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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

【長野】北澤俊美さん4選 9時44分にやっと 「良識」が「剛腕」に勝つ

2010年07月11日 21時57分00秒 | 素晴らしき新生党保存会

 日本放送協会(NHK)は、午後9時44分、長野選挙区(定数2)の2人目の当選者として、防衛大臣の北澤俊美(北沢としみ)さんに当確を出しました。

 前回の統一地方選で、北沢長野県連代表(当時)が、リクルートし、かつて自分が選挙区とした長野県議会・長野市選挙区で手取り足取り当選させた高島陽子氏が、小沢一郎幹事長(当時)の誘いにのって、北沢さんを裏切り、出馬しましたが、落選が確実となりました。

 「一度裏切る人間は二度裏切る」(岡田外相)と言われますが、飼い犬に噛まれかけましたが、羽田孜・北澤俊美コンビの「政権交代ある二大政党デモクラシー」を一貫して支え続けた長野県民の「良識」が「剛腕」に勝った構図です。

 北沢さんは1992年の初当選以来3回連続トップ当選でしたが、今回は2位になる可能性が出てきています。

 とはいえ、ホッとしました。苦戦の理由については、開票終了後によく精査します。繰り返しますが、「一度裏切る人間は二度裏切る」。

 任期は2016年(平成28年)7月まで。78歳までですから、防衛大臣続投に加えて、民主党参議院議員会長、あるいは、参議院議長の可能性が出てきました。

 長野県民のみなさま、ありがとうございました。

 おめでとうございます。
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第22回参院選開票スタート

2010年07月11日 20時00分00秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏
 さあ、いよいよ第22回参院選の開票がスタート。長い夜になります。

 午後8時1分、NHKが東京選挙区で小川敏夫さんが蓮舫さんとともに当確。ありがとうございました。

 静岡選挙区では、藤本祐司さん、茨城では郡司彰さんの「民主党主流派」が当確で「正義は勝つ」ことが証明されました。

 比例区では直嶋正行さんが当確。

 神奈川選挙区(定数3)では、テレビ朝日の出口調査で、金子洋一さんが3位。しかし、4位の千葉氏との差はわずか0・1ポイント。

 NHK出口調査では、長野選挙区(2人区)で北澤俊美さんが3つ巴で心配しています。

 岡山選挙区では江田五月参院議長が当確。おめでとうございます。

 
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【神奈川】神奈川選挙区が47都道府県でラストか? 激戦の3議席目当落は未明へ

2010年07月11日 09時09分37秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏

 さあいよいよ、第22回参議院議員通常選挙の当日投票と開票が、きょう2010年7月11日、実施されます。

 投票所は経費節減のため、全国で5万カ所前後に減りました。投票時間は一部を除き、午後8時まで。

 当日有権者数は、1億0451万人前後となる見通しです。

 投票所では、投票所入場券を確認し、選挙区の投票用紙をもらいます。投票所記載台で、候補者名を書き、投票箱に入れます。

 続いて、投票所入場券を渡し、比例区の投票用紙をもらいます。投票所記載台で、支持政党の候補者名か政党名を書き、投票箱に入れます。

 けさの東京新聞によると、比例区(定数48)の最後の当選者名が判明するのは、あす未明の午前5時前後になるのではないかとの見通し。

 また47都道府県ごとにある選挙区では、神奈川選挙区(定数3)がラストになるのではないかとの見通しを記事にしています。東京新聞によると、神奈川選挙区の3議席目が激戦となっており、だれが当選するか分かるのが、午前1時半ごろまでもつれにもつれるのではないか、と予想されているようです。

 神奈川選挙区の闘いについては、当ブログでも紹介しています。

一連のエントリーは下のアドレスをクリックするとご覧いただけます。
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/c/608f903e080d29e539ec9cab0a9d3faa

 または、下のリンクです。
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/fe671b5ce035cfda7b66e3996531281c
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/fcfa906aa536eada1df025e1f669cf65
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/c40867b4599bba9d5c2f57907fbda923

 YouTubeの動画サイトは下のリンクです。
http://www.youtube.com/watch?v=cGJ7Pm1e-f4
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要注意! 前の「前田」で前に進もう

2010年07月11日 09時09分20秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏

 先日のエントリーでご紹介した前田たけし(前田武志)さんですが、期日前投票に行ってきたら、やはり2枚目、比例区は、記載台の前にはってある名簿がごちゃごちゃしていて見にくいですね。

 前田というのは2人いますが、前田たけしさんは、「前の方に名前が書いてある方の前田さん」ですから、間違いないでください。

 「前の」前田、「先の」前田です。あるいは縦書きですので、「右の」前田でもいいですが、それだと面倒ですから、やはり、「前の前田」と覚えましょう。

 ご注意下さい。

 前の前田で前に進もう!

 東京選挙区の方は、「小川」というのも2人いますが、こちらも「前の小川」「先の小川」です。
 熊本選挙区の方は、「男性の本田さん」です。あるいは、熊本県連は男前が多いので、「男前の本田さん」でもわかり良いですね!
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【栃木】簗瀬進を男にしよう

2010年07月10日 03時43分15秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏
[写真]枝野幸男さん、岡田克也さん、簗瀬進候補

 簗瀬進さんって知ってますか?

