金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
武蔵界隈 ~ 握ってなんぼの正統派 「祥鮨」
名鉄エムザ裏の通りの 格子戸のきれいな古民家のような鮨屋です。白い暖簾と白い小さな看板があるのみ。それが無ければ 鮨屋とはわからないですね。店に入って左側がカウンターで、奥に4人用の小さな床の間のような小上がりがあるのみ。昨今 まるで居酒屋のような寿司屋は多いが、ここは、鮨を食べさせてなんぼの 正統派の鮨屋といえます。
僕らが 伺った際は、鮑 万寿貝 サザエ 岩蛸 かさご まごち など・・全国共通のネタとは少し違う金沢らしさが楽しめました。魚は当然ながら美味い。握りはやや小ぶりなサイズながら、口にいれると いい塩梅にほどけてきます。北陸の素材の新鮮さと 江戸前のひと手間の仕事の双方のよさがでています。玉子は やや甘口だったですね。
職人気質な店主(でも 意外とおしゃべり好き)と内儀さん二人で切り盛りしてます。店内に心地よい緊張感が漂い いい意味で非日常的な空間。なので ファミリー向けではないですが、こういう鮨屋って貴重です。
値段は 鮨屋としては 普通です(=安くはないが 高くもない)。だから 会社がえりのサラリーマンがどやどや来ることもない。若者集団はなおさら。
昼もやってますが ランチセットなどはなく、握り鮨の単品のみとのこと。その潔さまた心地よいです。「鮨しかできません。でも鮨なら どこにも負けません」そんな気合いが感じられます。それって、どんな仕事にも共通だね。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« アフター3.11 | 脱ミネラルウ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |