第2次世界大戦の直前、危険を冒してでも海外へ買い付けに行く夫。浮気調査でもやって貰う位の気持ちで、知り合いの憲兵に夫の情報を流す妻。しかし、夫に課せられているのはスパイ容疑。しかし、この妻、ただのスパイの妻なのだろうか?
理想の自分になれたなら、世界は変わっているだろうか?人は変われるのだろうか?
人は変われない。でも、誰かと居る事で、もし、違った景色を見る事が出来たなら、違った世界が見えるのではないだろうか?たとえ自分が変わらなかったとしても。
予測不能の主人公の行動に振り回される家族。カメラマンになった主人公は家族写真をテーマに家族の内面から溢れ出る表情を引き出して撮り続ける。
しかし、震災の後、引き裂かれた家族を目の当たりにして、カメラを手にしなくなる。被災地で、流されて汚れてしまった写真を1枚1枚洗ってその家族に返すボランティアに没頭する。
家族とは?家族との思い出とは?