台南もかなり涼しくなってきたから、
台湾全土の有名肉まんを分析してきた
” 台南包子研究中心 ” をまた再開するゼ。
今回はこの、
” 台南包子研究中心 ”
シリーズのちょうど10回目に当たるので、前に
” 拉麺之家 ”
の記事の中でちょっと書いたことがある
” 台南ローカルで人気があり、何回通ってもいつも売り切れ ”
の
” 大道包子 ”
について、
頑張って肉まんをゲットし、何とか分析・紹介することにした。
( 大道包子の地図
駅前の北門路を北へ行って、開元陸橋で側道に入り更に北へ行く
駅から歩けば、所要10分+アルファ位 )
大道包子は、
毎日大体夕方4時から包子を売り始める。
この日オレは、絶対に肉まんをゲットし、写真も撮るために
自転車に乗って3時には家を出ていた。
左上は、3時半ごろ、
すでにミセの前に集まり始めた人々の様子。
右上は、3時45分ごろ、
高々と積み重ねられた大蒸篭から、湯気がもうもうと出ている。
4時をまわり、
ついに大蒸篭から、蒸しあがった包子が取り出され始めた。
左上は、
上の方の蒸篭に入っていた
” 黒糖饅頭 ” と ” 緑豆沙 ”だ。
右上は、
4段目の蒸篭から下に入っていた
” 花巻 ” と ” 肉まん ” 。
花巻のネギがたっぷり入った感じもグッドだし、
肉まんの汁が、薄いめの底の皮にちょっと染みて見えるのも
すげーうまそうだ。
大道包子のように、沢山の包子を売るミセでは、
広げた布団の上に蒸篭をひっくり返して、包子を並べるのが普通だ。
( ” 台南禄記肉包 ” 、 ” 高雄金獅湖肉包 ” 参照 )
だから、包子が布団の上で上下逆さになっているゾ。
左上が、肉まんの外観だ。
全体にワイルドな形に作られていて、
上部のひねりなどは少し不規則だ。
高さは他の包子に較べると、少しだけ扁平になっていて、
上部のひねりの凹凸の差が、蒸した後も大きく残っていることから
薄い生地を比較的長い時間発酵させた皮のような気がするナ。
( 軽い口当たりの皮の特徴だ。 )
右上は、豆沙包の外観だが、
ちょっと他で見られない、面白い三角の形をしている。
三角形に伸ばした生地の中央に餡を置いて、
各々の角を中心に折り返して作っている様だ。
左上が、肉まんの断面だ。
餡は、他のミセの様に丸くまとめてあるのではなく、
平べったく伸ばした形でまとめてある。
これだと、” ゴン ” っと肉の味を楽しむことはできないが、
端っこの方まで餡が入っているから、
全体を、均等に軽い味で食べることが出来る。
餡の色も薄くて、余り濃い味付けでは無そうだナ。
餡が平たいので、外観を見た時は肉まん全体が扁平にみえたが、
これは決して皮がへたって平らになっているからではなく、
皮にも十分ハリがあることが、断面から見て取れるゾ。
右上は、豆沙包の断面だ。
餡はたっぷりのこしあんで、これも肉まんと同じく、
平たくまとめてある。
皮の気泡が、肉まんよりきめ細かいので、
軽い歯ごたえに見える肉まんの皮に較べると
” ドシ ” っとした味わいの様だ。
さて、恒例の複数の人間による評価まとめは、
上の表の様になった。
平均7.5点で、
既出の ” 台湾の超有名肉まん ”
( ” 台北潮州包子 ”
” 新竹黒猫包 ”
” 台東東河包子 ”
” 鹿港振味珍 ”
” 台南包子禄 ” )
等と較べれば、点数は低い方だが、
ローカル肉まんとしてはすごく立派なものだろう。
そして、オレ個人としての、
実際に食ってみた意見だが、
” 大道包子 ” の肉まんは
” もっちり ” とか ” QQ ” の感じは少ないけれど、
皮が、
鹿児島の ” かるかん ” のような軽い口当たりがして、
独特の美味しさがあり、
餡も、
控えめな味付け ( 若干化学調味料は使ってあるようだが ) のものが、
全体に均等に広がっていて、
外側も中心も、どこを食べても同じ様に美味しい
なかなか優秀な肉まんだナ。
左上は、蒸篭から出した包子を、布団に包んでいる様子だ。
肉まんは、あっという間に売り切れてしまうが、
饅頭 ( 具なし包子 ) などは、
売れるのに2~3時間程度はかかる。
その間は、こうやって布団に包んだ形で保温しておくのが
このミセのやり方だ。
こうすると、ずっと蒸しておいてべちゃべちゃになることが無く、
ホクホクが食えて、都合が良いゾ。
右上は、大道包子のメニューだ。
結構色々な種類があって、
実はどれも肉まんに負けず劣らずウマイ。
全種類買って帰っても、後悔しないゼ。
ホント。
( 大道包子の前に行列を作る地元の人達 )
色々書いたが最後にこの、
” 大道包子 ” というミセについて
もう一回トータルの感想をまとめておく。
大道包子の包子はどれも、
これまで紹介してきたような超有名なミセのような
” コッテリ ” 路線の包子ではなく、
軽くて親しみやすい味わいを重視した、
子供から老人まで、誰でも好感のもてるものだ。
何より、
観光客や他の土地の人などには全く知られていないが、
台南の地元のファンが沢山いて、
連日開店とほぼ同時に包子が売り切れになってしまい、
簡単には買って食べることさえできない
ということが、
このミセの独特の美味しさを、ばっちり証明している
- ようにオレには思えるんであるヨ。
- てぇことで今回はおしまいだ。
(^0^)/~~ じゃあネー ♪
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一昨日は、夜、成功大学のトラックで13.5kmJOGをやりました。
昨日は、朝、ジムでウェイトをやりました。
今日は、練習は休みでした。
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