アートプラス京めぐり

京都の探索、記事数6500 いろいろなテーマで京都をめぐります 
京都市外も始めました 先ずは京都南部から

源氏物語遺跡18 史跡平安宮跡 豊楽院跡(豊楽殿跡)

2019年01月25日 13時14分49秒 | 平安京

 

 

史跡 平安宮跡 豊楽院跡

朝堂院の西側にあったのが、豊楽院で、延暦19(800)以後に完成した。規模は東西171m、南北402mあり、この正殿が豊楽院である。東西に楼閣を備え、その南方には回廊でつながる長大な4つの堂が建っていた。豊楽殿には天皇が御して国家的な饗宴が行われ、特に正月元旦、大極殿での朝賀の後の饗宴は盛大であった。しかし、9世紀中ごろ以降は豊楽殿から紫宸殿へ儀式の場が移り、11世紀に入ると次第に荒廃し、康平6(1063)の焼失後は再建されなかった。正月七日この豊楽殿では、前庭に白馬を牽き出して天皇が御覧になり、宴を催す白馬(あおうま)節会がある。『源氏物語』「少女」で、源氏が二条院で白馬節会を行っているが、実際に当時の貴族邸で催されていたかは不明である。1988年に豊楽殿の北縁西側が発掘調査され、緑釉瓦で縁取りされた建物は、東西9(39)、南北4(16)と判明し、検出遺構は史跡指定を受け保存されている。また2007年には豊楽殿北廊跡とその北にあった清暑堂南縁が検出され、幅5.2mの西側階段を構成する凝灰岩の一部が見つかっている。調査の結果、北廊は清暑堂(東西基壇幅35)造営と一連に造作され、当初は単廊で後に拡幅されたことが判明している。平成203月 京都市

 

 重要文化財

 

 

源氏物語 関連 ⇒ 源氏物語の遺跡 40ヶ所

 



最新の画像もっと見る