こんにちわ、「くまドン」です。
今回は、江戸川にある矢切(やぎり)の渡しについてです。

矢切の渡しは、現在、東京に残っているただ一つの伝統ある渡し船です。
東京都葛飾区柴又(かつしかく しばまた)と千葉県松戸市(まつどし)矢切を結ぶ渡し船です。
今回の写真は、昨年2012年の5月昼ごろに撮影したものと、今年の4月のGW初日の午後に撮影したものとで、2日分が混在しています。
(絵画調)

現在では、観光用の渡し船ですが、なんと民営で、とても良心的です。
渡し場に多少の土産物屋がある程度で、特に観光化されてもいません。
風の強い日などは、一部手こぎで、逆風の所はモーターで運行されています。
運行時間:10:00~16:00
運行日:3月中旬から11月末日まで毎日、それ以外の期間は、土・日・祝日、
帝釈天の縁日のみ運行 (荒天の場合は運休)
料金:片道 中学生以上200円、子供・自転車各100円

矢切の公式名称は「やきり」(濁点がつかない)ですが、歌謡曲「矢切の渡し」で「やぎり」という名前が広がり、ほとんど、「やぎりのわたし」と呼ばれています。

この矢切の地名については、戦国時代の第二次国府台合戦(こうのだいかっせん)で、関東に勢力を広げる後北条氏(3代氏康の頃)と、房総に勢力を広げる里見氏(さとみし、義堯(よしたか)の頃)の戦場になりました。ここは、合戦に関する多くの伝説があり、里見側が矢が切れ負けたことから、「やきれ」→「やきり」→「やぎり」となったという説もある所です。
この日は強風で、この時だけ河川敷のグラウンドから砂ぼこりが巻き上げられました。この後は、一度も置きませんでした。偶発的でしょうか?

川霧なら風情もあるのですが・・・・・。それでも、ありがたく撮らせていただきました。
矢切の渡しは、水戸街道ではなく、江戸時代初期に江戸幕府が地元民の為に設けた渡し場の一つです。つまり、生活の為の渡し舟だったのです。
以前は、官営(明治か?)でしたが、その後民営となって、代々個人経営で運営されています。
東京(江戸)にあったの渡し船の多くが、明治以降の陸上交通の発達により、消えて行きましたが、「矢切の渡し」は現在は観光用ですが、東京に残るたった一つの歴史ある渡し舟です。
下の写真の橋は、江戸川の南側に架かる北総鉄道の鉄橋です。

広角に切り替えました。(絵画調)

矢切の渡しが、日本全国に有名になったのは、いくつかの要因があります。
(1)まず、明治時代の歌人・小説家である伊藤左千夫(いとうさちお)の小説『野菊の墓』(1905年、明治38年)で、小説の舞台になりました。現在も矢切地区には、文学碑があります。
(絵画調)

昭和になっても、何度かブームがあり、10回を超えてテレビドラマ・映画にもなっています。最後が1994年です。
その当時の有名アイドルがヒロインになったりしているので、現在であれば誰になるのでしょうか?
(2)続いて、「男はつらいよ」シリーズで有名な「フーテンの寅さん」の実家が、対岸の葛飾柴又ですので、矢切の渡しは、しばしば作中に登場します。
「男はつらいよ」は、1968年(昭和43年)にテレビ放送されたのが始まりで、その後、映画化され、1995年(平成7年)の第48作が最終作となりました。
(絵画調)

柴又の名物は、「草ダンゴ」です。くまドンもお土産に買いました。
あれ、左下の看板見ると、亀戸天神にある「船橋屋」の文字が見えます。ここにも店があったのですね。・・・・・
時間が無くて、急いでいたので、絵画調で暗い所が明るく表示されるまで、気がつきませんでした。(汗)
(3)最後は、歌謡曲「矢切の渡し」のヒットです。
一番有名なのは、歌手「細川たかし」の「矢切の渡し」です。1983年(昭和58年)に爆発的にヒットして、同年のNHK紅白歌合戦では、大トリでした。(紅組と白組の最後の歌う人、トリは最後を締めくくる人(真打)のこと)
この年には、他の歌手も「矢切の渡し」をレコードで出していて、シングル7種で競作したらしいです。
元は1976年(昭和51年)に歌手の「ちあきなおみ」がシングル盤のB面曲として出したのが最初らしく、TBSドラマの挿入歌として使用されたら人気が出て、A面曲になったことです。なお、有線チャートでは、こちらの方が売れていたらしいです。
通常、歌謡曲は単年度で流行が終わるのですが、複数年度に渡って、ヒットするのは珍しいです。
(絵画調)

