食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『人は身勝手』

2014年09月22日 17時57分06秒 | 日記

宇宙の中にある小さな惑星、地球。そこには70億人の人間と呼ばれる生物が暮らしている。海や陸地、暑い地域、

寒い地域、創造者が何かの理由で分けた否、科学的にみると過去の地積調査、天体調査などからそうなるには明確

な理由がある。諸説、入り乱れ地球誕生から今に至る経緯が記されてきた。

地球の変動に順応しながら人は進化し続けてきたことは確かで、文明の利器を編み出したものを利用して更に進化

を促してきた。それでは沢山の事を学び随分と賢くなったはずなのに、どうも大昔の人よりも出来が悪くなってい

るように思う。

人は争いが好きな生き物と分類してもいいのかもしれない。戦争は絶えたことがなく『戦争が終わり平和の歓びを

噛みしめている』、舌の乾かない内に別の戦が始まる。平和時の世に在っては他人より出世していい生活をするた

めの戦が日常行事、武器を持って人を殺傷する戦ではないから生臭くはないが子供の頃から受験だの英才教育

だと競争の真っただ中にいる。

人間の集まりは国、ここでも好きな国があれば嫌いな国があり何か事があれば子供の喧嘩のように対立。東西冷戦

は終わったはずなのに、東側の経済が好調になり国勢が増してくると、その対立は冷戦以上の性質の悪さが目に付

く。立場の違いを乗り越えた位置から眺めてみても、内政干渉には反対と言いながらクリミア半島を始めとするあ

からさまな内政干渉、国連の席に出ると内政干渉の意見に同調する国もあり、何かを纏めようにも纏まりはつかな

くなっている。シリアの政権、イラクの政権の脆弱さにつけ込み非人道的な行動が目立つイスラム国に対してもそ

の対応に温度差があり、こうした国々の間で理解される『非人道的行為』にも温度差があるようだ。

理不尽という言葉がある。価値観の違う国とでは先述の事を論じれば双方が理不尽だと言い合うに違いない。いつ

か記載したが『ロシア国内のある地域の住民が独立したいと住民投票をして独立に賛成した場合、ロシア政府は容

認するか』。クリミア半島独立の時、ロシアは強引に編入してしまった。つまり住民の意志を尊重したと言うのだ。

だから逆の場合にも住民の意志を尊重しロシアから他国への編入を認めるなどあり得ないだろう。こういう状況に

なり他国が避難すると『内政干渉』と逆切れをする。

人を分析してみると子供の様で戦が好きで、理不尽きわまりない行状、大昔より思考が退化しつつある生き物とな

るのではないか。


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