津田家菩提所
長興院(ちょうこういん)
天正9年(1581)、滝川一益(たきがわかずます1525~1588)が、九天宗瑞(くてんそうずい1612寂)を開祖として創建した塔頭で、暘谷庵(ようこくあん)と称する一庵が建てられた。慶長11年(1606)に一益の養女を夫人とする津田秀政が再興して、暘谷庵と号したが、寛永12年(1635)秀政が没し、「長興院岩道景大居士」と法名を付し、院号を再び長興院と改称している。元禄5年(1692)に大雲院(開基織田信忠、開祖九天宗瑞)を合併し、貞享3年(1686)に現所在地に移転し、その跡地を本山が買い取って宝蔵を建立して池を掘り、今日のような景観となった。津田家の菩提寺である当院の墓地には秀政、正重など代々を葬っている。滝川一益の墓がある。
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