二二一年こそ

日本史の大きなターニングポイントといえます。

日本史ブームの中、

第一人者による決定版の登場です。

主な内容

・鎌倉幕府の正体は「頼朝とその仲間たち」

・まったく異質だった武士の殺生観

・上皇の絶大な経済力

・北条氏よりも優遇された比企氏、平賀氏

・なぜ源氏将軍は三代で絶えたのか?

・血で血を洗う闘争に勝ち残った北条義時

・武士の切り崩しに成功した後鳥羽上皇

・実朝暗殺の“仕掛け人”は?

・戦いの本質は「在地領主vs.朝廷支配」だった   」(内容)

( kindle版あり )

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戦乱の京都に生きた7人の群像 ~ 「乱都 」

2020年11月15日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

大河ドラマ「麒麟がくる」で注目の

室町幕府末期を描いた

天野 純希さんの歴史小説。

( kindle版あり )

「【 戦国最大の激戦地 「京都」

をめぐる「仁義なき戦い」! 】

「都には魔物が棲んでいる」

応仁の乱から室町幕府の終焉まで、

裏切りと戦乱の坩堝と化した京に魅入られ、

果てなき争いに明け暮れた

7人の男たちの生きざまを描く連作集。

「黎明の王」

……遊女腹と蔑まれて育った畠山義就が

最初の戦国大名となるまで。

「天魔の都」

……修験道にのめり込む

奇人・細川政元はいかにして絶対権力を握ったか。

「都は西方に在り」

……西国の「大器」・大内義興が

混迷の京都へと引きずりこまれる。

「凡愚の見た夢」

……天下を取った凡愚・細川高国の栄光と破滅。

「華は散れども」

……法華一揆に参加した商人の平三郎が見た戦場の地獄。

「雲上の剣」

……己の力で幕府の権威を取り戻すため

剣豪将軍・足利義輝が都の魔物に挑む。

「夢幻の都」

……流浪の果てにも失わなかった

最後の将軍・足利義昭の意地。      」(内容)

( kindle版あり )

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けっして無能ではなかった ? ~ 「戦国期足利将軍研究の最前線」

2020年11月11日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

NHKの大河ドラマ、

「麒麟がくる」では

足利将軍の周辺が

克明に描かれているが、

冒頭に掲げた

「戦国期足利将軍研究の最前線」は

その室町幕府末期の権力構造に関する

研究の最前線をまとめたもの。

以下は、その内容紹介。

「 応仁の乱以降、

足利将軍は権力を消失し、

その威令は

京とその周辺にしか及ばなくなった―。

一般に言われている

戦国時代の足利将軍像は

果たして本当なのか ?

進展めまぐるしい

足利将軍及び戦国時代研究の「現在」を、

最前線で活躍する研究者10人が

わかりやすく解説する。

 

著者略歴

山田康弘

1966年群馬県生まれ。
学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。
博士(史学)。
現在、小山高等工業専門学校非常勤講師。
専門は日本中世史    」(内容)
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図解 室町幕府崩壊

2020年09月14日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

「 享徳の乱にはじまる混乱で

幕府が崩壊

戦国乱世の世を迎えるまで

大河ドラマでは毎年のように織田信長が暴れ、本能寺に散っている昨今、

信長以降の戦国史は多くの人の知るところです。

しかし、その信長が「うつけ者」スタイルのヤング時代は、

途端に状況把握が不透明になり、武田信玄や上杉謙信が出てきて、

ようやく理解できる視聴者も多いのではないでしょうか。

そこで、本書では、この信長以前の戦国初期の様相を図解で掲載。

いつもすぐ死んでしまう斎藤道三や、剣豪将軍・足利義輝

すでに死んでいる誰彼の親父たちの活動を解説していきます。

これを一読すれば、「なぜ戦国強国が生まれたのか」がわかります。

【監修者】

小和田 泰経(おわだ・やすつね)

1972年東京都生まれ。現在、静岡英和学院大学講師。

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に 資料提供として参加。

TV出演も多数。

●主な著書

『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』

『兵法 勝ち残るための戦略と戦術』(ともに新紀元社刊)

