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王力雄氏、チベット情勢を語る

2008-04-20 20:51:30 | ニュース

「私の西域、あなたの東トルキスタン」「天葬 チベットの命運」の著者である作家の王力雄氏のチベット問題に関する談話が4月15日の共同通信系の新聞に掲載された。
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RFAより

チベット問題に詳しい作家、王力雄氏(54)=北京在住にラサ暴動の背景などを聞いた。(北京、共同=塩沢英一)

―なぜ暴動に

「政府は政治的に押さえつける一方で、巨額投資で経済発展させる『アメとムチ』の政策をとってきたが両方でつまずいた。経済発展で漢民族がチベットに押し寄せ、チベット民族は仕事を奪われ負け組になった。」
「チベット民族にとり(チベット仏教最高指導者)ダライラマ14世が最も神聖な存在であることを政府は理解しなかった。僧侶に取りダライ・ラマ非難の強要は父親に対するののしりを強いられるより屈辱だ。」

―政府は「ダライ集団」が画策したと。

「ダライ・ラマの関与があったかどうかはわからないが、政府は大量の軍や警察を動員しても僧侶らを制御できなかった。関与があったというなら、遠くにいるダライ・ラマにそれほどの力があることを政府は認識する必要がある。」

「ダライ・ラマの影響力を過小評価してきた政策を見直す必要がある」

―政府は人権や民族の問題ではなく、国家統一の問題と主張するが。

「官僚はダライ・ラマが引き起こした国家分裂の問題であると責任転嫁しており、民族政策見直しはしばらくは無理だ。」

「政府には『反独立』を飯の種にしている部門が国家安全省、軍部、国家宗教事務局など16もある。彼らは問題が大きいほど権力も金も増え、北京五輪が失敗しようがお構いなしだ。」

―政府はダライ・ラマが死去すれば問題解決すると思っているのか。

「死去したら生涯里帰りできなかったことにチベット民族は絶望し、全面的暴動になると思う。」

中国も著名な作家の口まで閉じてしまってはまずいと考えているのか。北京在住の王力雄氏に外国メディアとの取材を許しているようだ。他にもTBSの取材を受けてインタビューが放映もされた。一種のガス抜きなのであろうか。

王氏の言葉の中で「『反独立』が飯の種の部門」があるというのは正に絶望的な事態であるし、新疆ウイグルではこれに加えて兵団が数えられるのであろう。
王力雄氏は妻のツェリンウォセ(唯色)さんがチベット人で民族問題に関して著書が多いという。

彼の近著「私の西域、あなたの東トルキスタン」は日本では自分の知る限り、読売新聞の藤原彰編集委員が読売ウィークリーのコラムで紹介しただけである。そのコラムでは現在の東トルキスタンがパレスチナ化の危機にあるという衝撃的な内容があらわにされた。中国の良心的な作家として日本語訳が早く出てほしいと希望する

唯色博客「我的西域、?的東土」前文
http://woeser.middle-way.net/?action=show&id=266

思いつくまま 王力雄「超越者連盟でエリート連盟を打ち破ろう」(1~7)
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/b16e7c5cdab03234f7b6e8ab735dea2a
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/a832a81c0970ca9d858c301ceff1b13b
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/f9246e7fe5851bfe9016fd63966d7fc1
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/5915d1202f7d89ec260789d39476c882
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/9e8d2f8d93d517e9119d29507e995837
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/a3457018e0693ba5dbcf4e30ca8b84fc
http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/f73606e7d4ef35ef729451782bd5e193
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