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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

今国会での憲法改正発議「状況を見て判断したい」と排除せず、自民党幹事長、「国民の皆さんの考えを参考にしたい」とも発言、共産党「びっくりした」NHK日曜討論

2017年01月22日 21時02分44秒 | 第193回通常国会(2017年1月から6月まで)学校法人森友・加計学園国会

[画像]二階俊博・自民党幹事長、2017年1月22日放送のNHK日曜討論、ワンセグ放送画面からスクリーンショット。

 今国会での憲法改正条項の発議について、自民党幹事長の二階俊博さんは

 「それは状況を見て判断しないとならんと思います」

 と語り、今国会(6月18日まで)での発議を排除しませんでした。

 平成29年2017年1月22日放送の、NHK日曜討論での発言。

 この後に発言した、日本共産党の小池晃書記局長が「今国会での発議という発言があってびっくりした」と述べました。野田佳彦・民進党幹事長は「一字一句変えてはいけないという立場ではないが、日程ありきの議論には応じられない」とかわしました。

 二階さんは「国民のみなさんのお考えを参考にしたい」とも述べました。とらえようによっては、衆院解散と憲法改正国民投票のダブルが頭にあるようにもとらえられますが、現時点であまり勘ぐっても意味が無いでしょう。

 この放送の前々日にあたる、第193回国会召集日の安倍首相演説では、「憲法施行70年の節目に当たり、私たちの子や孫、未来を生きる世代のため、次なる70年に向かって、日本をどのような国にしていくのか。その案を国民に提示するため、憲法審査会で具体的な議論を深めようではありませんか」と語りました。

 憲法改正の手順は、衆参各々の憲法審査会が項目ごとに採決し、ここでは過半数で本会議上程へ。本会議では、おのおの、3分の2以上の賛成で、発議されます。その日から59日以降に、国民投票となり、過半数の賛同を得た改憲項目は、投票結果が確定し次第、天皇陛下が「国民」の名で公布し、ただちに施行します。自民党の1月の世論調査では、「自公で衆院過半数を上回るが、自公維で3分の2に届かない情勢」となったことから、解散を見送ったとの説があります。

この記事の本文は以上です。

(C)2017  宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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小池百合子東京都知事「安倍首相は周りに違う意見を持った人を活用すべきだ」と語る、小池新党には消極的

2017年01月22日 06時59分22秒 | 第193回通常国会(2017年1月から6月まで)学校法人森友・加計学園国会

[画像]小池百合子東京都知事、2017年1月22日放送の、TBS時事放談=放送画面からスクリーンショット=。

 小池百合子東京都知事は、平成29年2017年1月22日(日)放送のTBS時事放談で、

 「安倍首相は周りに違う意見を持った人を(置いて)活用すべきではないか」と語り、側近政治を暗に批判しました。

 小池さんと安倍首相は、衆議院では1993年初当選の同期当選で、同じ清和会に属していました。

 小池さんは「今年のサミットでは、日本の安倍首相が最古参になるのではないか」と述べ、トランプ大統領との日米関係も含めて、自信を持って外交でリーダーシップをとってほしいと鼓舞。

 都議選にむけ「希望の塾」「都民ファーストの会」を含んだ、「小池新党」が注目される中で、「都議選の目標は都知事と都議会が議論を重ねて方向性を決められる体制をつくること。新党にするかどうかは、政治だから、既にいろいろな力学が働いている」と語り、新党には消極的なかまえをみせました。

 トランプ大統領が、高関税による保護主義での工場を呼び戻す経済政策を打ち出していることについて、小池さんは「トランプさんの言っていることをやると、雇用が増えずにAIやロボットに置き換わってしまうのではないか」と話し、工場新設による設備投資の効果に関心を寄せました。

 このエントリー記事の本文は以上です。 

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