アメリカで生まれて、20年前にここ日本に来られた、アンちゃん。そして、日本語を自在に操る元NHKアナウンサーの宮本さん。アンちゃんが不思議に思う日本語を宮本さんが的確に説明してくれる。いや、アンちゃんの質問もかなり鋭い。読みながら、半世紀以上使ってる日本語が間違えた使い方をしていたり、語源を知らずに話していたりした事を逆に気付かされました。日本国籍を取得したアンちゃんに一言言うとすれば、日本に来てくれて、日本に住んでくれて、そして日本を愛してくるて、本当にありがとう。
足利尊氏と言えば、猛々しいイメージでした。しかし、実際には、幼少期から弟や周りの家来に助けられて出来た偶像だった。ところが、ここ一番には、すっかり納めてしまう不思議な魅力を秘めている。この魅力は何なのか?コレを求めて読み進めて行くが、なかなか辿りつかない。実の弟ですら。
ところが、コレに気がついた瞬間、思い浮かんだのは、やはり、あの猛々しい姿だった。
作者自身の日常を描かれたと思われる作品です。
作者が作者自身を客観的に見た視線から、世の中への皮肉、怒り、悲しさ。しかし、それを全てプラスに変えて、咀嚼してしまう様な強さ。この強さにいつしか引き込まれて行ってしまった。
世は徳川政権となったが、また、平穏は訪れなかった。
そんな中、幕府は異国の侵攻を防ぐためにキリスト教の禁止、外国船の入港禁止を発令。激しい拷問による改宗要求。そして、キリスト教信者達はついに、暴徒化し、集結する。
宗教とは?幸せとは?天国とは?救いとは?