K-POPストリート

1980年代後半から2005年頃までの韓国歌謡アーカイブスを中心に、いい音楽・パフォーマンスと旅行の話題を書きます。

サム・サラム・サラン

2005-08-10 21:57:56 | 015B (KOREA)
<015Bと仲間たち>その1

 サム・サラム・サラン(Life, Human and Love)は、015Bのベーシスト、チョ・ヒョンゴンが015B脱退後につくったユニットです。
 アルバム「サム・サラム・サラン」(1993年、おそらくこの1集のみ)では、チョ・ヒョンゴンとチョ・ヒョンミン(詳細不明)の男性2人からなるユニットに、延世大学と梨花女子大学の学生のコーラスを配しています。

 タイトル曲は「フレッシュマンの恋」。ここでいうフレッシュマンは、大学の1年生のことです。ベーシストのチョ・ヒョンゴンの作品で、「彼女は君の人形じゃないんだ」と、説教全開です。間奏でチョ・ヒョンゴンのピアノ・ソロがありますが、ピアノの音がかなり堅いです。
 ヴォーカルは、015Bの客員歌手として活躍したチョン・ヨンウクです。低音の魅力で、015B第3集「敵 緑色人生」になくてはならない歌手でした。

 このアルバムを知ったのは、あの「アジアンビート」です。このアルバムを出した会社がSAMPONY(ポニーキャニオンの関連会社)だったので、アジアNビートでも放映されたのです。当時は015B関連のアルバムであればどんどん買っていましたから、アジアンビートには感謝です。

ワイルドキャッツ「心弱くて」

2005-08-08 22:38:58 | K-POP
 ワイルドキャッツの「マウムヤケソ」(心弱くて)は、80年代のトロットです。シンセサイザーの伴奏が時代を感じさせます。

 なぜこのCDが手許にあるかといいますと‥‥。
 かつて日本のダウンタウンの番組が、ソバンチャの「オジェパムイヤギ」を「オジャパメン」としてカバーして放送したことは、韓国音楽ファンならずともけっこう有名ですよね。で、同じ番組で、この「マウムヤケソ」もカバーして放送したらしいのです(ぼくは見ていないのではっきりしませんが)。
 かくして80年代前半に活躍したワイルドキャッツのこのアルバムがCDになり、日本のCDショップに置かれ、それを日本で買った、といういきさつです。

 このCD、ワイルドキャッツのオリジナルは「マウムヤケソ」のみで、他の収録曲は、みんな韓国で有名な民謡やナツメロです。その中に入っていたのが「別れの釜山停車場」でした。

 「別れの釜山停車場」は、1950年代にヒットした大衆歌謡のようです。文字通り釜山停車場での男女の別れを歌ったものですが‥‥。歌詞の中に、「つらい避難生活でも、忘れられない板葺きの家」という意味のものがあったように記憶しています。
 いわゆる朝鮮戦争が終わった時代を、韓国の北の方の故郷に帰る男性と釜山の女性の別れを歌うことであらわしているわけですね。
 歌は世につれ、世は歌につれ‥‥ですね。

 長々と書きましたが、「別れの釜山停車場」に出てくる「ハンマヌン」という歌詞は、やっぱり「恨み多い」ということのようです。

COOL FOREVER

2005-08-06 17:24:21 | K-POP
 最近こまものやJUNさんのブログをはじめ、あちこちで見かけた「COOLの解散」情報。きのう朝鮮日報の日本語版で、クールの解散会見の記事を確認しました。
 去年の6月頃でしょうか、グループの人間関係のトラブルで「COOL解散危機」が報じられたのは‥‥。第9集のMVの撮影も、メンバーが出演をキャンセルしたのでできなかったとのこと。確かに第9集の「友達探し」のMVは、ジャケット用に撮影したと見られる写真をCGでつなぐ、といった苦肉の策が取られていたようです。
 そういう意味では「よくぞ10集を出してくれた!」と少しは喜ぶべきでしょうか‥‥。まぁ今まで韓国歌謡界を盛り上げてくれたことを感謝しつつ、COOLの曲をこれからも聴いていくことになるでしょう。