 1990年衆院で初当選のいわゆる「岡田世代」。鳩山由紀夫さん、石破茂さんは1期先輩(年齢は年下)。そして、枝野幸男さんは1期後輩になります。枝野さんは栃木県出身、県下随一の進学校「栃木県立宇都宮高校」出身で、簗瀬さんがいたから、埼玉・大宮に出て選挙に出ました。

 「政治改革を実現する若手議員の会」では、石破茂会長らと、「CP研(比較政治制度研究会)」では岡田克也さんと「政治改革」「二大政党制」にまっすぐにひたむきに邁進してきました。

 そんな昔のこと、みんな忘れちゃったかな?

 岡田さんの「政権交代」の38ページによると、「簗瀬進さんは同志的な結合でひたすら政治改革実現に向けて力を合わせた仲間だ」。

 
 
 そして、「CP研」では、公選法改正は超党派で話し合おうということで、「簗瀬進君らと相談しながら、社会党や公明党の一回生議員の中から慎重に人選した」そうです。そうして、廃墟と化した社会党から一本釣りしたのが、仙谷由人さんです。

 宮沢解散の直前、簗瀬さんらは、赤坂議員宿舎まで岡田さんを訪ねてきたそうです。「鳩山由紀夫さんらと新党さきがけを結党する」と伝えに。一方の岡田さんは「僕は小沢一郎さん、羽田孜さんと新生党を結党する」と応じて、宿舎の玄関先まで簗瀬さんらを見送りました。「なぜか涙があふれ出た」(39頁)。

 
[写真]簗瀬進さん(左端)、岡田克也さん(左から3人目)ら=阪口直人衆院議員のブログから

 時は移ろい、鳩山さんは首相、石破さんは農相ら3回入閣、岡田さんは外相、枝野さんは党幹事長となりました。

 でも、簗瀬さん、まだまだ元気いっぱいです。

 第21回参院選「逆転の夏」の後、簗瀬さんは参院民主党国対委員長として、「法案の嵐作戦」を成功させました。

 2008年6月11日の参院本会議では、憲政史上(参院発足後)初めての首相問責となった福田康夫君問責決議案で賛成討論に立ちました。

 この中で簗瀬さんは「総理主催の桜を見る会での総理発言は、まさに福田総理の面目躍如であります。女優の菊川さん、タレントの眞鍋かをりさんに囲まれた総理は、物価が上がるとかいったようなことがあるが、しようがないことはしようがないので耐えて工夫して切り抜けるのが大事なんですと強調したとの報道がありました」と批判しました。「桜を見る会」には、たくさんの芸能人が招かれるのに、なぜ簗瀬さんは「菊川さん」「眞鍋かをりさん」だけ実名を挙げ、議事録に残したのでしょう。

 そんな人間らしい、簗瀬進さん。選挙区では、派手な出で立ちの女性新人や、派手な言動の党首の子分もいるようですが、安定と信頼の政治を確立するためには、人間味のある簗瀬さんです。

 政治の世界にいながら、心の思うままにしゃべり、行動する。少しだけ出世は遅れるかもしれないけど、まっすぐでひたむきに志を通してきた男がまっとうに評価される。願うのはそれだけです。

【追記 2010-7-12 00:00】

 栃木選挙区は自民党公認の上野通子さんが当選確実となりましたので、簗瀬進さんは落選が確実となりました。NHKが伝えています。
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【神奈川】与党・現職の金子洋一さんが絶対に必要だ “デフレ戦争”脱却へ

2010年07月09日 23時36分30秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏
[写真]岡田克也さんと牛丼を食べる金子洋一さん=金子さんのブログから

 金子洋一(かねこ洋一)候補が絶対に必要だ、と改めて思う記事がありました。

 何でも、「牛丼デフレ戦争」というのが起きているそうです。日本経済はデフレの長いトンネルを抜け出せないでいますが、「牛丼はデフレの象徴」(下記の読売新聞記事)だそうです。

 日経新聞3面(総合面)の左側は、景気動向を占うニュースが取り上げられますが、「牛丼なおデフレ色」と、景気指標のひとつのようなとらえ方をしていました。

 

 前の四半期の決算が発表されて、それによると、牛丼大手3社のうち、期間限定で250円に値下げした2社は売上高をそれぞれ18%、2%伸ばした一方で、380円に据え置いた会社は売上高が15%も落ちたそうです。

 単価を値下げして売上高が上がるということは、これはもちろん、販売数量が増えたのでしょう。でも、ここで疑問なのは、それだけ忙しく働いた店員さんに、ちゃんと給料が回っているのかどうか。

 店員に限らず、およそサラリーマンの場合、給料がずっと変わらなければ、牛丼が380円→250円になってくれれば、その分おこづかいが増えますからラッキーにみえます。

 しかし、単価の値下げによって、牛丼店員の給料が下がったり、仕入れの値段が買いたたかれれば、その分、金回りが滞ります。やがては、まったく違う業種のサラリーマンの給料が下がるという、スパイラルに陥ります。まさに「牛丼デフレ戦争の恐怖」。笑い事ではありません。不採算店が閉鎖になる可能性も高まります。そうすれば、店員も客もみんながアンハッピーです。

 

 金子洋一さんは、4月16日の参院本会議に登壇し、「我が国は、中央銀行が過度の独立性を持っており、組織の利益を優先する余り、デフレ脱却に有効な金融政策を取らないことが原因で、世界でも例を見ない長期にわたる経済停滞の下にございます」と述べました。

 この演説は、改正日銀法による日銀の独立性確保により、“日銀貴族”が組織の利益を優先していることが、デフレから脱却できず、日本経済が長期にわたり低迷している、との認識を示したものです。

