REYの世迷言

日々の日記風ブログ

『薔薇の名前』をみた

2010-06-05 | Weblog
日本でいえば時代劇。
舞台は中世北イタリアの修道院です。

山脈を越えて現れる石造りの修道院
カラス、うっすらと雪のつもる長い階段、塔、
薬草、修道士のきている洋服、Fザビエルのような髪型(河童型)
貧しい村人、異形の修道士、美少年、中世の本、
迷路、謎の言葉、暗号であく扉、悪魔払い、連続殺人etc
と、まあ次から次へ無駄なく《何か起こるぞ雰囲気》のものが出てきます。

この映画こそ、宗教と歴史の知識があれば
もっともっと楽しめたのに。
残念ながら、私には不足してました。

権力というものを守るためには、殺人でも何でもやってしまうんだなあと思いました。
発端はそこですよね。

でも、暗かったなあこの映画、主役の二人+1しかかっこいい人は出てこなくて、他の人みんな、怪しいぞって感じの人ばかり。

タイトルに期待するとそんな華やかさはないです。
ただラストシーンは少し甘酢っぱかったかな。

関係ないけど、横溝的なとこもありました。(犬神家の一族の有名シーン)
ショーンコネリーはかっこよかった。
ロン バールマンっていう役者さんは印象深い(容姿)。