先日、kameさんのブログで、昔のスクリューマウントの交換レンズを使って撮影する記事が有ったので、三鷹の自宅に眠ってる、スクリューマウントのレンズをいくつか送ってもらった。

送ってもらったのは、28mmF3.5 50mmF1.7 135mmF2.8の3本だが、残念ながら135mmF2.8は後ろ玉の内側にカビがかなり出ていて、このままじゃ使えそうにない物だった。

せっかくF2.8のレンズなのに残念と諦めていたのだが、レンズを見てると後ろ玉のサポート部分は出っ張っているので、カニ目が無くても何とか回せないかとラジペンを持ってきて試してみた。

ちょっと切欠きの形が崩れたが、何とか後ろ玉のホルダー部分が回った。しかしネジが抜けきるまで回しても後ろに抜けてこない。どうやら、背面の自動絞りの付いてる部分を外さないとダメらしい。

背面のネジを4本外すと絞りを動かす機構ごと外れてきた。

背面の部分を外すと、なかの後ろ玉のホルダーがレンズごと外れてきた。

↑カビてる後ろ玉の内側

↑
これを、中性洗剤とレンズクリナーできれいにする。
↓


↑これで綺麗になった後ろ玉
さて組み付けだが、ばらした時に良く位置を見てなかったので、さんざん悩みながら小一時間ほど試行錯誤して、やっと正しい位置に組み付けられる。

↑
これが正しい位置。奥の絞りのピンと裏板の自動絞り作動用の腕は、後ろ玉ユニットのベアリング部に付いている細長い板を介して押す様な形になっている。

↑
絞りの動きが悪くなっていて、ピンを離しても直ぐには元の位置に戻らなかったせいで、正常位置の把握に手間取ってしまった。
この日は、一旦終了にしたのだが、翌日レンズを眺めていると、どうも前玉の内側の汚れも気になる。
ピント環をみると何やら外してくれと言わんばかりに塗装の剥げかけたネジが見える。
↓

これ外すと外れるのかな、、、、と思いつつ、ネジを外して、ピント環を回してみると、ピント環、絞り環の側と絞り機構を含むレンズの前~後ろ玉までが分離した。
↓

結局、また背面と後ろ玉ユニットを外す羽目になる。
↓

ちなみに、ピント環ユニットの方は、背面から2番目のノブを外すと下にクリック感を出すための金属球が入っている。これを無くすとカチカチ言わなくなるので、そっと元通りに戻しておく。
↓

前玉と中玉が残っているユニットの方を見ると、伸縮式のレンズフードの下に、また小さなネジを発見。どうやら、これを外すと前玉が外れてくるかな?
↓

ネジを外すと、レンズフードが下の筒ごと外れるが、前玉と中玉は一緒のまま
↓

これをまた、ぐるぐる回すと、前玉&中玉ユニットとアルミ地の斜め溝の筒が外れた。
↓


更に前玉ユニット周りをつかんでグルグル回すと前玉と中玉が分離した。
↓


↑
この時、2枚構成?の前玉の後ろレンズが外れてきた。
取り敢えず、前玉は、前側も後ろ側もきれいに掃除する。
中玉の方も2枚構成?でどうも内側に汚れが少し見えるが、これはちゃんとしたカニ目がないと外すのが難しそうなので、ここまでで諦める。
↓

ピント環とレンズユニット環の斜めの溝には切欠きが有って、そこに縦に金具が入り込む構造らしい。
↓

ここを良く見ながらどの環をどちらに回してと考えながら、元通りに組み付ける。この時、金具の入る位置を180°間違えると、無限遠まで縮まなくなるようだ、、、

↑
と言うわけで、そこそこ使えるレベル位まではきれいになったレンズ。
後はマウントアダプター買わなくちゃ、、、、
あっ!それよりも先にX2のフィルター外し改造しなきゃ、、、、、
2015.1.13(1/17)

送ってもらったのは、28mmF3.5 50mmF1.7 135mmF2.8の3本だが、残念ながら135mmF2.8は後ろ玉の内側にカビがかなり出ていて、このままじゃ使えそうにない物だった。

せっかくF2.8のレンズなのに残念と諦めていたのだが、レンズを見てると後ろ玉のサポート部分は出っ張っているので、カニ目が無くても何とか回せないかとラジペンを持ってきて試してみた。

ちょっと切欠きの形が崩れたが、何とか後ろ玉のホルダー部分が回った。しかしネジが抜けきるまで回しても後ろに抜けてこない。どうやら、背面の自動絞りの付いてる部分を外さないとダメらしい。