 “デフレ戦争”から抜け出すためには、最強エコノミスト、金子洋一さんの力が国政に絶対に必要だと、改めて感じました。

 最強エコノミスト
で、与党現職である金子洋一さんが必要です。

 
[写真]サッカー日本代表のユニフォームを着た金子洋一さん、朝日新聞から拝借。

 4強ではダメなんです。ベスト3に入らなければ全く意味がありません。まっすぐでひたむきな努力家、金子洋一さん。

 向こう6年間の日本経済の安定のために、この人を落とすわけにはいきません。

 

他社は250円!380円据え置きで吉野家苦戦 : (読売新聞)

 「デフレの象徴」とされる牛丼で、価格戦略の違いで大手3社の経営成績は明暗が分かれている。

 6月の売上高(既存店ベース)をみると、上旬に期間限定でいずれも250円に値下げした「すき家」(18・7%増)と「松屋」(2・1%増)が好調だった一方で、価格を通常の380円に据え置いた「吉野家」は15・1%減に沈んだ。すき家と松屋は7月にも期間限定の値下げに踏み切っており、競争は激しさを増している。

 吉野家ホールディングスが8日発表した2010年3~5月期連結決算は、売上高が前年同期比7・5%減の432億円、税引き後利益が7億円の赤字(前年同期は1億円の黒字)だった。吉野家の赤字店舗閉鎖などで約7億円の特別損失を計上したためだが、3~5月期の税引き後赤字は、BSE(牛海綿状脳症)問題で牛丼販売を中止していた2005年以来5年ぶり。

(2010年7月8日19時46分  読売新聞)

【国会議事録】

第174国会 本会議 17号 平成22年04月16日

 

(前略)     

○金子洋一君 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本の金子洋一でございます。ただいま議題となりました医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等改正案に対し、会派を代表して質問いたします。
 私は、昨年十月に本院の議員として当選をさせていただきました。今回が初めての代表質問でございます。このような貴重な機会を与えていただきました会派の先輩議員の皆様方に心から感謝を申し上げます。
 さて、これまでの政権の下、毎年二千二百億円ずつ社会保障関連予算が削減され続けてまいりました。この理念なき財政削減により、そして過度の診療報酬の引下げやOECD諸国平均を大きく下回る医師や看護師の人数、また高い患者の窓口負担などと相まって、地域における医療崩壊を助長してしまいました。これらの問題の是正につきまして我が政権は全力で取り組んでいかなければならないことを申し上げたいと存じます。
 同時に、我が国は、中央銀行が過度の独立性を持っており、組織の利益を優先する余り、デフレ脱却に有効な金融政策を取らないことが原因で、世界でも例を見ない長期にわたる経済停滞の下にございます。その結果、税収が大きく落ち込んでおり、国と地方の財政状況がますます悪化をし続けております。とりわけ、前政権から負の遺産として引き継いだ健保財政の悪化を放置することは、これはできないものであります。そこで、あえて国民の皆様や健保組合など関係者に御負担をお願いするものが今回の改正案であろうと考えております。
 まず、長妻大臣にお伺いしたいのは、既に制度疲労が生じているという指摘もある国民皆保険制度につきまして将来ともに堅持していくことができるのか、とりわけ財政悪化をどのように是正していくのか、その決意のほどを率直にお聞かせいただければと存じます。あわせて、今回の改正案で国民の皆様に強くアピールしたい点があれば、これにつきましても是非とも御指摘いただきたい。
 次に、今回の改正案につきまして、健康保険組合側から、かつての政府管掌健康保険である協会けんぽの財政難を肩代わりして救済するものではないかという御批判もございます。協会けんぽの財政難の問題は、これは避けて通れない大変大きな問題でありますが、この点について、大臣からそれぞれの立場に立つ方々にとって納得のいく説明をいま一度お願いをしたいと存じます。
 また、協会けんぽ、そして組合健保、さらに組合健保内でも様々な理由により保険料率の格差がございます。現に存在するこの格差の問題に対する大臣の御認識と今後のお取り組みについてお尋ねを申し上げます。
 さらに、お尋ねをしたいのは、これまでの政権下で国民の皆様から強い反発を受けた後期高齢者医療制度についてでございます。
 改正案では、新たに三百二十億円の補助金を財政力の弱い健保組合に出すことにしておりますが、他の健保組合との格差を助長するおそれはありませんでしょうか。というのも、保険者の間の相互の助け合いで高齢者医療制度を賄うとしても、現実には健保組合の約三分の一は報酬水準が低く、財政力が弱いわけであります。負担能力の公平性という観点から、政府はどのように説明して理解を求めているのでありましょうか。大臣の率直な答弁を期待いたします。
 また、今後、この後期高齢者医療制度自体をどのように見直すおつもりでしょうか。既に高齢者医療制度改革会議を発足させて検討を始めていらっしゃいますが、いつごろまでをめどにどのような内容に改めるのか、その一端でも明らかにしていただければと存じます。
 今後、更に高齢化が進み、医療を始めとする社会保障関連予算は増大していくことでしょう。これを、だれがどのような手法により負担するのかがこれからの大きな政治課題となることは疑いもありません。とりわけ、デフレを脱却し、景気が中長期的な成長軌道に乗り、税収がアップするまで、厳しい財政状況が続くことでしょう。こうした環境の下で政府が財源をどのように手当てするのかが問われております。
 そこで、最後に長妻大臣に、財源確保に対する御見解、御決意をお尋ねを申し上げまして、私の質問を終了させていただきます。御清聴、誠にありがとうございました。(拍手)

