REYの世迷言

日々の日記風ブログ

世田谷文学館『久世光彦展』に行った

2009-10-28 | Weblog
久世光彦(=内村光良ウッちゃんと同じく、光はテルです)さんといえば、
大演出家で作家で脚本家。
とにかく有名な人で、名前を聞いてもピンとこなくても、
時間ですよや寺内貫太郎一家、ムー一族などの演出家といえば
みんな知ってると思います。

世田谷文学館で氏の展覧会が行われてるというので
行ってきました。
このところ世田谷文学館の企画展は
行きたくなるようなものが多いです。
連続ヒットだ。

寺内貫太郎一家の『ジュリー~』と
ばあちゃんが身もだえするシーンも好きだけど、
その後の小林薫、玉置浩二の『キツイ奴ら』と
向田邦子シリーズがすごく好きです。

演出家らしく台本の展示が沢山あったけど、
台本の表紙をみてもあまりピンときません。

でも1階のDVDコーナーでドラマを見たときは時代を切り取られてるようでジンときました。
特に悪魔のようなあいつでジュリーが『時のすぎゆくままに』を歌うとこ。よかったです。

やはり作家は作品が命だなあ。

その他森繁久弥展とからくり師のムットーニ展がありました。
森繁通りと呼ばれてる千歳船橋の通り、山寝さん知ってるかな。

森繁さん主演の社長シリーズなどの
日本のコメディ作品が観たくなりました。
ムットーニのからくりは、
音楽や朗読にあわせて人形が動いたり光が瞬いたり
扉が開いたり…うまくいえないけど短いお芝居のようでした。
特に♪風になりたい~の宮沢和史さんの歌で
翼のある人形が演じるのはよかったなあ。
歌の持つ力はすごいです。

あと、文学館の中の喫茶室『どんぐり』では毎回、
展覧会にちなんだメニューを企画してます。
今回は久世さんのお気に入りだったお菓子『月世界』とコーヒーのセット。
そして、森繁さんの方は瓦せんべい(?)とお茶だったかな。
月世界セット(写真)を味わってきました。

ちょっとだけと思っても居心地がいいので
ついつい長居してしまう世田谷文学館です。


↓入り口はムー一族のタイトルバック(?)かな。
 横尾忠則さん作です。