国劇部創立50周年公演を97年に国立小劇場でしました。その時私達30周年世代(読売ホールで忠臣蔵五,六,七段目を公演)を中心にした座でやったのが伊勢音頭です。学生時代から大好きな芝居で現役の頃は縁が無くセリフ稽古しかできませんでした。それが50周年を派手にやろうと、現役の「弁慶上使」OB40周年世代の「大蔵卿」私達の「伊勢音頭」20周年以上の「助六」と出演者も100名を越え、入場を待つ御客様が十重二十重であんな満員の国立劇場はみたことがありませんでした。私は「万野」をやらせてもらいました。万野はかなり意地悪な悪党です。演技ですよ、地ではありません。でも大好きな芝居だから歌舞伎座に掛かれば見に行ってましたが、なんで万野が貢に意地悪なのか考えてませんでした。ただお金になる刀を取ればいいのに。やってみて解りました!貢が好きなのですね。なのにちっとも振り向いてくれなくて、お紺お紺って言っちゃって、鈍感男。まあ歌舞伎の二枚目は現実の世界ではダメ男ですがね。つまり可愛さ余って憎さ100倍ってことなのですね。まさに「演じて知ろう歌舞伎の美」日本舞踊だってやってみなければ、わかりません。
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