(後略)

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岡田外相、ずぶ濡れで「もう一度チャンスを下さい」

2010年07月09日 22時32分27秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党、外相の岡田克也さんが9日夕、埼玉県川口駅東口で街頭演説しました。

 岡田さんは、「まずみなさんにお礼を申し上げます」と演説を切り出しました。

 「昨年の夏、総選挙において、政権交代・・・みなさん一人一人の決断の中で、戦後初めての選挙による政権交代が実現しました」。

 そのうえで、民主党政権は「2つのものと闘っている」として、
 ①既得権
 ②官僚主導

 を挙げました。

 「みなさんが選んでいただいた政治家が決定し、責任を取る。そういう政治主導への転換です。これは、明治以来の日本の国のかたちを変えることで物凄いエネルギーがいります。だけど私たちは正面からこのことに取り組んでいます」と強調しました。

 外務省で岡田さんが取り組む外交文書の30年後の公開を実績として紹介したほか、「長妻(昭)さんが厚労省で、前原(誠司)さんが国交省で、野田(佳彦)さんが財務省でそれぞれが戦いながら今大きく政治のしくみを大きく変えています。まだみなさん、実感できないかもしれませんが・・・」と実績を強調しました。

        
[写真]厚労相の長妻昭さん、国交相の前原誠司さん、財務相の野田佳彦さん

 第45回衆院選→第22回参院選の300日間には、

 「政治とカネの問題、本来民主党に、あってはいけない問題でした」と強調し、小鳩体制を詫びました。その上で菅直人総理の下に出直す覚悟を示し、

「どうかみなさん、私たち

民主党にチャンスをください

 と頭を下げ、次の総選挙までには政治のしくみが変わったと実感してもらえるようにしたいとしながら、もう一度、「チャンスをいただきたいと思います」と繰り返しました。

 そして、第22回参院選の争点は、
 「10か月前に始まった新しい政治をさらに前に進めていくのか?

 それとも(OR)、古い政治に戻すのか?

 「そのことが唯一の争点」の選挙であるとの認識を示しました。私も全面的に賛同します。自転車(政権)はペダルをこぎ続けないと前に進めません。

 「みなさんどっちを選びますか? (第45回衆院選の)1回であきらめますか? 違うでしょうみなさん」と呼び掛けました。

 そして、「自民党で新しい政治ができますか?」「ちょっと前まで自民党にいた人たちに新しい政治ができますか?」と畳みかけ、自民党とみんなの党をけん制し、

 「民主党こそが新しい政治を実現できるんです」と演説すると、かなり大きな拍手を浴びました。

 そして、「きょうあすのみなさんの力で大きく流れを変えることができる。私はそう信じています」として、大逆転(60議席)への協力を呼び掛けました。

 降りしきる雨は次第に豪雨になりましたが、岡田さんは一切傘無しで通し、この選挙に勝ちたい根性を態度で示しました。

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「消費税増税は絶対にない」と断言 総選挙前 岡田外相

2010年07月08日 20時28分27秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏

 民主党有力者で外務大臣の岡田克也さんは7日、JR高岡駅前で街頭演説し、消費税(現在5%)を次の第46回衆院選の前に上げることは絶対にやらないと断定し、約束しました。

 読売新聞富山版によると、この演説で、「消費税を次の総選挙までに上げることはない」と断言。「すぐに消費税を上げるかのような声が一部にある」との参院選での一部争点について、「完全に間違っている」と述べました。

 そのうえで、年金や医療などの国政府予算の財源不足を補うため消費税率を含めた税制全体の「大きな議論」を野党に提案している、という第22回参院選での民主党・菅内閣の考え方を説明しました。

岡田外相来県 : 富山 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 岡田外相は7日、JR高岡駅前で街頭演説し、「消費税を次の総選挙までに上げることはない。すぐに消費税を上げるかのような声が一部にあるが、完全に間違っている」と強調した。外相は政権幹部の立場から、年金や医療などの財源不足を補うため、消費税率引き上げを含めた税制全体の「大きな議論」を野党に提案していると説明。消費税率引き上げが必要なら、「総選挙できちんと問う」とした。

 また、鳩山前首相と小沢一郎・民主党前幹事長の「政治とカネ」の問題に言及し、「本来、民主党にあってはならないことが起きた。本当に申し訳ないし、そういう古い部分とは決裂しないといけない」と陳謝した。

 さらに、外相として日米安保条約改定に関する未公開ファイルを公開させたほか、民間人の丹羽宇一郎・伊藤忠商事元相談役を中国大使に起用した例を挙げ、「今まで常識とされてきたことを一つ一つ変えている。(政権交代で)確実に大きな変化が始まっていることを理解してほしい」と訴えた。

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【全文公開】菅さんが候補者にメール 「有権者を信じろ!」

2010年07月08日 14時04分38秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏
 民主党代表(総理)の菅直人さんは、7月7日、第22回参院選(7月11日開票)の終盤戦を闘う「候補者及び民主党の支援者の皆様へ」と題するメッセージ(A4判1枚、510文字)を添付メールで送信しました。

 菅さんは「我が党が政権与党として初めて臨む選挙」との認識を改めて強調しました。

 そして、「国際的にも信用される、責任ある政権運営を行うために、政権与党である民主党候補に投票してくれるよう、誠意をもってお願いして下さい」と“指示”しました。

 ちなみに、選挙中(有事)の「指示」には、もっとキツイ言葉で発憤させるのが“菅”流ですが、総理になってずいぶん丁寧な文面ですが、大丈夫でしょうか。菅さんもっと「らしさ」をもって欲しい。

