日本舞踊 西川鯉男 お稽古場

伝統芸能の日舞を楽しく学ぶお稽古場の雰囲気をお伝えしたいと思います。鯉絵の「独り言」も織り交ぜて、、、

三世今藤長十郎二十七回忌 今藤会  国立大劇場

2010-09-28 12:06:56 | 日本舞踊
今藤会に鯉好先生と行きました。
私の大学時代にお世話になった、青隆志教授の奥様、祐美子さんが(祐美子さんも大学で教えています。)
「元禄花見踊」で初舞台ということでした。
まだ習って、1年経っていないのに、堂々とした演奏でした。
京都宮川町の舞妓さんたちと合同演奏で大変華やかな舞台でした。

ロビーでは清元紫葉先生や西川万吏江先生のお弟子さんにも会いました。
この世界は狭いですね。
三世今藤長十郎さんは、東海道の様子を描いた、「旅」を、昭和36年(1961年)に作曲。
二世西川鯉三郎家元の当たり役で、西川流では、大和楽「河」(岸上きみ作曲)、清元「月」(清元榮壽郎作曲)とともに「素踊りの名作」として大切に継承されています。
平成15年(2003年)の第29回「鯉男会」でも鯉好先生と鯉絵先生が踊りました。

今回は「三世今藤長十郎二十七回忌追善」ということもあり、歌舞伎界から
四世長十郎のはとこで團十郎丈と幸四郎丈が出演。
富十郎の長男鷹之資君と愛子ちゃんの兄妹も出演。

財、政界から
大前研一のお孫さんが「外記猿」
麻生太郎元首相のお譲さんが米川敏子先生の箏で
「梅の榮」
麻生元首相も当日会場に姿を見せていました。
政治家の家系でもこういう嗜みがあるのは嬉しい事です。

大変な盛会でした。   

西川鯉匠

追記
邦楽と舞踊・9月号に、「四世今藤長十郎ー三世今藤長十郎二十七回忌 ただただ芸を磨くことのみ専念してきた26年間の勲章」という特集が掲載されていました。
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