背面のネジを4本外すと絞りを動かす機構ごと外れてきた。

背面の部分を外すと、なかの後ろ玉のホルダーがレンズごと外れてきた。

↑カビてる後ろ玉の内側

↑
これを、中性洗剤とレンズクリナーできれいにする。
↓


↑これで綺麗になった後ろ玉
さて組み付けだが、ばらした時に良く位置を見てなかったので、さんざん悩みながら小一時間ほど試行錯誤して、やっと正しい位置に組み付けられる。

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これが正しい位置。奥の絞りのピンと裏板の自動絞り作動用の腕は、後ろ玉ユニットのベアリング部に付いている細長い板を介して押す様な形になっている。

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絞りの動きが悪くなっていて、ピンを離しても直ぐには元の位置に戻らなかったせいで、正常位置の把握に手間取ってしまった。
この日は、一旦終了にしたのだが、翌日レンズを眺めていると、どうも前玉の内側の汚れも気になる。
ピント環をみると何やら外してくれと言わんばかりに塗装の剥げかけたネジが見える。
↓

これ外すと外れるのかな、、、、と思いつつ、ネジを外して、ピント環を回してみると、ピント環、絞り環の側と絞り機構を含むレンズの前~後ろ玉までが分離した。
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結局、また背面と後ろ玉ユニットを外す羽目になる。
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ちなみに、ピント環ユニットの方は、背面から2番目のノブを外すと下にクリック感を出すための金属球が入っている。これを無くすとカチカチ言わなくなるので、そっと元通りに戻しておく。
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前玉と中玉が残っているユニットの方を見ると、伸縮式のレンズフードの下に、また小さなネジを発見。どうやら、これを外すと前玉が外れてくるかな?
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ネジを外すと、レンズフードが下の筒ごと外れるが、前玉と中玉は一緒のまま
↓

これをまた、ぐるぐる回すと、前玉&中玉ユニットとアルミ地の斜め溝の筒が外れた。
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更に前玉ユニット周りをつかんでグルグル回すと前玉と中玉が分離した。
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この時、2枚構成?の前玉の後ろレンズが外れてきた。
取り敢えず、前玉は、前側も後ろ側もきれいに掃除する。
中玉の方も2枚構成?でどうも内側に汚れが少し見えるが、これはちゃんとしたカニ目がないと外すのが難しそうなので、ここまでで諦める。
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ピント環とレンズユニット環の斜めの溝には切欠きが有って、そこに縦に金具が入り込む構造らしい。
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ここを良く見ながらどの環をどちらに回してと考えながら、元通りに組み付ける。この時、金具の入る位置を180°間違えると、無限遠まで縮まなくなるようだ、、、

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と言うわけで、そこそこ使えるレベル位まではきれいになったレンズ。
後はマウントアダプター買わなくちゃ、、、、
あっ!それよりも先にX2のフィルター外し改造しなきゃ、、、、、
2015.1.13(1/17)
私もこんな作業をすることはありますが、作業に夢中になるあまり、写真を撮ることを忘れることが多いので…作業の的確さ含めて脱帽です。
しかし、28,50,135とはナウなヤング(笑)のセレクトですね。
35,50,85が当時のベーシックだった気がしますがf^^;
作業をしている時に写真を撮るのって、結構面倒くさいし、かなり時間がかかってしまうんですよね。必ず上手くいく自信がある時は良いですが、試行錯誤しながらやってる時って、ついつい正解を探す方が忙しくて、上手く正解にたどり着いた時には既に組み上がって、写真がないってパターンになりますよね。私もいつも取り忘れる事が多々あるので、後で少しだけばらして、説明用の写真を撮ったりしています。(汗)
セレクトは、当時高校生で貧乏だったので、広角側は、どうせなら手の届く範囲で成るべくワイドに、望遠側は、リコーのこのレンズが、タクマーのレンズよりかなり安く設定されていて、無理して買った記憶があります。38年も前の話です(汗)
さすがはくっしーさん!!
やはり鮮やかに135mm復活ですね。\(^o^)/
詳細な分解記事の説明もありがとうございます。
私も分解とかの時はなるべく写真を撮ろうと思いつつ、いつも結局撮る余裕が無いまま終わってしまいます。(^^;
そしていよいよX2も改造ですか?
改造記事&撮影写真をワクワクしながらお待ちしております。(^^
眺めていたら、なんか直せそうな気がしてきたので、ばらしてみました。AFとかついてる今のレンズと違って構造が簡単なので、意外となんとか成りました。X2の改造もさっさとやらないと、、、、