 そして、メッセージの最後を「最後の1分1秒まで、有権者を信じて頑張り抜いて下さい。」と締めくくりました。

 第22回参院選は民度を試される選挙です。

 民度が高ければ当然、民主党単独過半数で、向こう3~6年間の「政治の安定」という構図を組み立てようとする有権者が多くなるはずです。

 一方、民度が低ければ、自民党を勝たせ、開票日翌日からの党内外、与野党のてんやわんや、らんちき騒ぎをTV越しに見て、天につば吐きながら、タンス預金(ある人は)をなでて不安げに生活する日々が向こう数十年間が続きます。

 民主党が勝つか、自民党が勝つか。答えは2つに1つ。

 以下、菅直人さんのメール全文を掲載します。(PCだとフォントもそのままご覧いただけるかと思います。
  

候補者及び民主党の支援者の皆様へ

 

624日の公示以来、各地で努力を積み重ね、全力をあげて選挙戦をたたかってこられたことに、改めて敬意と感謝を申し上げます。

さて、いよいよ選挙戦も最終盤に入ってきました。各選挙区とも一票を争う激しい競り合いが続いております。今度の選挙は、我が党が政権与党として初めて臨む選挙です。この10ヶ月間、私たちは行政のムダに切り込むための事業仕分けの実施や、子育て支援・農業の戸別所得保障など自民党政権下ではなしえなかった政策転換を大胆に実施してきました。

 

今度の戦いの中で、是非有権者の皆様に対し、こうした実績を訴え、政権交代の効果を実感してもらえるよう努力して下さい。また、消費税を含む、税制の改革については、この国が世界に誇る社会保障制度を維持するためにも、超党派での議論が必要であることを国民の皆さんに訴えて下さい。

そして、国際的にも信用される、責任ある政権運営を行うために、政権与党である民主党候補に投票してくれるよう、誠意をもってお願いして下さい。

 

選挙に勝つには、“人事を尽くす”以外にありません。最後の11秒まで、有権者を信じて頑張り抜いて下さい。

平成2277

民主党代表 菅直人



時事ドットコム:首相「消費税訴えて」=民主候補者にメールで要請

 菅直人首相(民主党代表)が同党の参院選候補者や所属国会議員に、消費税を含む税制の抜本改革について選挙戦で訴えるよう求める文書をメールで配布していたことが、8日分かった。
 メールは7日付で「候補者および民主党の支援者の皆さまへ」と題している。首相はこの中で「この10カ月間、自民党政権下ではなし得なかった政策転換を大胆に実施した」と強調、事業仕分けや農家への戸別所得補償制度などを政権交代の実績としてアピールするよう求めた。その上で「消費税を含む税制の改革については、超党派での議論が必要と国民に訴えてください」と、街頭演説などでの説明を呼び掛けた。 
 首相としては、消費税引き上げに自身だけが突出している印象を緩和したいとの思惑があるとみられる。ただ、党内には、増税への慎重論もあり、ある中堅議員は「すぐに消費税を上げるわけではないということをしっかりと説明しないといけない」と冷ややかに語った
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岡田克也外相、グアム移転で米側と「タフな交渉をする」と約束

2010年07月06日 14時23分13秒 | 岡田克也、旅の途中

 岡田克也外相は6日の記者会見で、米国のゲーツ国防長官が北澤俊美防衛大臣に、グアム協定に基づく、米軍海兵隊の沖縄からの国外移設の日本側負担について増額を求める書簡を送りつけてきた、との一部報道について、「コメントしない」と述べました。書簡の存在自体は、事実上認めたものと思われます。

 ゲーツ国防長官の書簡は、日本政府作成の公文書ではありませんから、ちょっと正確には調べていませんが、日本の情報公開法の対象外だと思います。

 その上で、「タフな交渉をしている」と明言。日本の国益と日米同盟の深化を両立に向けて、粘り腰の外交をしていることを表明しました。

 これは長野選挙区で4選をかけて闘っている親友の防衛大臣、北澤俊美(北沢としみ)候補をサポートするねらいも含まれていると思われます。

 また、「コメントしない」としたことについて、フリージャーナリストの岩上安身氏が「(仮に増額を日本政府が飲んだ場合、)国民の血税が使われる以上、もう少し(国民に)知らされてもいいのではないか」との質問に対し、「実際にそのような段階になれば、お知らせする」と述べ、日米間のお金の流れについて変化が生じた場合は国民に報告することを約束しました。自民党政権の思いやり予算との違いを明白にするねらいがあるとみられます。

 記者会見は午後2時から外務省で行われ、ニコニコ動画で生放送されました。
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【比例区】やっぱり「前田たけし」でしょう

2010年07月05日 21時10分55秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏


 全国比例には、

 前田武志(前田たけし)候補

 をオススメしたいですね。

 1986年、自民党から衆議院に初当選。岡田克也さんより1期(4年)先輩、参院の北澤俊美さんより6年先輩になります。

 1993年6月18日、宮澤解散と同時に自民党離党。

 その後、前田さんは「政権交代可能な二大政党デモクラシー」をめざして、羽田さん、北澤さん、恒三さん、岡田さんらとただの一日もぶれることなく、まっすぐにひたむきに歩いてきました。

