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寺院西0509 花の寺・勝持寺 4

2018年11月21日 15時22分27秒 | 寺院

 

西行桜は鐘楼の近くにある。西行は世を捨ててのち当寺に入り、出家剃髪したといわれ、その折に植えた桜とつたえる。桔梗形の八重桜で、枝は四方に広がっている。

花の寺と西行桜

平安の末期、鳥羽院の北面の武士であった佐藤兵衛義清が、この寺に入って出家し西行法師となる。その折鏡石と姿見池が残されている。武勇で知られた西行がなぜ出家したのかその原因はさだかではないが、石に向かいながら髪をおろしたその気持ちは如何であったのだろう。

西行はここに草庵を結び一株の桜を植えて吟愛していた。世人はその桜を「西行桜」と称し、寺を「花の寺」と呼ぶようになり、古来から有名な花の名所として知られるようになった。南北朝の時代、婆娑羅大名として知られる佐々木道誉が闘茶会を宴すなど数々の花見の宴、茶会で賑わったようである。謡曲「西行桜」は、この隠栖している西行法師と、庵室の庭に咲いている桜をからませて、春宵の閑寂な情緒をえがいたもので、当寺が舞台になっている。謡曲史跡保存会

 

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