千石先生の言葉

　リクガメなんか日本に居ないんだから、ペットには不向きと一括されたのが１０年くらい前。でも、繁殖させるっていうなら、頑張って欲しい。野生のリクガメはどの種も数が激減しているから。ここから、始まったのだと思います。
　８年間、毎年孵化にたどり着いたのは、キャンデイー、アンソニー、パティー、アーチーのお陰。ここ数年は、どう育てれば迎えて下さる方に喜んでもらえるか、このことを考え続けています。今年、初めて孵化子の死に直面しました。僕の手のひらで終わった命。これで、もう一度１からやり直そうと決意させられました。
　来年、また、孵化してくれるか、今はかなり不安ですが、兎に角、２組のカメから預かった命を守っていこうと思っています。

今年もあと２日

　本当にご無沙汰していますね！６月からコウモリの様な生活をしており、朝帰ったらただただ寝るだけ。いつの間にか夏が過ぎ、秋も終わっていました。そして、気が付いたら今年もあと２日！！
　とりあえず、来年の４月までは、コウモリをして、その後はもうちょっと人間らしい生活に戻ると思います。
　今年一年、本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

その後のキャンミー

　結石以来、なんと甘えん坊になったキャンミー。我が家で生まれたリクガメを飼育されている全国の方々は、何？？って思うでしょうね。何せ我が家で生まれた子は”ワンパク”に育てますから！その頂点に立つ長男キャンミー！エサ用のお皿を取る時でも飛んで噛みに来るような子でした。
　病院で結石の処置をした後、家に帰った時、よくがんばったなって頭を撫でてやった。大変怖い目にあったので、おとなしくなったのだと思っていました。噛みに来なくなっていた。次に、自力で２個目の結石を出した後、また、よく頑張ったなって、頭を撫でてやった。次の日から、朝、僕の姿を見つけると、近付いて来て、じっとするようになった。とっさに頭を撫でてほしいのかと直感し、指を頭に近づけた。以前なら、がぶってくるはずですが、じっとしている。頭を撫でてって言っている。撫でてあげるともっと近づいて来る。あの切れ上がった様な怖い目が、優しくなっている。８歳の立派な大人の暴れん坊が、何と甘えん坊になっている。よっぽど、辛かったんでしょうね。痛かったんでしょうね。怖かったんでしょうね。

キャンディー再び産卵！！

　今朝、リクガメのキャンディーが再び産卵しました！！卵は１つ！！前回の残りだと思います。今朝、帰宅した時には、もう産卵は終わっており、掘り起こしたとき、既に白濁していたので、産卵後数時間経っていたものと思います。

　実は、おととい、いつものように、キャンディーが僕に話しかけてきました。”産むと！”そこで、早速産卵床へ！この産卵床、前回の産卵からあまり日にちが経っていないので、そのまま設置しました。すぐに、堀始め、昨日の朝、帰るとキャンディーが掘りながら、僕を探す仕草をしていました。そして、僕と目が合うと、”何？この土は！”と怒りの表情で言いました。そこで、すぐにお湯で土を湿らせ、混ぜなおしてもう一度、キャンディーを産卵床にいれました。
　今朝、帰った時は、”産んだんで、後はよろしく！”と産卵で疲れているのに起きて待ってくれていました。先ほど、エサを与えたら、もう、爆食でした！いつものように元気です。