 ところが、前田さん、まだ閣僚経験がないんですね。まあ、あいだに落選経験があるから、と言ってしまえばそれまでですが。

 15年の夢、政権交代を実現させた鳩山・菅内閣では、4年後輩15歳年下の岡田さんが外相、6年後輩1歳年下の北沢さんが防衛相です。

 それよりなにより、第38回衆院選初当選組では、村井仁氏、松田岩夫氏、前田武志さんが経世会で目立っていて、その後、新生党、新進党と行動を共にしてきたのに、村井、松田両氏は私たちを裏切り、自民党に復党しました。そして、まんまと内閣府特命大臣の座を手中に収めました。現在長野県知事の村井氏は8月、現在参議院議員の松田氏は7月の任期切れで引退するようです。松田氏は自民党に2度目の離党届を出し、党紀委員会が除名しました。「1度裏切る人間は2度裏切る」という岡田さんの名言を改めて実感しました。

 おととい、ツイッターで、「比例区は前田武志さんにします」とつぶやいたら、さっそく、「私も、思う事ありまして、前田たけしさんです。『当たり前田のたけしやでぇ~』というつぶやきをいただきました。

 
 「当たり前田のたけしやでぇ~」というフレーズ、お仲間うちで浸透させていただいているようです。

 さて、選挙情勢ですが、まったく楽観できません。一時期(太陽党時代)を除き、党籍を共にしてきた民主党でイチバン各種団体の動向に詳しいとされる代表経験者の事務所によると、天理教さんのご支持をいただいて、しっかりと票固めしている前田たけし候補ですが、全国ですので、前幹事長による45人大量擁立作戦のあおりで、当選圏(党で18~20人程度か?)入りは難航しているようです。

 天理教のみなさまのより一層のがんばりを心よりお願い申し上げます。それと、私たち天理教さんの信者ではない有権者も、チャラチャラした新人ではなく、ホンモノの政治家をしっかりと評価しなければならない時代を迎えています。

 なお、おこがましくも、もう一つ注意点を申し上げます。今回の比例名簿には、もう一人「前田」というの候補が出ていますが、お間違えのないように。「前田たけし」の方ですから。絶対にフルネームで書いてください。按分とかもったいないですからね。フルネームで「前田たけし」。難しければ、記載台に掲げられた立候補者一覧表で、順番(五十音順)が先に書かれている「前田さん」と覚えてください。

 政権の安定、私たちのくらしの安定のためには、安定したキャリアの持ち主を選ぶのがベストです。前田たけしさんは私たちを裏切りような人でありません。この15年の軌跡が証明しています。まるで世界のホームラン王のような顔立ちがそれを証明しています。

 1度裏切る人間は2度裏切る。
 民主党の単独過半数で、ウロチョロ煩わしいインチキ一兵卒にトドメをさしましょう。 
 

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【東京】安定の夏は「小川敏夫さんの方」に【追記あり】

2010年07月03日 20時54分15秒 | 第22回参院選(2010年7月11日)反省の夏


 東京選挙区(定数5)には、24人が立候補しています。
 立候補者一覧は、次のリンク先から確認できます。

 http://senkyo.yahoo.co.jp/kouho/d/tokyo/

 民主党公認候補も2人いますが、ぜひとも、

 小川敏夫(おがわ・としお)候補

 をお願いしたいですね。

 【追記 2010-7-8】
 東京選挙区に「小川」という苗字の候補が2人立候補していることが分かりました。ぜひ「小川敏夫」とフルネームで覚えてください。【追記終わり】

 というのは、

 
 [写真]昨年末の日露外相会談=外務省ホームページ

 そして、
 
 [写真]今年3月の「密約調査」有識者委員会の報告書手交=東京新聞1面。

 この2つの写真で、岡田克也外相の背後に潜んでいるやり手風の若い男性がいます。この人は、岡田代議士政策秘書→外務大臣秘書官になった人物です。そして、この人と小川敏夫さんの政策秘書(女性)が夫婦なんですね。

 もちろん、私は、政権の枠組み、政策を考えたうえで投票します。ただ、最終的に、蓮舫さんか、それとも小川敏夫さんかという二者択一。これはなかなか難しい。

 というわけで、数え36歳、昨年もお子さんも生まれています。2010年参院選は政治の安定がテーマです。日本の未来のために、政権基盤の安定のために、ぜひ、当ブログは、東京選挙区は、「小川敏夫さんの方」をお願いしたいと思います。

 そうすれば、民主党を、日本丸を前に進める力が出てきます。

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「現職閣僚を支える重みをよく考えて」古賀さん、連合長野にハッパをかける

2010年07月03日 20時17分52秒 | 人物
 3日付日経新聞に参院選長野選挙区(11日投票、定数2)のことが書いてありました。小沢系民主党新人候補が、普天間問題に関して、

 防衛大臣の北沢俊美(北沢としみ)候補を批判して、県民を混乱させると問題になっていました。これは県内数万票とみられる、社民党(連立離脱)の支持者を取り込もうという小沢系の思惑だったようで、連合長野の一部に波紋が広がったそうです。

 そこで、6月上旬、連合の古賀伸明会長は、連合長野の近藤光会長に対して、

 「現職閣僚を支える重みを考えて欲しい」と釘をさしたそうです。

 これは古賀さんの言うとおり。参院民主党を代表して、内閣に入り、防衛大臣をやっている北沢俊美さんの参議院議員という職を守れなければ、働く仲間の味方である「連合」の面目は丸つぶれです。

