REYの世迷言

日々の日記風ブログ

『風とともに去りぬ』を観た

2011-05-02 | Weblog
午前十時の映画祭、今回は主役のビビアンリーの美しさが際立つ『風とともに去りぬ』です。

        

 4時間近い上映時間で前半は南北戦争が終わるまでと
 後半は結婚生活を中心に描かれています。

 美貌でもてもてのスカーレットオハラは、性格的にはあんまり好きじゃないです。
 うぬぼれも強く、気も強く、でも単純かなあ。
 ぼたんの掛け違えのような気持ちのすれ違いで結局は一番大切な人を失ってしまう。
 自業自得ともいえる。。。


それより、南北戦争も奴隷制度も風とともに去りぬ、(つまり過去のこと)
と、冒頭で言っているように、スカーレットの半生とともに奴隷についてもかなりユニークに描かれている
感じがしました。
3代の子供を取り上げたという老乳母。紅いペチコートをもらってうれしがってる様子や
あるときは厳しい意見や
心あるアドバイスをしたりなかなか重要な役です。
あと黒人の小間使いの女の子。声が高くて少し足りない感じもおもしろい。
頼れる黒人の大男 ビッグサム(?)。気はやさしくて力持ち。

大人の男としてレッドバトラーが理想的な男と言われることが多いんだけど
今観ると、それほど大人っぽくはないかなあ。
むしろ不器用な男に思える。あ、お医者さまの先生は大人(というよりおじいさん)でした。

おもしろい映画だったけど、感情移入というより一歩引いてみた映画でした。

日本の戦国時代でも内戦があったように、アメリカでも南北で戦っていたんですね。
南部の人が、北部の人をヤンキーっていってました。
ヤンキー、悪口だったんだ。