「フーテンの寅さん」こと、渥美清(あつみきよし)さんが1996年(平成8年)に亡くなり、もう17年になります。
それに伴い、矢切の渡しも利用客が減少していき、東日本大震災の影響や、増水による運休、燃料費の高騰などが重なり、昨年、1979年以来33年ぶりに200円に値上げとなりました。
しかし、「くまドン」は民営なのに、ここまで値上げもなかったことに、「今まで、ありがとうございました。」と言いたいです。
広重の名所江戸百景の中で、渡し船で有名なのは、「第72景 はねたのわたし弁天の社」です。
撮影した写真の一部をトリミング(画面の切り取り)してみました。

後ろに見える橋は水戸街道の新葛飾橋です。
もう一枚、今度はトリミング無し。
五月とはいえ、川の上に長くいると、風は冷たく感じるので、風除けに羽織るものがあった方がよいです。

突然ですが、この写真を、広重の名所江戸百景「第93景 にい宿のわたし」に対応する「くまドン版」の景(確定)とさせていただきます。 (このプログは、名所江戸百景の現代版「くまドン版」を作ることを第一目標にしています。)
下の絵は、広重の名所江戸百景「第93景 にい宿のわたし」です。

真ん中を流れる川は、中川(なかがわ)です。川は絵に対して、斜めに入れて、単調になり易い画面に変化をつけています。一応、遠近法も使用されているようです。
現在の葛飾区(かつしかく)の亀有(かめあり)から対岸の新宿(にいじゅく)への北東方向に向いて、渡し船の風景を描いたものです。遠くに筑波山が見えます。
(逆に新宿側から亀有方向へ見ていて、後ろに見える山は、別の関東の山だという説もあります。)
この渡し船は、水戸街道にあった渡し船でした。
左手前に見える店は、茶屋でしょうか?なんとも、のどかな風景です。
中川も、さらに下流に行くと、船宿が一杯あって、独特の雰囲気があるのですが、東京に唯一残った「矢切の渡し」がいつまでも残っていただく事を願って、選ぶことにしました。
矢切の渡しは、河川敷にありますが、松戸市(千葉県)側の船着き場は、木が生い茂っており、非常に快適です。
夏は木陰で日を遮り涼しく、寒い時は、木が風除けになり暖かいです。

この場所に、渡し船待つ人の為のお店があります。とても良心的お店で、「安い・うまい・量がある」の三拍子揃っています。ここで食べた人が「こんな値段で大丈夫?」と思うほどです。
「くまドン」も、ここで、夕食の代わりにおにぎり1個、トン汁1杯(もち・肉など具沢山)、キュウリ1本食べて、焼イモを土産に買って帰りました。安かったので助かりました。

江戸川の堤防を超えた所に観光案内所があり、「おみやげ」と書いてありましたので、寄ってみた所、地元の人が野菜を売っていました。
品目は「白ネギ」「亀戸大根」「小松菜」「玉ねぎ」など、全て100円・200円で販売、「白ネギ」に関しては、店で用意した袋に入る分だけ「詰め放題」だそうです。
「白ネギ」は家で消費するには多すぎるし、亀戸天神に寄った後なので、「亀戸大根」(100円)の文字を見て、買いました。
通常の大根に比べて、小型ですが、先の方が細長く尖っているのが特徴です。葉が白い部分の2倍の長さがありました。「葉っぱの部分まで食べられるよ!」と教えてくれました。他の所の亀戸大根より、葉っぱの長さが、とても長いのですが・・・・・・(笑)

【亀戸大根】
12代徳川家茂(いえもち)の文久年間(1861~64)頃に亀戸周辺で盛んにつくられていた大根。別名「お多福大根」と呼ばれる。
荒川の氾濫で堆積した栄養のある土により、肉質がちみつで白く輝くような大根ができた。
根も葉もいっしょに浅漬やぬか味噌漬にしておいしく、通常の大根などが出回る前の新鮮な野菜の少ない早春の青物として江戸市民から喜ばれたそうです。
現在も江戸川区や葛飾区に生産している農家があります。
さて、自宅に帰り、矢切のことを調べていると、
【矢切ネギ】
矢切では、江戸川の氾濫によりできた土がネギの生産に向いており、明治時代初めから栽培されていた。
現在の矢切ネギは、千住(せんじゅ)ネギを改良したものであり、出荷量こそ少ないが、太くて甘みがある。
収穫期は11月~3月。料亭や贈答品に人気があり、手に入り難い。
・・・・・・・・・・・・せっかくの美味しい食材を逃してしまった。買っておけば良かった。(涙!)・・・・・