 としみさんが防衛大臣になったのは、貧乏くじの面もあります。17年夢見た政権交代が実現し、長男家にも次男家にもダブル初孫が生まれ、そして初入閣。北沢俊美の2009年(平成21年)はトリプル・ラッキーのようにも見えますが、防衛大臣として「最低でも県外」という「バカ殿の戯言」に振り回されました。

 そして、ことし5月20日、バカ殿に対して、「総理、どうして決断できないのですか!」と机を叩いたエピソードは広く報道されています。

 政治とはチームプレーです。本田選手のように陽のあたる坂道を昇る人もいれば、本田選手の靴を直している人もいます。

 
 [写真]日豪2+2にのぞむ北沢俊美防衛大臣(右端)=2010年5月

 縁の下の力持ちがしっかりと評価される日本を作りましょう。長野県民のご慧眼を信じています。

 ひょっとすると、これが、としみさんの最後の選挙になるかもしれません。私も、火曜日か水曜日ごろ、アポ無しで長野に行こうと思っています。ひょっとすると、ゆるんでいるかもしれませんからね。100%以上の絶対必勝のために、最後の最後まで油断は許されません。

 なお、親友である外相の岡田克也さんは、選挙前から長野入りしたいとの希望を持っていましたが、党本部から重点区への応援を指示されており、選挙中の長野入りはないもようとなっています。

 とにもかくにも、勝たなければいけません。

 第22回参院選長野選挙区に立候補している人は届出順に次のみなさんです。

 若林健太 46 自民 新 
 中野早苗 62 共産 新
 高島陽子 42 民主 新
 北沢俊美 72 民主 現
 井出庸生 32 みんな 新
 臼田寛明 44 諸派 新

 
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参院選の前にオールカラー「日経おとなのOFF」政治入門を読もう

2010年07月03日 17時01分42秒 | その他
[画像]「日経おとなのOFF」2010年8月号

 7月11日、参議院議員選挙ですが、この投票は、向こう6年間、2016年夏まで議席が続くから、大変ですよ~。

 というわけで、政治への関心が高まっています。

 小生も、4月20日、イノッチはじめジャニーズ(ジャニーズJr.)のみなさんとフジテレビで共演という意外な出来事がありましたが、今度は、日経BP社の「日経おとなのOFF(オフ)」の2010年8月号で、「おとなの政治入門」が特集されます。

 日本の雑誌・出版文化といえば、世界一といってもいいでしょうが、その長い歴史の中でも、「オールカラー版・政治入門」というのは、これが初めてかもしれませんね。

 で、今回はこちらの特集に、いろいろと助言させていただきました。私の名前は載っていませんが、いろいろと意見を反映してもらっています。資料的価値も高いですのでオススメします。どうぞよろしくお願いします。

 7月6日(火)発売です。

 価格は680円、安い!

 既に下のAmazonサイトでは、予約注文が始まっていますから、ぜひ注文されて、7月11日の投票日までにはお目通しされたら、いいんじゃないでしょうか。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Amazon.co.jp: 日経おとなの OFF (オフ) 2010年 08月号 [雑誌]: 日経おとなのOFF: 本

 「日経おとなのOFF」のコンセプトは「人生をより豊かにする上質なオフ生活情報誌」だそうです。過去の特集も、「和の基礎知識」、「開運入門」、「日本の美食ランキング」、「得する旅の裏技」など。「政治特集」は極めて異例とのこと。「いまさら聞けない基本のき」というサブタイトルが付いています。

 それにしても、なんか良い響きですね、「お・・・と・・・な・・・の、オフっぅ」。繰り返したい響き、「お・・・と・・・な・・・の、オフっぅ」。冗談はさておき、今回も「ブログを見て、メールしました」というご縁でした。TVも雑誌もそうです。雑誌2誌ほどは友人の紹介もありましたが、最近は「ブログを見て、メールしました」というご縁がほとんど。ぜひ、みなさんもブログを有効活用することをオススメします。

 私としても、2005年9月19日、つまり岡田代表辞任の1週間後ですが、株式会社日本経済新聞社を退職してから、初めての日経グループでの仕事となりました。日経BP社の担当記者の方は2人とも女性。また、私が浜支局時代に一緒だった毎日・産経の女性記者が現在、同社の他の編集部で記者をしているということが分かって、日経BP社というのは、女性が元気に働いておられる職場だなあ、と思いました。まあ、マスコミ業界の中でもとくに忙しいのは、日経グループはどこでも一緒だなあ、とも感じました。
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【神奈川】金子洋一候補と「渋沢栄一」がそっくりなワケを考察する

2010年07月02日 15時17分45秒 | その他

[画像]金子洋一さん(産経)と渋沢栄一

 金子洋一さんが神奈川選挙区で最後の1週間の努力でギリギリ当選できそうな情勢となってきました。730万神奈川有権者のみなさん、なんとか金子さんを押し上げてください。

 第22回参院選の神奈川の立候補者はここをクリックしてご確認下さい。

 実はけさ、東京のホテルニューオータニで外資系投資家との朝食会という生まれて初めての機会に恵まれました。この席で、日本人出席者から、「デフレ脱却を目指す、ミスター・カネコが参院選を戦っている」という話題が出ました。まあ、その人も私のブログを読んでいるわけですが、デフレ脱却エコノミストが求められています。

 金子洋一候補は、「日本の資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一に瓜二つです。政界ではそっくりの場合は、二世・三世議員なのですが、金子さんの場合はそういうわけではありません。これは気になりだすと、気になって気になったどうしょうもありません。

 というわけで、金子候補と渋沢がなぜ似ているのか考察してみました。

 