『天空の城を行く これだけは見ておきたい日本の山城50』(平凡社)

●共著など

『信長戦国歴史検定<公式問題集>』小和田哲男監修(学研パブリッシング刊)、

『ずかん 武具』編(技術評論社刊)

●監修

『図解 応仁の乱』

『図鑑 南北朝争乱』(ともにエイ出版社刊)  」(内容)

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「義輝異聞 将軍の星」 ~ 「剣豪将軍義輝」の番外編

2020年09月12日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

( kindle版あり )

「 無力な室町幕府にあって、

自ら剣を極め、その将器で

斎藤道三や織田信長らの心も惹きつけた

乱世の将軍・足利義輝。

その命は二十九歳の若さで尽きたが、

遺臣らの心から義輝の清爽な姿が消えることはない。

霞新十郎の名で廻国修業の旅に出た、

若き日の剣豪将軍の逸話をはじめ、

今明らかになる秘話の数々。

義輝を愛する人に捧げる短篇全七篇   」(内容)

( kindle版あり )

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数少ない将軍足利義輝を主人公にした小説 ~ 「剣豪将軍義輝」

2020年09月11日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

( kindle版あり )

「 応仁の乱後、

剣士として生きようとした足利義輝の生涯

寄らば大樹の陰と言う。

樹とは、征夷大将軍の異称でもある。

宮本昌孝『剣豪将軍義輝』の主人公は

室町幕府第十三代将軍・足利義輝だ。

応仁の乱後、幕府は弱体化の一途を辿り、

下剋上の世が到来していた。

弱冠十一歳で元服して

将軍職に就いた義藤(のちの義輝)は、

しかし初陣にて手痛い敗戦を蒙る。

自ら佩刀(はいとう)の大般若長光を揮(ふる)って

戦場を駆けたものの、

彼の軍は弱かったのだ。

強くならなければならぬ。

そう覚悟した義藤は自らの剣を高めるべく、

厳しい修業に励む。

戦国武将が覇を競い合う軍記小説の臨場感と、

道を極めんとするものが技芸を通じて

己れの内面と向き合う剣豪小説の精神とが、

固く手を結び合った完璧な娯楽時代小説。

それが『剣豪将軍義輝』だ。

 

強さを求める義輝の態度は凜々しく、

胸を打たれるが、それは敵を惹きつけもする。

彼の将軍首を取ろうとするのが三好長慶ら、

逆賊の臣どもである。

一方で、流浪の武芸者・熊鷹のように

剣豪としての一個人・義輝をつけ狙い、

打ち負かさんとする者もいる。

闘争心の為せる業である。

 

こうした大小の敵の挑戦を正面から受け、

正々堂々と跳ね返し、

時には敗北を喫しながら

泥土の中からまた強くなっていく。

義輝のその姿には憧れざるをえない。

 

この真っ直ぐな青年将軍を大樹と慕う者たちが、

彼の下に集ってくる物語でもある。

強さだけではなく心で結びついた関係、

人が誰かを信頼するというのはいかなることか

を本書は描くのだ。

 

長大な作品ではあるが、

義輝の生涯は夜空を瞬時に横切る流星のようであり、

その軌跡を目で追ううち、

あっという間に読み切ってしまうだろう。

涙と眠気で目が霞む朝が、きっと待っている。(恋)

評者:徹夜本研究会  

(週刊文春 2018年06月21日号掲載)         」

( kindle版あり )

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直木賞作家が描く足利義政 ~ 「銀閣の人」

2020年09月04日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

( kindle版あり )

「「日本の美」の源流をたどれば、

そこに彼がいる

室町幕府八代将軍・足利義政。

応仁の乱のさなか、

己にとっての美を体現する建築を構想した彼は、

権力闘争に背を向け

独自の美意識を追い求めた。

乱世にあって芸術家たらんとする志と苦悩を

直木賞作家が描ききる。

著者略歴

門井 慶喜

1971年群馬県生まれ。

同志社大学文学部卒業。

2003年「キッドナッパーズ」で

オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。

16年『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと

美術で読む近代』で

日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、

同年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。

18年『銀河鉄道の父』で直木賞受賞。

他の作品に『東京帝大叡古教授』

『家康、江戸を建てる』

『屋根をかける人』『自由は死せず』

『東京、はじまる』などがある      」(内容)