GWの休日は、江戸川の堤防の上で販売しているそうです。
「くまドン」が行った日は、強風の日でしたので、堤防の下にある観光案内所で販売していました。

GWの初めですので、鯉のぼりもありました。矢切地区の「野菊の里の観光マップ」や松戸市内の散策マップも置いてあります。
上の写真は、堤防を越えて下りた所にありますが、この先に散策コースはあります。
時間があれば、丸一日、のんびりできて、散策できる観光コースになります。
その他のお得情報として、
京成線都内エリアが1日乗り降り自由になる
「下町日和きっぷ」 (500円)
がお得だそうです。
京成押上駅にはスカイツリーもあります。

さらに、亀戸大根を調べていくと、矢切の渡しに行く前に立ち寄った亀戸天神の入り口右側に奉納されていた藤の札に書いてあった「割烹(かっぽう)升本(ますもと?)」が文字がありました。
【亀戸升本 本店】
明治38年の創業の亀戸の老舗(しにせ)
「亀戸大根」を今に甦らせ、名物「亀戸大根あさり鍋」などのオリジナル「亀戸大根料理」で有名な店。
さらに、この店に亀戸大根の食材を仕入れしている厳選された農家が江戸川区にあるらしい。
所在地: 東京都江東区亀戸4-18-9
日本橋・銀座・新宿・渋谷などにも、弁当の店があるみたい。
(大きなお店だったのね・・・・・・)
本店には、ランチもあるので、機会があれば、食べに行ってみたいです。(笑)
今回を意識して、矢切の渡しに行く前に亀戸天神に立ち寄ったわけでは無いのです。(藤の花の開花状況見に行っただけでした)
行きましたら、前回の<速報>亀戸天神でお伝えしたように、横十間川の和船運航(たまたま行ったら運航していた)とか、亀戸大根や船橋屋と、よく分からない所で、つながってきました。
長くなりましたので、今回はこれで終了です。ありがとうございました。
次回は、今回の続きになり、葛飾柴又の話となりますが、GW中の更新は無理かもしれません。
皆様には、GW中は事故などには、お気をつけて、残りのGWも楽しくお過ごしください。
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今回は、江戸川にある矢切(やぎり)の渡しについてです。

矢切の渡しは、現在、東京に残っているただ一つの伝統ある渡し船です。
東京都葛飾区柴又(かつしかく しばまた)と千葉県松戸市(まつどし)矢切を結ぶ渡し船です。
今回の写真は、昨年2012年の5月昼ごろに撮影したものと、今年の4月のGW初日の午後に撮影したものとで、2日分が混在しています。
(絵画調)

現在では、観光用の渡し船ですが、なんと民営で、とても良心的です。
渡し場に多少の土産物屋がある程度で、特に観光化されてもいません。
風の強い日などは、一部手こぎで、逆風の所はモーターで運行されています。
運行時間:10:00~16:00
運行日:3月中旬から11月末日まで毎日、それ以外の期間は、土・日・祝日、
帝釈天の縁日のみ運行 (荒天の場合は運休)
料金:片道 中学生以上200円、子供・自転車各100円

矢切の公式名称は「やきり」(濁点がつかない)ですが、歌謡曲「矢切の渡し」で「やぎり」という名前が広がり、ほとんど、「やぎりのわたし」と呼ばれています。

この矢切の地名については、戦国時代の第二次国府台合戦(こうのだいかっせん)で、関東に勢力を広げる後北条氏(3代氏康の頃)と、房総に勢力を広げる里見氏(さとみし、義堯(よしたか)の頃)の戦場になりました。ここは、合戦に関する多くの伝説があり、里見側が矢が切れ負けたことから、「やきれ」→「やきり」→「やぎり」となったという説もある所です。
この日は強風で、この時だけ河川敷のグラウンドから砂ぼこりが巻き上げられました。この後は、一度も置きませんでした。偶発的でしょうか?

