『ローマの休日』のち『ゲゲゲの鬼太郎』

午前十時の映画祭　７週目は『ローマの休日』。
驚いたことに白黒の映画でした。
それなのに鮮やかにいろんな色が甦るのはどうして？
その後の写真などで見たのでしょうか。不思議ですね。

映画に入り込めるかどうかということは
その登場人物に感情移入ができるかということが大きなポイント。
その点この『ローマの休日』は１００点かも。
（ちなみにダイハードもポイント高し）
もうアン王女になりきってしまいました。
そして終演後は『サンキュー』なんて口癖を真似しちゃいました。（心の中でね）
誰かが死ぬとか、爆発があるとかそういう派手なシーンはないけど
どうしてひとつひとつのエピソードにこんなにもひきつけられるんでしょ。
最後のシーンは涙です。
当然でしょ。

それから、今回は脇役のカメラマンの人や大家さん、美容師さんもいい味だしてるなあと気づきました。

重箱の隅をつつくようだけど、５０年前はイタリアもベトナムみたいにスクーターに家族全員が乗ってました。
イタリアは彫刻がホント多かった。
いいなあイタリア。

その後、新宿に移動。
ひょっこりひょうたん島でおなじみの人形劇団　ひとみ座のゲゲゲの鬼太郎を観にいきました。

このお芝居は鳥獣戯画の知念さんが演出されてるということなので。

人形劇にしかできない演出も随所にあり、いつも童心がさらに童心にもどって楽しんできました。

ぬらりひょんをみると緒方拳さんを思い出します。
チャップリンを彷彿させる地球儀のシーンあり、
仕置き人を彷彿とさせるしこみ杖あり、
知念さんの演出はあきさせません。
また戯画メンバーも観にきてて、私はアリコさんのお隣でした。
いつもはゆっくり話せないんですけど、今日はいつになく長くお話しました。

一日遊んだーって感じです。


終演後ロビーで。塗り壁ってばボルダーマットにされちゃうぞ。