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坂本義和 『人間と国家(上)』を読む

 

 坂本義和の岩波新書『人間と国家』(上下)を読んでいます。とりあえず上巻を読み終わりましたので感想を。

 

 本の副題に「ある政治学徒の回想」とあるように、誕生から東大紛争前までが書かれているのですが、まさに「回想」で、坂本義和の(勝手に呼び捨てにしてすいません)備忘メモのような本です。

 

 なので、大変読みやすいですが、内容もサラサラと流れていきます。しかし古在由重の「一哲学徒の苦難の道~昭和思想史への証言」(実は、丸山眞男との対談)に比すれば、坂本義和の「個人史+α」に留まるという感はぬぐえないかな。

 

 でもまあ、上巻は、まだ「序章」とおもいますので、引き続き下巻に入ってゆきたいと思います。

 

 

 

 

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