[画像]金子洋一さん(宮崎信行撮影)と渋沢栄一

 渋沢栄一は、「道徳と経済の一致」を生涯説き続けました。「金もうけだけではいけない、豊かでしあわせな社会を作ろう」と。

 渋沢栄一が創業したり、設立に関わった会社・団体は300社ほどあります。

 (現社名・旧社名とも分かりやすいものを選びました)

 例えば、みずほ銀行、日本興業銀行、埼玉銀行、協和銀行、朝日生命、東京海上、東京ガス、石川島播磨重工、清水建設、王子製紙、十条製紙、秩父セメント、新日鐵、帝国ホテル、川崎重工、服部セイコー、キリンビール、アサヒビール、サッポロビール、キッコーマン、東商、東証、一橋大学、日本女子大学、NHK、共同通信、時事通信、聖路加国際病院・・・以下略

 渋沢は会社創業に奔走しながら、『論語と算盤(ソロバン)』を著しました。ちなみに渋沢直筆の論語の注釈が、渋沢資料館というところで展示されています。私はそれや、講談社学術文庫から出ている渋沢の論語解説本を何度も読んでいますが、いつ読んでも、すべての章で、私の解釈と渋沢の解釈はまったく違う(^^;) まあ、私の修行が足りないのでしょうが、それはそれで楽しいものです。

 そこで、思い出されるのは、郵政改革法案(第174通常国会で廃案)に関する議論が盛り上がっていた後半国会がスタートしたばかりの4月6日付けで、金子洋一さんが「エコノミスト・ブログ」に書いていた次の内容です。私はこれを読んで、腰が抜けそうになりました。

(引用はじめ)
http://blog.guts-kaneko.com/2010/04/post_511.php

郵貯上限限度額引き上げに関する疑問

 郵政改革法案が成立した際に引き上げる郵便貯金の預け入れ限度額を2000万円に一気に引き上げるということです。

 第一に、その水準の高低については、今は論じませんが、これから定額貯金の集中満期を迎えます。これと重なることでの影響はどのようなものとなるのでしょうか。あるいはいったん2000万円に引き上げて、今後、経済情勢の変化によって引き下げるとした場合、現場のオペレーション的には非常に難しいのではないでしょうか。引き上げるにしても引き下げるにしても例えば100万円刻みで行うべきではないのでしょうか。このあたりはどう考えればいいのでしょうか。(後略)

(引用おわり)

 これについては、まず総務相・郵政改革相が「3000万円への引き上げ」をぶち上げ、その後の閣議決定で「2000万円」となりました。

 これについて、金子さんは引き上げそのものについての論調を避けながらも、「仮に引き上げるにしても、なぜ100万円刻みではないのか?」と。私の知っている限り、この議論を展開したのは金子さんだけでしょう。

 この「100万円刻み」という発想に、金子さんに潜む「論語と算盤」「道徳と経済」を感じるのです。


 
[画像]昨秋の補選で初当選した際の金子洋一さん(時事)と渋沢栄一

 現在の日本銀行券は、管理通貨制度で発行しています。1万円札という紙ッピラが「¥10,000」の価値を持つのは、政府・日銀に対する国内外の「信用」に基づきます。

 太平洋戦争が敗色濃厚になった昭和19年(1944年)から終戦にかけての混乱期に日銀総裁を務めたのは、渋沢の孫である渋沢敬三です。祖父譲りの「信頼」と「信用」が日銀に欠かせなかったのでしょう。

 日銀マンも自分のところの債券から、たくさん給料をもらうようではいけません。私としては、「印刷局」は財務省に戻して、財務省と日銀の関係を正常化し、日銀も自分たちの債券(お札)をあんまりかわいがるのもたいがいにしろ、というスタンスに移りつつあります。


 渋沢栄一をモデルにした「雄気堂々」のあとがきで著者の城山三郎さんは、

(引用はじめ)

 渋沢は、近代国家という組織づくりの中で、さらに合本組織(株式会社)という組織づくりに、生涯の情熱を賭けた。ここには、資本主義の素朴で本来的な姿が、顔をのぞかせる。

 組織が人間を閉塞させた時代から、人間が組織をつくる時代へ。動乱の中の生き方から、組織を率いる生き方まで、渋沢とその時代は、現代に生きるわれわれに、多くのことを教えてくれる気がする。(中略)渋沢の雄気堂々の人生の豊かさがその水脈となっている。=新潮文庫版「雄気堂々(下)352頁」 (引用おわり)

 「組織が人間を閉塞させた時代」・・・って今もそうですけどね。特に神奈川在住・東京在勤のみなさん、どう思われますか?

 金子さんは、民主党本部から軍資金を止められていました。まさに組織が人間を閉塞させていたわけですが、菅直人代表-枝野幸男幹事長になって、しっかりと雄気堂々闘っていますし、金子さんが与党・民主党の参院選の戦い方をつくっていくのだと考えます。

 

 これは東京・神田の「常盤橋公園」という小さな公園に立つ渋沢栄一の銅像です。渋沢の左肩の後ろ100メートルに日本銀行本店があります。渋沢の顔は、南西、すなわち今、金子さんが闘っている神奈川・横浜方面を向いています。

 日本の近代化とは、すなわち西洋化。開国とは、すなわち横浜開港のことです。横浜開港から明治維新まではわずか9年間でした。

 たった200戸の漁村だった横浜が開港してから151年。すばらしい西洋の文明を吸収した日本の表玄関である神奈川県850万人の選良の選択に、次の100年の日本の未来がかかっています。

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