日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

責任者は誰だ

2005年11月15日 20時42分30秒 | 時事
今日、ジョージ・ブッシュが来日した。小泉ジャパンを支配する為に。
「年次改革要望書」は、アメリカの要望(具体的な法律案として)を国会に提出する時期までも書いている(アメリカ・在日本大使館のホームページで見られる)。
今回の来日の「おみやげ」は、イラク問題と「牛肉」になるだろう。牛肉は、04年大統領選で、NCBA(全国肉牛生産者・牛肉協会)が、ブッシュ支援に回り、莫大な政治献金を行い、これも、垂れ流し状態のテレビ広告も負担した。小泉がおみやげを持たしてくれる確信があって来日した。何十万頭もの放牧で、自然交配で産まれる牛の20ヶ月未満を特定することは困難だ。「ザル協定」になる。
今日、日本で
【内臓肉などをつなぎ合わせた「成型肉」を使っていることを表示せず「ステーキ」として販売したとして、公正取引委員会は15日、景品表示法違反(優良誤認)でステーキ店チェーン大手の「フォルクス」(本社東京)にこうした表示を改めるよう排除命令を出した。飲食業者への排除命令は初めて。
公取委によると、フォルクスは今年3月8日から9月6日までの間、全122店舗で販売した「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5種類の商品に、内臓肉や脂身を加工して形を整えた成型肉を使っていたのにメニューやチラシで明示せず、一枚肉であるかのように表示していた。期間中に5商品計約44万食を販売し、約5億4000万円の売り上げがあったという。】
加工肉(なんと、生肉と思ったステーキ肉にまで)に、危険部位が混じる不安もある。生肉の生産地表示は大丈夫でしょうか。いや、大丈夫とは考え難い。
かくして、日本の食の安全は脅かされる。
「アスベスト」も30~40年もしてから発症するので、責任者がいない。ヨーロッパで25年も前に製造禁止されたのに、日本の学者は、「天然のもの」というバカげた理由で5~6年前まで製造をゆるした。
米国産牛肉で「狂牛病」が発症して(潜伏期間は6ヶ月~数年の場合がある)(イギリスで肉を食べた旅行者は帰国すぐに発症(死亡))、内閣府食品安全委員会の「米国産牛と国産牛のリスクの差は少ない」とする一言の最終報告で、輸入に踏み切った責任は誰がとるんでしょう?
やはり、全頭検査の国産牛を食べようと思います。