さて、ローパスフィルターを外したEOS Kiss X2だが、Uv-Irカットフィルターは残したのだが、コウイチさんの記事を含めて、検索して出てくるブログでは、大抵このUv-Irカットフィルターも外している例の方が遙かに多い。

【↑EOS Kiss X2のUv-Irカットフィルター】
こちらのかたくちいわしさんのブログでは、最初の改造でにUv-Irカットフィルターのみを外して、その後で、ノーマルとUv-Irカットフィルターなしの比較もされて、星雲の写りにはあまり影響がないみたいな結果もでていますが、LPS-P2併用なのではっきりしない結果に見えます。
ちなみに、上の写真のフィルターが「Uv-Irカットフィルター」と言うのもどこかのブログで見かけたのですが、、、、
ほんとにこのフィルターがあっても、Hαの写りに影響ないのか?
フィルター越しで赤外線リモコンのLEDの写りを比較したのはよく見かけるんですが、900nm位の赤外線リモコンと656nmのHαじゃ、あんまり意味がないし、、、、
と言うことで、はっきりHαで比較したデータが出ている所を見つけられませんでした。
ばらした時に、LPF、Uv-Irカットそれぞれ単体でHαの透過を簡易的にでも確認しておけば良かったのですが、、、、
しょうがないので、コンデジのS95、IXY30S、LPF無しX2、ノーマルEOS20Dで、Hα近辺の写りを比較してみました。

使ったのは、こちらの千石で売ってる赤色LEDの中でもっともHαに近い波長:650-670nmと明記されている物。どこまで正しいかは判らないが、まあ、赤外線リモコンのLEDよりはHαの写り具合に近いんじゃないかな。
で撮影結果が下の通り。

なんだか、IXY30S、S95に比べて、20Dの写りは悪いのは当然ながら、X2も少し写りが悪いような気がしないでもない。IXYとS95は、F3.5まで絞って、X2、20Dと合わせているので、絞りの形が出て、なんか良く判らん画像だ、、、
う~ん、透明のフィルターは、Uv-Irカット用と思っているのだが、特性が悪くてHα領域まで影響が有るのかな?、、、これじゃ良く判らん!
しょうがないので、もう一度ばらして、フィルターをそれぞれ単独で比較してみることにした。

↑外したフィルターを一枚ずつLEDの間に入れてIXY30Sで撮影。
+LPFは明らかに写りが悪いが、無しとUv-Irカットフィルター付きでは、微妙な感じ。差がないような、少しUv-Irフィルター付きが写りが悪いような、、、
透過率が良くても95%位だろうから、これぐらいの差は出るのかな。目で見て5%は判らないような気もするが、、、、
もう一度、今度は少し絞って暗くして撮影。

これで見る限り、フィルター無しとUv-Irカットフィルター有りでは、目で見て判るほどの差は無いと言っても良いかもしれない。
ちなみに、Ir領域はと言うと、赤外線リモコンで試して、こんな感じ。
↓

一応、Uv側は判らないが、Ir側は、それなりにカットされているようだ。
と言う事で、結論として、青いLPFは取って、透明なUv-Irカットフィルターは残しておくのが、外付けフィルター無しでもそこそこ使えるし、EF-Sレンズも使えるし、ダストリダクション機能も生き残るので、色々と便利そうだ。
一通り実験も終わったので、Uv-Irカットフィルターを元に戻そうと思ったら、少し指紋が付いて汚れている。
しょうがないので、レンズクリーニング液とクリーナーペーパーで拭き取ろうとするが、なかなか上手く取れない。
何回かやっているうちに、フィルターがポロリと床の上に落ちた!!
げっ!と思って、急いで拾おうと、椅子を動かしたら、椅子の脚の車輪が、フィルターを踏む!げっげっげ!!

