goo blog サービス終了のお知らせ 

ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

岡田外相、ずぶ濡れで「もう一度チャンスを下さい」

2010年07月09日 22時32分27秒 | 岡田克也、旅の途中

 民主党、外相の岡田克也さんが9日夕、埼玉県川口駅東口で街頭演説しました。

 岡田さんは、「まずみなさんにお礼を申し上げます」と演説を切り出しました。

 「昨年の夏、総選挙において、政権交代・・・みなさん一人一人の決断の中で、戦後初めての選挙による政権交代が実現しました」。

 そのうえで、民主党政権は「2つのものと闘っている」として、
 ①既得権
 ②官僚主導

 を挙げました。

 「みなさんが選んでいただいた政治家が決定し、責任を取る。そういう政治主導への転換です。これは、明治以来の日本の国のかたちを変えることで物凄いエネルギーがいります。だけど私たちは正面からこのことに取り組んでいます」と強調しました。

 外務省で岡田さんが取り組む外交文書の30年後の公開を実績として紹介したほか、「長妻(昭)さんが厚労省で、前原(誠司)さんが国交省で、野田(佳彦)さんが財務省でそれぞれが戦いながら今大きく政治のしくみを大きく変えています。まだみなさん、実感できないかもしれませんが・・・」と実績を強調しました。

        
[写真]厚労相の長妻昭さん、国交相の前原誠司さん、財務相の野田佳彦さん

 第45回衆院選→第22回参院選の300日間には、

 「政治とカネの問題、本来民主党に、あってはいけない問題でした」と強調し、小鳩体制を詫びました。その上で菅直人総理の下に出直す覚悟を示し、

「どうかみなさん、私たち

民主党にチャンスをください

 と頭を下げ、次の総選挙までには政治のしくみが変わったと実感してもらえるようにしたいとしながら、もう一度、「チャンスをいただきたいと思います」と繰り返しました。

 そして、第22回参院選の争点は、
 「10か月前に始まった新しい政治をさらに前に進めていくのか?

 それとも(OR)、古い政治に戻すのか?

 「そのことが唯一の争点」の選挙であるとの認識を示しました。私も全面的に賛同します。自転車(政権)はペダルをこぎ続けないと前に進めません。

 「みなさんどっちを選びますか? (第45回衆院選の)1回であきらめますか? 違うでしょうみなさん」と呼び掛けました。

 そして、「自民党で新しい政治ができますか?」「ちょっと前まで自民党にいた人たちに新しい政治ができますか?」と畳みかけ、自民党とみんなの党をけん制し、

 「民主党こそが新しい政治を実現できるんです」と演説すると、かなり大きな拍手を浴びました。

 そして、「きょうあすのみなさんの力で大きく流れを変えることができる。私はそう信じています」として、大逆転(60議席)への協力を呼び掛けました。

 降りしきる雨は次第に豪雨になりましたが、岡田さんは一切傘無しで通し、この選挙に勝ちたい根性を態度で示しました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「消費税増税は絶対にない」... | トップ | 【神奈川】与党・現職の金子... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。