( kindle版あり )

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平家物語の京都を歩く

2020年08月25日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

平家物語の京都を歩く (新撰 京の魅力) 平家物語の京都を歩く (新撰 京の魅力)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2004-09

「 祇園精舎の鐘の声、

諸行無常の響あり沙羅双樹の花の色、

盛者必衰の理をあらはす…

平家琵琶が語る

哀切な調べを想像しながら、

平家一族の生生流転の人間ドラマを

堪能しませんか。

著者略歴

蔵田敏明
 
1954年、福山市に生まれる。
 
京都市立高等学校教諭を経て、
 
現在名古屋外国語大学助教授。
 
大谷大学非常勤講師。
 
映画への造詣も深く、
 
自ら劇団「創作工房」を主宰。
 
また映画雑誌『浪漫工房』
 
の編集に携わるなど、
 
多彩な活動を続けている   」(内容)

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上杉本洛中洛外図と親俊日記、そして「落日の室町幕府」

2020年07月18日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

落日の室町幕府―蜷川親俊日記を読む
落日の室町幕府―蜷川親俊日記を読む
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2005-12

京都の街を歩いていると、

○○時代の京都の街はどうなっていたのだろう ? 

その頃、京都の人々は、どんな生活をし、

どんなことを考えながら毎日を過ごしていたのだろう ? 

などと想うことがしばしばある。

京都には、歴史的な展示を行っている博物館が幾つかあり、

それらを見れば、街の様子や当時の人々の衣裳など

外見(ビジュアル)的なことについては、

ある程度理解可能だが、

生活感情など形の無いものとなると途方に暮れる。

そんなときに便利なのが

知りたい時代を生きた人々が残した日記。

日本人の日記好きは有名だし、

公家などにとっては有職故実が生き残る糧だったから、

日々起こった出来事にどう対処したかについて

細々と記した膨大な日記を

家産として残している例も多い。

冒頭に掲げた、「落日の室町幕府」は、

政所代(まんどころだい)という、

幕府の要職にあった

蜷川親俊の残した日記世界から、

1538~51年の京

都の街の様子や政情を描きだしたもの。

今谷明さんが、その著書で、

上杉本洛中洛外図に描かれたのは、

1547年に

16日間だけ存在した

実際の京都の街だ、、、、

と残された歴史資料から論証したのは有名な話だが

(→「京都・1547年」)、

時代がオーバーラップしていることもあり、

この親俊日記には、

上杉本洛中洛外図で描かれている

様々な公家や武家、医家の屋敷などが実名で登場する。

( → 今谷さんの論証にも、この親俊日記は使われている )

まるで、

洛中洛外図の作中人物の「語り」でも聞いているようで、

歴史好き、京都好きの方には

とにかく、興味が尽きない本だと想う。

【参考文献】

京都・一五四七年―上杉本洛中洛外図の謎を解く (平凡社ライブラリー) 京都・一五四七年―上杉本洛中洛外図の謎を解く (平凡社ライブラリー)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2003-10

 

戦国時代の貴族―『言継卿記』が描く京都 (講談社学術文庫) 戦国時代の貴族―『言継卿記』が描く京都 (講談社学術文庫)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2002-03

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京都・町中の隠者 ~ 「兼好法師 」

2020年06月29日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

兼好法師 - 徒然草に記されなかった真実 (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社

「 兼好は鎌倉時代後期に

京都・吉田神社の神職である卜部家に生まれた。

六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、

出家して「徒然草」を著す――。

この、現在広く知られる彼の出自や経歴は、

兼好没後に捏造されたものである。

著者は同時代史料をつぶさに調べ、

鎌倉、京都、伊勢に残る足跡を辿りながら、

「徒然草」の再解釈を試みる。

無位無官のまま、自らの才知で中世社会を渡り歩いた

「都市の隠者」の正体を明らかにする。

目次

はしがき

第一章  兼好法師とは誰か

第二章  無位無官の「四郎太郎」――鎌倉の兼好

第三章  出家、土地売買、歌壇デビュー――都の兼好(一)