川霧なら風情もあるのですが・・・・・。それでも、ありがたく撮らせていただきました。
矢切の渡しは、水戸街道ではなく、江戸時代初期に江戸幕府が地元民の為に設けた渡し場の一つです。つまり、生活の為の渡し舟だったのです。
以前は、官営(明治か?)でしたが、その後民営となって、代々個人経営で運営されています。
東京(江戸)にあったの渡し船の多くが、明治以降の陸上交通の発達により、消えて行きましたが、「矢切の渡し」は現在は観光用ですが、東京に残るたった一つの歴史ある渡し舟です。
下の写真の橋は、江戸川の南側に架かる北総鉄道の鉄橋です。

広角に切り替えました。(絵画調)

矢切の渡しが、日本全国に有名になったのは、いくつかの要因があります。
(1)まず、明治時代の歌人・小説家である伊藤左千夫(いとうさちお)の小説『野菊の墓』(1905年、明治38年)で、小説の舞台になりました。現在も矢切地区には、文学碑があります。
(絵画調)

昭和になっても、何度かブームがあり、10回を超えてテレビドラマ・映画にもなっています。最後が1994年です。
その当時の有名アイドルがヒロインになったりしているので、現在であれば誰になるのでしょうか?
(2)続いて、「男はつらいよ」シリーズで有名な「フーテンの寅さん」の実家が、対岸の葛飾柴又ですので、矢切の渡しは、しばしば作中に登場します。
「男はつらいよ」は、1968年(昭和43年)にテレビ放送されたのが始まりで、その後、映画化され、1995年(平成7年)の第48作が最終作となりました。
(絵画調)

柴又の名物は、「草ダンゴ」です。くまドンもお土産に買いました。
あれ、左下の看板見ると、亀戸天神にある「船橋屋」の文字が見えます。ここにも店があったのですね。・・・・・
時間が無くて、急いでいたので、絵画調で暗い所が明るく表示されるまで、気がつきませんでした。(汗)
(3)最後は、歌謡曲「矢切の渡し」のヒットです。
一番有名なのは、歌手「細川たかし」の「矢切の渡し」です。1983年(昭和58年)に爆発的にヒットして、同年のNHK紅白歌合戦では、大トリでした。(紅組と白組の最後の歌う人、トリは最後を締めくくる人(真打)のこと)
この年には、他の歌手も「矢切の渡し」をレコードで出していて、シングル7種で競作したらしいです。
元は1976年(昭和51年)に歌手の「ちあきなおみ」がシングル盤のB面曲として出したのが最初らしく、TBSドラマの挿入歌として使用されたら人気が出て、A面曲になったことです。なお、有線チャートでは、こちらの方が売れていたらしいです。
通常、歌謡曲は単年度で流行が終わるのですが、複数年度に渡って、ヒットするのは珍しいです。
(絵画調)

「フーテンの寅さん」こと、渥美清(あつみきよし)さんが1996年(平成8年)に亡くなり、もう17年になります。
それに伴い、矢切の渡しも利用客が減少していき、東日本大震災の影響や、増水による運休、燃料費の高騰などが重なり、昨年、1979年以来33年ぶりに200円に値上げとなりました。
しかし、「くまドン」は民営なのに、ここまで値上げもなかったことに、「今まで、ありがとうございました。」と言いたいです。
広重の名所江戸百景の中で、渡し船で有名なのは、「第72景 はねたのわたし弁天の社」です。


後ろに見える橋は水戸街道の新葛飾橋です。
もう一枚、今度はトリミング無し。
五月とはいえ、川の上に長くいると、風は冷たく感じるので、風除けに羽織るものがあった方がよいです。

突然ですが、この写真を、広重の名所江戸百景「第93景 にい宿のわたし」に対応する「くまドン版」の景(確定)とさせていただきます。 (このプログは、名所江戸百景の現代版「くまドン版」を作ることを第一目標にしています。)
下の絵は、広重の名所江戸百景「第93景 にい宿のわたし」です。

真ん中を流れる川は、中川(なかがわ)です。川は絵に対して、斜めに入れて、単調になり易い画面に変化をつけています。一応、遠近法も使用されているようです。
現在の葛飾区(かつしかく)の亀有(かめあり)から対岸の新宿(にいじゅく)への北東方向に向いて、渡し船の風景を描いたものです。遠くに筑波山が見えます。
(逆に新宿側から亀有方向へ見ていて、後ろに見える山は、別の関東の山だという説もあります。)
この渡し船は、水戸街道にあった渡し船でした。
左手前に見える店は、茶屋でしょうか?なんとも、のどかな風景です。
中川も、さらに下流に行くと、船宿が一杯あって、独特の雰囲気があるのですが、東京に唯一残った「矢切の渡し」がいつまでも残っていただく事を願って、選ぶことにしました。
矢切の渡しは、河川敷にありますが、松戸市(千葉県)側の船着き場は、木が生い茂っており、非常に快適です。
夏は木陰で日を遮り涼しく、寒い時は、木が風除けになり暖かいです。

