ここのところ忙しい日がずっと続いていたのですが、少し考える時間が取れたので、これからの事を考えていました。
少し前にも書いたのですが、3年も4年も孵化子が居ないのであれば、ブリーダーとか繁殖してますとかと言う表現は違うと思う。これは、僕自身の中での話ではあるけど。ただ、新たにアダルトのペアーを調達してってすれば、名乗り続ける事は出来ます。しかし、そういう気持ちにはなりません。ならばという事で、前回、”カメの代弁者”と名乗るという話をしました。繁殖は?って思われると思いますが、勿論、繁殖は目指し続けます。飼育相談も繁殖に関する相談もこれまで通り続けます。それに加えて、カメの事をもっと知って貰う、カメの事を正しく知ってもらうための発信もしていこうと思っています。
これは、何かのきっかけで知ったのですが、カメの事を世の中の半分以上の人が、両生類だと思ってるらしいのです。この事を知った時、これまでの受け身というか聞かれた事に答えているだけではダメなんだと思いました。20年カメの業界に居るので、そろそろ何をやっても文句を言ってくる方もかなり少なくなったかな?と思います。今後は少し前に出て、これまでよりは少しだけ前に出て、”カメってこんなんなんですよ!”って声を出していこうと思います。
あとは、カメの代弁者になるために、これまでとは違う形でカメの事を勉強出来たらと思っています。この事に関しては、一生続けていけたらいいなと思っています。
今年のぶりくらは終わってしまいましたが、来年はもう一度ブースの中に入りたいと強く思っています。今年も、カメ道を守ってくれた、たなけんさんの為にも、そして、同じように来年の復帰の為に頑張られている方との約束でもあるので。
3年間も孵化が無ければ、もうブリーダーではないですね。これまで、孵化仔を流通させる事で野生のカメ達の乱獲を防ぐという事を目標に活動してきました。しかし、3年間もこの活動が出来ていない。でも、カメの為に何かしたいという思いはあります。
今後は、ブリーダーとしてではなく、”カメの代弁者”としての活動を中心にカメに関わっていきたいと思っています。勿論、繁殖を諦めた訳ではありません。
千石先生の言葉を思い出していた時、カメについて世間では全然理解されていないし、誤解もされている。そこで、誰かがカメの代わりに世間に正しいカメの知識を広めていく必要がある。これが、”カメの代弁者”です。
これまで、20年に渡ってカメの飼育相談やカメに関しての質問に答えて来ました。この経験を元に、カメを犬や猫の様にメジャーな生き物にし、カメに関して正しい知識を広めていく様な活動をしていこうと考えています。