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66 パキスタン ラホール ラホール城塞と庭園

2018-09-23 06:08:07 | Weblog
03:30起床
まだ暗い。

昨日も前日とまったく同じ朝食が運ばれてきた。食事をした後パキスタンの携帯のSimを入れてもらうのに歩いて出かけた。Mobilinkという携帯会社が合併だかで名前が変更になりホテルのフロントで教えて貰った「Jazz Head Office」に向かった。途中ATMを見つけたので警備員に引き出し方を教えてくれと言ったら銀行の中に案内された。その銀行では使えるカードはなく銀行の担当者が歩いて別の銀行まで連れて行ってくれた。警備員はいたが銀行は開いていなかったのでカードを見せて教えてくれと頼んだが、その警備員にはダメだと断られた。多分私と同じで英語力がなかったのだと思う。そこにATMを利用する男性が入ってきたのでその人をつかまえてやってもらった。パキスタンでも1回に引き出す限度額があるようで、その男性は20,000 20,000 10,000と3回に分けて引き出すとノートに書いてくれた。10,000の数字は表示されるが20,000が表示されない。その男性は10,000を引き出した後に違う方法で15,000を2回やり最後に10,000と計4回も手伝ってくれて無事50,000Pルピーを確保した。ホテルは現地で現金払いの所が多い上にインドよりホテル代金がかなり高額になっているのでお金の準備ができて良かった。次に携帯会社まで辿り着いてパスポートを出してパキスタンSimを入れたいと言ったら係の男性が全部やってくれた。最初200Pルピーを支払ったがネットは繋がらなかったので再度確認したら追加で500Pルピーを支払ってパキスタン国内ではいつでもネットが繋がるようになった。ふー。終わってしまえば簡単なように聞こえるがここまで辿り着くには全て純正の日本語で説明するのだから日本語を聞かされる相手にも忍耐力が要求される。こうして一旦ホテルに戻り世界遺産になっているという「ラホール城塞」と危機遺産になっているという「シャーリーマール庭園」を見に行くことにした。ホテルのフロントの奥に執務室のような場所があり最初に来た時にチェックインの手続きをやってくれた人がそこに座っていた。オーナーか多分役職についている一般の従業員とは立場の違う人のようだ。その人にUberに世界遺産の住所を入れてもらおうと思ったら自分の携帯で操作してタクシーを呼んでくれた。最初に「シャーリーマール庭園」に行くように頼んでくれたらしい。Uberは乗車した人が下りる時に支払う事もできる機能もついているようだ。庭園はパキスタン国内の人と外国人では入場券の金額が違っていて地元の人は20なのに500Pルピーを支払った。

真ん中からの噴水が出ている様子をみたかったのだが時間でやっているのか今回は見ることが出来なかった。


ここも水が張られるらしいが良くわからない。







この上に手を振ってくれたカップルが立っている。

1641年ムガル帝国皇帝シャー・ジャーハンによって建設が開始され翌年完成したラホール市内にある歴史的建造物であると説明されている。

この歴史的公園の中でコーラーでハンバーグを食べた。

次に向かった先は「ラホール城塞」だ。






















このラホール城塞もパキスタン国内の人と外国人では入場券の金額が違い20と500。差は大きい。歴史的には相当由緒ある場所のようで世界遺産に認定されている。

ウィキペディアによれば
[ラホール城の歴史ははっきりとわかっていない。街とラホール城の誕生は、神話の時代(『ラーマーヤナ』の時代)にまでさかのぼってしまう。

とはいえ、1959年に実施された発掘調査によると、1025年に鋳造されたガズナ朝のスルタンであるマフムードの名前が刻印された硬貨が、ラホール城遺跡で25mの深さから発見された。また、それよりさらに15m深い地層からは、1021年のマフムードによるガズナ朝の征服以前から人の住んでいた痕跡が発見された。このことからラホール城の歴史は、1180年から1186年にかけてラホールから征服活動を展開したシハーブッディーン・ムハンマド(ゴール朝)の時代よりも古いことが明らかとなった。]まあ知らない事を書いても説得力がないのでやめておく。

それよりはラホール城塞はかなりの観光客で賑わっていたが人生初の信じられない体験をした。明らかに歩いている人の視線がこっちを向いているのはわかっていたが、そばに寄って来て握手を求められ、その上一緒に写真に収まってくれと言われる。それも1人や2人ではなくひっきりなしに声をかけられるのだ。女性の黒いスーツに目だけを出すイスラム教徒の女性の衣装は近寄り難い印象を持つが、その黒一色を身に纏っている女性にまで声ををかけられた。私の中のパキスタンの印象が完全に塗り替えられた。この城塞での特殊な体験は脇に置いておくが、パキスタンで会う殆どの人に私の中の価値観ががらがらと崩れ落ちるくらい心を揺さぶられる。人間の優しさとは、こうして欲しいと思う気持ちを読み取る能力ではないかと思ってしまう。言葉は便利な道具に違いないが言葉に頼らなくても相手が思っている事を想像する事ができる能力だ。ひとつひとつを思い起こすとツーと涙が頬を流れる。

城塞を回る観光馬車。





こうしてホテルに戻りマンゴーときゅうり、それに買って来たパンで夕食を済ませた。


出費明細
トックトック料金300+500=800
ウーバータクシー300
庭園と城塞の入場料 @500×2名×2箇所=2000
昼食 バーガー 飲みもの 420
携帯シム 200+500=700
洗剤 20
袋コーヒー 塩 パン 160


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