ライオンのおやつ 小川糸 著 2020-10-19 10:02:00 | 読書 瀬戸内の島にあるホスピスに、33歳の若さで入居する事になった主人公。このホスピス、ライオンの家では、日曜日におやつの時間があり、入居者達のリクエストのあったおやつを毎週、そのおやつを選んだ理由と共に紹介され、みんなで食べる時間がある。最後の晩餐に似たこのおやつに人生を終えようとしている人達のひととなりが集約されており、同じ境遇にある住民の心に響き渡る。後半の死期が近づいて来る描写の中で、現実と幻想が入り混じるところが、非常にリアルに感じ、こんな感じなのかなと思った。
アルルカンと道化師 池井戸潤 著 2020-10-11 06:41:43 | 読書 半沢直樹シリーズ最新作。半沢直樹シリーズを読むのはこれが初めてであったが、ドラマ同様スリリングな展開と最後の爽快さは圧巻だった。