この場所に、渡し船待つ人の為のお店があります。とても良心的お店で、「安い・うまい・量がある」の三拍子揃っています。ここで食べた人が「こんな値段で大丈夫?」と思うほどです。
「くまドン」も、ここで、夕食の代わりにおにぎり1個、トン汁1杯(もち・肉など具沢山)、キュウリ1本食べて、焼イモを土産に買って帰りました。安かったので助かりました。

江戸川の堤防を超えた所に観光案内所があり、「おみやげ」と書いてありましたので、寄ってみた所、地元の人が野菜を売っていました。
品目は「白ネギ」「亀戸大根」「小松菜」「玉ねぎ」など、全て100円・200円で販売、「白ネギ」に関しては、店で用意した袋に入る分だけ「詰め放題」だそうです。
「白ネギ」は家で消費するには多すぎるし、亀戸天神に寄った後なので、「亀戸大根」(100円)の文字を見て、買いました。
通常の大根に比べて、小型ですが、先の方が細長く尖っているのが特徴です。葉が白い部分の2倍の長さがありました。「葉っぱの部分まで食べられるよ!」と教えてくれました。他の所の亀戸大根より、葉っぱの長さが、とても長いのですが・・・・・・(笑)

【亀戸大根】
12代徳川家茂(いえもち)の文久年間(1861~64)頃に亀戸周辺で盛んにつくられていた大根。別名「お多福大根」と呼ばれる。
荒川の氾濫で堆積した栄養のある土により、肉質がちみつで白く輝くような大根ができた。
根も葉もいっしょに浅漬やぬか味噌漬にしておいしく、通常の大根などが出回る前の新鮮な野菜の少ない早春の青物として江戸市民から喜ばれたそうです。
現在も江戸川区や葛飾区に生産している農家があります。
さて、自宅に帰り、矢切のことを調べていると、
【矢切ネギ】
矢切では、江戸川の氾濫によりできた土がネギの生産に向いており、明治時代初めから栽培されていた。
現在の矢切ネギは、千住(せんじゅ)ネギを改良したものであり、出荷量こそ少ないが、太くて甘みがある。
収穫期は11月~3月。料亭や贈答品に人気があり、手に入り難い。
・・・・・・・・・・・・せっかくの美味しい食材を逃してしまった。買っておけば良かった。(涙!)・・・・・

GWの休日は、江戸川の堤防の上で販売しているそうです。
「くまドン」が行った日は、強風の日でしたので、堤防の下にある観光案内所で販売していました。

GWの初めですので、鯉のぼりもありました。矢切地区の「野菊の里の観光マップ」や松戸市内の散策マップも置いてあります。
上の写真は、堤防を越えて下りた所にありますが、この先に散策コースはあります。
時間があれば、丸一日、のんびりできて、散策できる観光コースになります。
その他のお得情報として、
京成線都内エリアが1日乗り降り自由になる
「下町日和きっぷ」 (500円)
がお得だそうです。
京成押上駅にはスカイツリーもあります。

さらに、亀戸大根を調べていくと、矢切の渡しに行く前に立ち寄った亀戸天神の入り口右側に奉納されていた藤の札に書いてあった「割烹(かっぽう)升本(ますもと?)」が文字がありました。
【亀戸升本 本店】
明治38年の創業の亀戸の老舗(しにせ)
「亀戸大根」を今に甦らせ、名物「亀戸大根あさり鍋」などのオリジナル「亀戸大根料理」で有名な店。
さらに、この店に亀戸大根の食材を仕入れしている厳選された農家が江戸川区にあるらしい。
所在地: 東京都江東区亀戸4-18-9
日本橋・銀座・新宿・渋谷などにも、弁当の店があるみたい。
(大きなお店だったのね・・・・・・)
本店には、ランチもあるので、機会があれば、食べに行ってみたいです。(笑)
今回を意識して、矢切の渡しに行く前に亀戸天神に立ち寄ったわけでは無いのです。(藤の花の開花状況見に行っただけでした)
行きましたら、前回の<速報>亀戸天神でお伝えしたように、横十間川の和船運航(たまたま行ったら運航していた)とか、亀戸大根や船橋屋と、よく分からない所で、つながってきました。
長くなりましたので、今回はこれで終了です。ありがとうございました。
次回は、今回の続きになり、葛飾柴又の話となりますが、GW中の更新は無理かもしれません。
皆様には、GW中は事故などには、お気をつけて、残りのGWも楽しくお過ごしください。
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