がーん!拾い上げたフィルターは残念ながら隅が割れてしまった!!(涙)
ショック!余計なことしなきゃ良かったか、、、、
でも割れてしまった物はどうしようもないので、結局LPFもUv-Irカットフィルターも無しで組み付ける。まあ、両方外している人が結構多いので、みんなと一緒に成っただけだし、、、、(あっ、新改造は付いてるか、、、)
とりあえず、58mmのレンズ前装着用のUv-Irカットフィルターは有るので、レンズ撮影は出来るけど、直焦点撮影には、何かFFフィルターを準備しなければ、、、
2016.5.1(5/4)

【↑EOS Kiss X2のUv-Irカットフィルター】
こちらのかたくちいわしさんのブログでは、最初の改造でにUv-Irカットフィルターのみを外して、その後で、ノーマルとUv-Irカットフィルターなしの比較もされて、星雲の写りにはあまり影響がないみたいな結果もでていますが、LPS-P2併用なのではっきりしない結果に見えます。
ちなみに、上の写真のフィルターが「Uv-Irカットフィルター」と言うのもどこかのブログで見かけたのですが、、、、
ほんとにこのフィルターがあっても、Hαの写りに影響ないのか?
フィルター越しで赤外線リモコンのLEDの写りを比較したのはよく見かけるんですが、900nm位の赤外線リモコンと656nmのHαじゃ、あんまり意味がないし、、、、
と言うことで、はっきりHαで比較したデータが出ている所を見つけられませんでした。
ばらした時に、LPF、Uv-Irカットそれぞれ単体でHαの透過を簡易的にでも確認しておけば良かったのですが、、、、
しょうがないので、コンデジのS95、IXY30S、LPF無しX2、ノーマルEOS20Dで、Hα近辺の写りを比較してみました。

使ったのは、こちらの千石で売ってる赤色LEDの中でもっともHαに近い波長:650-670nmと明記されている物。どこまで正しいかは判らないが、まあ、赤外線リモコンのLEDよりはHαの写り具合に近いんじゃないかな。
で撮影結果が下の通り。

なんだか、IXY30S、S95に比べて、20Dの写りは悪いのは当然ながら、X2も少し写りが悪いような気がしないでもない。IXYとS95は、F3.5まで絞って、X2、20Dと合わせているので、絞りの形が出て、なんか良く判らん画像だ、、、
う~ん、透明のフィルターは、Uv-Irカット用と思っているのだが、特性が悪くてHα領域まで影響が有るのかな?、、、これじゃ良く判らん!
しょうがないので、もう一度ばらして、フィルターをそれぞれ単独で比較してみることにした。

↑外したフィルターを一枚ずつLEDの間に入れてIXY30Sで撮影。
+LPFは明らかに写りが悪いが、無しとUv-Irカットフィルター付きでは、微妙な感じ。差がないような、少しUv-Irフィルター付きが写りが悪いような、、、
透過率が良くても95%位だろうから、これぐらいの差は出るのかな。目で見て5%は判らないような気もするが、、、、
もう一度、今度は少し絞って暗くして撮影。

これで見る限り、フィルター無しとUv-Irカットフィルター有りでは、目で見て判るほどの差は無いと言っても良いかもしれない。
ちなみに、Ir領域はと言うと、赤外線リモコンで試して、こんな感じ。
↓

一応、Uv側は判らないが、Ir側は、それなりにカットされているようだ。
と言う事で、結論として、青いLPFは取って、透明なUv-Irカットフィルターは残しておくのが、外付けフィルター無しでもそこそこ使えるし、EF-Sレンズも使えるし、ダストリダクション機能も生き残るので、色々と便利そうだ。
一通り実験も終わったので、Uv-Irカットフィルターを元に戻そうと思ったら、少し指紋が付いて汚れている。
しょうがないので、レンズクリーニング液とクリーナーペーパーで拭き取ろうとするが、なかなか上手く取れない。
何回かやっているうちに、フィルターがポロリと床の上に落ちた!!
げっ!と思って、急いで拾おうと、椅子を動かしたら、椅子の脚の車輪が、フィルターを踏む!げっげっげ!!