 COOLのアルバムは、バラードの企画盤も入れると15,6枚になるでしょうが、その中で、独断で選んだ3曲。

◎ダンス曲のNo.1:2集「슬퍼지려 하기 전에」(悲しくなってしまう前に)
 まさに「COOL」(かっこいい)なダンス曲。古さを感じさせず、今でもこの曲で踊れます。人気があったため、3集にも収録されています。(2集のオリジナルにはユリの歌う部分が無かったからでしょうか。)

◎バラードのNo.1:6集「오래된 연인」(長くなった恋人)
 「説明できないけれど 今 君のすべてがわかる」のフレーズだけで1位決定です。(長いつきあいのカップル、といえば、実際には015B3集の「永い春の二人」の方がリアリティを感じるかもしれませんが。)

◎コミカルNo.1:7集「진실」(真実)
 7集のタイトル曲「真実」は、ラッパーのソンスを前面に出したことが当たり、大ヒットしました。


 COOL FOREVER !!

李仙姫「Jに」

2005-08-04 01:32:39 | K-POP
 李仙姫の代表曲(のひとつ)は、なんといっても「Jエゲ」です。
 歌としては、別れた恋人(J、と呼びかけるように歌っています)のことを、今も恋しく思っている、という80年代のラブソングなのですが‥‥。
 この歌詞の中で「J 아름다운 여름날이(美しい夏の日に)」という部分がありますが、最初この歌が発表されたときは歌詞が違っていた、という話題がありました。最初は「J 한 많은 여름날이(恨み多い夏の日に)」だったというのです。

 ぼくが当時2番目に買った李仙姫のカセットテープに入っていた「Jエゲ」には、この部分はたしかに「美しい夏の日」ではなかったような気がします。もっとも、このカセットテープには歌詞カードがありませんでしたし、数回聴いてカセットテープが伸びてしまったのですぐ捨ててしまい、今となっては確認しようがありません。

 「ハン」という言葉は、よく「恨」という漢字が当てられています。「怨み」ではなくて心の底にため込む恨みの感情、と説明されるようです。
 そういえば日本でも80年代終わり、この「ハン」をめぐり雑誌で議論がたたかわされました。チョーヨンピルが歌って有名になった民謡「ハン五百年」の「ハン」を「恨五百年」とした詩人の荒川洋治氏(「コリア・スケッチラリー」編著者)と、「約五百年」とした作家の関川夏央氏(「ソウルの練習問題」著者)の議論です(詳しい内容はすっかり忘れました)。
 ちなみに集英社文庫「ソウルソウルソウル 原語で歌う88」には、「約五百年」と書かれています。

 イ・ソニの「Jエゲ」は、別れた恋人を恋しく思う歌なので、「ハン」が「恨み」を表すとも思えません。そうすると、「ハン」という言葉は「恨み」というよりは、もっと違う「感情の沈澱」を表す言葉かも知れない、という気がします。
 わけもなくこの「ハン」という言葉を思い出したので、書いてみました。

一度はシュガー

2005-08-03 23:04:05 | K-POP
 こんばんは、チロルです。
 シュガーの日本公式サイトはときどきチェックしています。
 このシュガーのサイト、7月にリニューアルしたとのことですが、アユミの顔が「また」変わったような気が‥‥。確かシュガーもデビューして4年目、アユミも大人っぽくなったということでしょう。
 それにしてもシュガーもまだまだ頑張っていますね。一度は「日本で活躍しているシュガー」を見たいものです。

(追記)Sugarが「SPA!」という雑誌の最新号の表紙になっていますが、最近は「目の下までくっきり縁取るメイク」がはやっているのでしょうか?