REYの世迷言

日々の日記風ブログ

「舟を編む」をみる

2015-04-10 | Weblog


無人島に何を持っていくかという問いに《広辞苑》と答えたのは井上ひさしだったか。
辞書は言葉だけでなく、そのもののイメージを膨らませる助けもするので、
井上ひさしにとっては何よりも宝物だったんだろうなと思う。

ところで、辞書ってどんな風にしてつくられるのか不思議じゃなかったですか。
この映画はそんな疑問にも答えてくれるし、ラブストーリーでもあるし、ある種のスポ根的でもあるし
とてもおもしろい映画でした。
タイトルの《舟を編む》は、辞書とは言葉の海を渡る船のようなものだ。。。。という加藤剛(役名失念。大岡越前)
の言葉から。(あ、私の解釈かも。細かいところは勘弁してください)

主演は松田龍平。
その他、小林薫、黒木華、オダギリジョー(久々にはまった役でした)伊佐山ひろ子など好きな役者が
たくさんでてました。

この映画では、辞書をつくる企画が通ってから14年目に発行されるんだけど、
辞書って気の遠くなるくらいの時間がかかるんですね。
クライミングでいえば、プロジェクトに14年かかり初登するようなもんだ。
すごいねー。

逆に燃え尽き症候群にならないか心配。

日本人なんだけど、日本語の語彙もそんなに多くないので、この映画をみて
少し反省しました。
美しい日本語の語彙をひとつでも増やしたいです。

写真は路傍のひなげし。
道端のものはこの色が多い。


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