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古在由重著作集が なぜ50円なのか?



 古在由重といえば、僕らの世代にとっては忘れられない哲学者ですよね。先日、アマゾンで別の本を検索していたら、たまたま『古在由重著作集』がヒットした。で、びっくりしたのはその価格。1巻50円とか74円とか・・・。

なんじゃそれは!!。古在氏の本って ティッシュペーパーより安いのか??

これって いったいどうしたんだろうね。どんな本であろうとも、興味のない人にとっては、古新聞みたいなもんで、「10円でも値がついてかってくれる人がいたら、儲けもの」ってところなのかなあ。でも、どう考えても、この人の本が50円や74円ってのは、異常ですね。

 もちろん、すぐに注文しました。安かったから買ったわけではなく、これ以上 古在由重の本が軽く扱われるのが、見るに忍びなかったのです。

 いまの古書業界は、本の内容より、需要と供給の原理のみに支配されてるんだね。なんかね~~(ため息)

 古在由重氏の晩年は、平和運動をめぐっていろいろあったけど、それで、氏の哲学者としての業績が全面否定されていいはずがないしね。

 まあなかには 「50円の価値もない」と 今もなお、いきり立っている人もいるかもしれないけど・・・


 ↓在りし日の古在由重
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