巨大企業の業績悪化から、物語は再開しました。宇宙事業からの撤退も視野に巨大企業は舵を切る。この噂を聞き、新たな事業を模索する佃製作所。ロケットエンジンのバルブシステムは、農耕機の変速機のバルブシステムへと方向転換を切ろうとしていた。試作品は出来上がるが、求められているコストを遥かに超えてしまう。今回の物語は、こんな場面から始まる。
業務提携を模索する中小企業。しかし、そこには、外資の間の手が。裁判となり、手に汗握る攻防戦。そして、その終わりを迎えた時、新たな問題が!
そう来たか!この本は、問題を明らかにしただけで、この次に更に大きな波が来ることを予感させて終了する。手に汗握る、長い序文でした。