第四章  内裏を覗く遁世者――都の兼好(二)

第五章  貴顕と交わる右筆――南北朝内乱時の兼好

第六章  破天荒な家集、晩年の妄執――歌壇の兼好

第七章  徒然草と「吉田兼好」

参考文献  年譜  索引   」(内容紹介)

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吉田兼好とは誰だったのか  ~ 徒然草の謎

2020年06月27日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎 (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎

「 日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、

吉田兼好によって書かれた作品。

だが爾来、兼好の実体は薮の中である。

本名はわかっているが生没年ともに不祥。

徒然草原本は消失。

最古の写本も兼好の死後数十年のものである。

そもそも原本は存在せず、

兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、

弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。

誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、

ずっとベストセラーであり続けた

特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、

ノンフィクション作家があぶりだした。

著者について

1941年、愛知県稲沢市生まれ。
 
明治大学法学部卒業、出版社の雑誌記者を経て、
 
ノンフィクション作家になる。
 
近年の主な作品に『近衛秀麿』(講談社)
 
『天皇の暗号』(学習研究社)などがある   」(内容)

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「足利義満と京都」

2020年06月26日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

足利義満と京都 (人をあるく)
クリエーター情報なし
吉川弘文館

吉川弘文館の「人をあるく」シリーズ

に収録されている

「足利義満と京都」、、、、

「 室町幕府の宿願だった

南北朝合一を果たした三代将軍義満。

中世最大の宗教勢力延暦寺を意のままに操り、

出家後もなお権力者として君臨し続けた生涯を描く。

遺物新発見で注目の相国寺大塔など、

ゆかりの京都を訪ねる。

著者について

早島大祐

1971年京都に生まれる

2001年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学

2002年京都大学博士(文学)

京都女子大学准教授 (2016年10月現在)

【主要編著書】『室町幕府論』(講談社選書メチエ、2012年)、

『足軽の誕生』(朝日新聞出版、2012年)、

『西山地蔵院文書』(編著、京都大学史料叢書、思文閣出版、2015年)  」(内容)

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「鴨長明 ~ 自由のこころ」 (ちくま新書)

2020年06月26日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都

鴨長明: 自由のこころ (ちくま新書)
クリエーター情報なし
筑摩書房

「 日本人なら、誰もが習い覚えた『方丈記』。

その作者の鴨長明といえば、「数寄」の語で語られ、

ディレッタントともいわれてきた。

地方、その世界観は、しばしば仏教的無常観といわれてきた。

これまで鴨長明の名は、

かなりの長きにわたってよく知られてきたが、

その像は、なかなかひとつに結ばれなかった。

そこで、『方丈記』に『無名抄』『発心集』を加えた三作から、

新たな鴨長明像を提出する。

そして、「ゆく河の流れは絶えずして」にはじまる世界観が

なぜ現代人の心によく響くのかを明らかにする。

著者略歴

鈴木貞美
 
1947年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。
学術博士。創作、文芸批評に従事ののち、東洋大学を経て、
国際日本文化研究センターに勤務。
定年後、同名誉教授。
日本近現代文芸を中心に思想文化史の再編に取り組む   」(内容)
 

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「新説 応仁の乱」

2017年04月20日 | 源平 & 鎌倉、室町時代の京都
新説 応仁の乱 (別冊宝島 2570)
クリエーター情報なし
宝島社

「 近年、注目を集めている「応仁の乱」。

歴史研究者たちの間で「室町時代の政治史」が注目を集め、

従来のイメージを塗り替える新たな研究が発表され、ホットなテーマとなっています。

本誌は応仁の乱研究の最前線で活躍する論者たちによる、さまざまな新説、新たな視点を紹介。

なぜ戦国時代が始まったのか、なぜ足軽が誕生したのか、

当時の日本が高度成長期にあった事実を明らかにしながら応仁の乱の真実に迫ります 」(内容紹介)

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