がーん!拾い上げたフィルターは残念ながら隅が割れてしまった!!(涙)
ショック!余計なことしなきゃ良かったか、、、、
でも割れてしまった物はどうしようもないので、結局LPFもUv-Irカットフィルターも無しで組み付ける。まあ、両方外している人が結構多いので、みんなと一緒に成っただけだし、、、、(あっ、新改造は付いてるか、、、)
とりあえず、58mmのレンズ前装着用のUv-Irカットフィルターは有るので、レンズ撮影は出来るけど、直焦点撮影には、何かFFフィルターを準備しなければ、、、
2016.5.1(5/4)
http://imaging.nikon.com/lineup/microsite/d800ej/d800e.htm
フィルター1枚でできる構成の場合もあるようです(X2はそういう構成ですかね)が、D800の場合は、2枚のフィルターを用いて、水平方向と垂直方向に像を分離するということですね。
最後の落ち(なのかな)のところは、私も読んでて、『あ~!』っと声が出てしまいました。まあ、みんなと同じ構成になったということで。。
こちらのblogで、分光光度計で測定した詳細データがありました。
http://turning.exblog.jp/i21
青緑色のフィルターは 530nmくらいからなだらかに落ち始め、700nmで10%程度。
透明な方は、420nm以下のUVと、680nm以上のIRをバッサリ落としているようです。
天体写真なら透明なフィルターは付けたままで良いってのは確からしいですね。
D800Eの解説見ましたが、今ひとつ良く判りませんでした。ローパスフィルターと謳うからには、何かの低い方だけを通過させるんですよね?モワレ対策だとすると、ストライプ模様などに見られる、明と暗の繰り返し周期の低い(長い)方だけを通過させるのかな?ただこの場合、赤の波長の長い方が減衰する事との因果関係が良く判りませんが、、、なんだか、光学は私にとっては謎だらけです(泣)
おお、計られたデータが、有りましたか。これだと透明のフィルターは付けていても、Hαの写りに影響なさそうですね。むしろ、両方外して、FFにUIBAR辺りを入れるのと変わらない感じですね。
ちなみに、この人のブログのEF-Sレンズの後端を削る記事は、以前に見た事が有って、さすが工作機械があると違うな!と感心していました。
改造機入手おめでとうございます。(^^
最近オクで出回っている「新改造型」っていうタイプの自己改造機も、色補正フィルターとローパスフィルターの分光特性が表示してあり、ローパスは天体用途なら残しておいても問題ないようですが、、、
でも光害カットフィルターを入れるなら、ローパスも外したほうが、ローパスレスでよりシャープになったり、ゴーストの問題が無くなったりと、メリットも沢山ありそうなので、コレはコレでアリではないでしょうか?(^^
私も前々からX3の改造を考えてるんですが、カメラレンズの場合、フィルター除去すると無限遠のピントが問題になるようで、センサー部の取り付けにシムを噛ませて、センサーを若干全面に移動するというような記事も見かけた記憶があります。
その辺りをどうしようか考えてると、メンドーで先送りにしております。(^^;
ところでせっかく16bitのRAWで処理できるので、画像処理はCanon付属の「Digital Photo Professional」や「RStacker」、「RawTherapee」等がフリーで秀逸です。(^^
実は、私も、そのあたり気に成っていたんですが、いつまでたっても改造できないんで、諦めて取るだけ改造に成っています。もともとEFマウントで使ってるレンズは、端まで一杯回すと無限遠を通り過ぎるレンズばかりだったので、問題なかったんですが、S-マウン
トのレンズは一部無限遠が出なくなりました。透明のフィルターを残しておけばだいぶ違ったかもしれません。シムを入れるのは、スケアリングも含めて大変そうですね。
おすすめのソフト、使い方の判り易い解説ページをご存じなら、是非教えてください。DSSに突っ込む以外でRAWを扱った事がないので、これから一杯勉強しないと駄目そうです。