REYの世迷言

日々の日記風ブログ

『華麗なるジャポニスム展』に行った

2014-08-12 | Weblog
 


世田谷美術館で開催されている『華麗なるジャポニスム展(ボストン美術館)』に行きました。
用賀で電車を降りてバスのり場にいくとちょうど美術館直通バスが発車するところ。
あわてて乗り込みました。

世田谷美術館は、環八にも接している砧公園の先日のオルセー美術館展ほどではないけど、開場前なので数十人の列あり。
チケットを持っているとそのまま待たずにはいれるので、あらかじめ買っていたほうがよさそう。

10分くらい待ったけど、整理係りの人がテキパキしてたのでよかったです。
チケット購入して、いつものように音声ガイドもかりて。

浮世絵が西洋の画家たちに影響を与えたというので、浮世絵の展示もありました。
やっぱり浮世絵はとっつきやすいです。
絵ばかりではなく、刀のつばの展示などもあり、日本人の手仕事の繊細さに酔いました。
プシュロン社の受注をうけて作られたインクスタンドは、これでもかというほどの蒔絵模様。
ガイドによると、日本人は余白を重んじるけど、西洋では隙間のないほどの模様がよしとされるとか。
そういえば、障子なんてのも、日本ならではの余白のような気がします。

そのほか、ゴッホ(ゴッホが浮世絵の影響を受けたのは有名)やムンク、ロートレックなどの有名どころもあり。

この展覧会の目玉《ラ・ジャポネーズ》はさすがにすばらしかったです。
顔と体のバランスが変な気(すごく背の高い人?)がしたけど、打掛を描き込んでいったからかなあ。
その打掛(着物)は赤がとても印象的だった。
私は赤はそんなに好きな色じゃないんだけど、この赤は綺麗だった。
バックのうちわに描かれた絵もよかった。↓パンフレットの一部より。
     
             

     

でも、こんなに日本のものが、世界の名だたる人たちに影響を与えたと思うとちょっと誇らしい。
ジョンレノンがインドに影響を受けたようなもんかな。

写真。もちろん館内は撮影禁止なので、世田谷美術館外観。
あと、帰りは用賀まで歩いてきたんだけど、途中にこんな小さい祠風のものが、手前には
この(あしつぼ石のような)石で造られた人工の小川もあります。異空間だ。