行ってきました。「B」を選びました。だって忠臣蔵の五、六、七段目だし、中村屋が先代の型を忠実にお行儀良くするって言うから飛んで行っちゃいました。今から31年前、学生歌舞伎で六段目の一文字屋お才を、又先年その学習院国劇部六十周年記念公演で七段目の力也を演じたのですから、セリフは一字一句全て入っています。五段目の橋之助の定九郎は面長の顔立ちがぴったりで露を払う仕草がくどくなく好ましく、勘三郎の勘平も品良く、しかしお金を盗むに到る場面はまさに「いかなる天魔が見入りしぞ」と後に言われる、古典故にお客が後を知ってるからこその芝居で歌舞伎初心者でない私をも楽しませてくれました。ここが学生歌舞伎出身ならではなのですが、猪が前足をきちんと着けて走ってきた事に感動しちゃいました、だって私達の時は一年の男子が猪らしく走れなくて練習に付き合った事を思い出し、七段目の由良之助の「夜叉め、魔王め、この人外め」の松島屋の聴かせどころで私達の由良さんはイントネーションがお稽古の時何回も可笑しくなって直されたことを思い出し、入りこめませんでした。いいような悪いような、、、続く。
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