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寺院西0006  西芳寺(苔寺)  単立

2016年03月27日 07時22分12秒 | 寺院

 

激月橋  と 西芳寺  門の右手に庭園がある

 

 

西芳寺(苔寺)

山号を洪隠山といい、臨済宗に属する。平成6年(1994)に世界文化遺産に登録された。

奈良時代、聖武天皇の詔により行基が開山した古刹で、平安時代初期には弘法大師が一時住し、鎌倉初期には法然上人が中興して、浄土信仰の道場としたと伝えられている。兵乱での荒廃の後、暦応2年(1339)に後醍醐天皇、足利尊氏の深い帰依を受けた無窓国師(疎石)により再建され、禅の厳しい修行の道場となった。無窓国師自ら作庭した、枯山水石組みの上段の庭と、心の字を形どる黄金池を中心とし池泉回遊式の下段の庭から成る庭園は、当時既に天下の名園として名高く、足利義満をはじめ、ここを訪れて座禅に励んだ人も多い。現在3万5千平方メートルに達する庭園(国の特別名勝及び史跡)は、よく昔の面影を伝える名庭とうたわれている。120種の青苔に一面が覆われ、広く「苔寺」の名で親しまれている。また、茶室湘南亭(重要文化財)は、千利休の二男少庵が桃山時代に建築したものでの明治維新の際に岩倉具視が一時隠棲したこともある。

禅寺の苔をついばむ小鳥かな  虚子

京都市

 

影向石

庭内黄金池の南西隅、黒木の鳥居を前にした1個の石。この影向石を中心とした豪壮な石組、夢窓国師作庭当時の石組といわれ、付近の苔は特に美しいとのこと。

 

夜泊石

本堂の東の池中に2列に並ぶ15個の石。港に停泊する船の姿を表現したものといわれている。昔の渡廊の礎石ともいわれている。

 

座禅石

 

衆妙門  昭和になって造られた

 

本堂 と 書院  奥の塔は 三重納経堂

 

西芳寺川 に 馬酔木 がありました

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