歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

某美容整形外科を訪問しました

2010-12-08 01:31:25 | Weblog
 都内の某美容整形外科クリニックを訪問してお話を聞いてきました。

 観光のついでに現地の医療機関で治療してもらうという「メディカルツーリズム」に関するヒアリングです。中国人女性の患者の来訪が増えているとのことで、このクリニックでは中国の医師免許を持つ中国人スタッフを雇って対応していました。最近では中国から20歳の女の子が訪れてきて、200万円をかけて豊胸手術を受けたとのこと。中国人の富裕層のリッチぶりには驚くしかありません。

 美容整形のメディカルツーリズムの受け入れは韓国が有名です。訪れたクリニックによると技術的には日本のほうが上とのことですが、受け入れの人数では日本はとても韓国には及びません。韓国でもやはり中国からの美容整形目的の観光客の来訪が増えています。中国人女性がなぜ韓国を目指すかというと、韓国政府が国を挙げて受け入れ環境の整備とPRに努めていること、コストが安いこと、そして現地では韓流ドラマが大人気で、「チェ・ジウをはじめとする韓流スターのように私もなりたい、だって彼女たちも整形しているのだから」、と多くの中国人女性が受け止めているからなのだとか。中国も韓国も儒教の本場であって、儒教の伝統的価値観からすれば「親から授かった体をいじるなんてとんでもない」ということになると思うのですが、どうして両国ともこうなってしまったのでしょうね。

 最近はものづくりに関する仕事が少なく寂しい思いをしていましたが、ものづくり以外の分野、それも今まで足を踏み入れたことが無い分野のヒアリングもなかなか面白いと感じている今日この頃です。